23/04/25 【感想】虚構推理短編集 岩永琴子の密室
『虚構推理短編集 岩永琴子の密室』を読みました。
3,4週間くらいかけてダラダラ読んだので単行本タイトルのことは忘れていて、読み終えてから見返したときに「そういえば全編が広義の密室モノか!」と新鮮な驚きがありました。こういうのは短編集だからできる粋なまとめ方ですねえ。
序盤は線の細い作品も並んだのですが、ラストの「飛島家の殺人」は虚構推理フォーマットにおけるもうひとつの完成形とも言うべき、垢抜けた作品でした。
このシリーズは探偵役となる岩永琴子が「妖怪や霊のたぐいと話せる