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鳩の街通り商店街

鳩の街通り商店街を選んだ理由

まったく墨田の商店街を基礎演習の前は知らなかった。しかし、この鳩の街通り商店街の歴史や最近の様子を知ることで、墨田区に非常に興味を持ったのである。また、鳩の街通り商店街の店等をリサーチする中で、墨田区が素晴らしかった。また、墨田区はまだまだ奥深いようにも感じられた。
それゆえに、鳩の街通り商店街について取り上げたい。

鳩の街通り商店街

都道6号線と曳舟駅近くにある商店街である。また、昭和3年に設立された寺島商栄会から90年近くの歴史もあり、現在約50店舗程が軒を貫いている商店街である。また、東京大空襲をまぬがれたために、通りの道幅は戦前のままであったり、昭和初期からのレトロな商店と新しいショップがある個性的な商店が混ざったりしている非常に興味深い商店街である。

この加盟店の中には、新しい店も多く存在している。例えば、「古民家カフェこぐま」というメディアで多く取り上げられた洋食店がある。また、「ベトナム雑貨カフェ ベトメーオ」という猫が店長というベトナム料理屋もある。しかし、そんな中でも古い店が入っているのも見えてくるであろう。例えば、「美容室 ゆき」や「立花美容室」がその一部である。このように、古い店もありながら、新しい店もある混ざりあった商店街はやはり非常に面白い。

鳩の街通り商店街の歴史

鳩の街通り商店街は、昭和3年に設立された「寺島商栄会」から始まる。第二次大戦後、商店街に隣接していた歓楽街『鳩の街』の名前から「鳩の街商栄会」となる。そして、平成11年に、鳩の街通り商店街という名称になる。

都電の終着駅のすぐ近いことと近隣に歓楽街があったことで賑わい、最盛期の昭和30年代~40年代には、商店街の両脇にはびっしり商店が並んでいた。しかし、都電の廃止、店主の高齢化、大型スーパーの進出等のせいで、昭和50年代には廃業する店舗が次第に増加する。そして、それらの店は一般住宅に建て変えられていってしまった。

現在では、戦前から続く商店と、空き店舗をリノベーションして活用する新興の個性派商店が軒を並べる人気の商店街となっている。

鳩の街通り商店街の現在の様子

このストリートビューには、商店街の入り口を映した。実際にここから商店街の様子を見てみてほしい。

ストリートビューで実際にこの商店街を歩いてみると、やはり路地は狭く、駅前の商店街のような賑わいのある商店街と比べて、一見商店街とは見えないような様子である。しかし、古い店と新しい店が混ざり合った商店街が住宅街と一体化しているように見えるので、非常に暮らしに密着しているように考えられる。だからこそ、この商店街はこの辺りの住民にとって居場所の一つになっているであろう。

最近は、これらの店以外にも商店街が運営する鈴木荘で入居店舗も募集して、この商店街を活性化しようと頑張っている。だからこそ、これからも、店の数が減ることなく、鳩の街通り商店街は住宅街と共にあってほしい。

参考文献

・鳩の街通り商店街公式ホームページ

・鳩の街通り商店街公式Facebook