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セルフエフィカシー(自己効力感)は自己肯定感と似てるけど実は違うという話

こんにちは、やらぽんです。
今回は、自己効力感という意味の、セルフエフィカシーについてお伝えしたいと思います。

自己効力感と似た意味の、自己肯定感との違いについて投稿した過去記事がありますので、興味のある方はこちらにもお目通しくだされば幸です。


実をいうと、上記の記事とサブアカウント『やらぽん塾長🌈Coolにのほほんソロ起業』に投稿した記事の、エフィカシーに関するネタをまとめたものがそっくりそのまま、今回のこの記事のネタになっています。😅

なので、3000文字超と、いつもより少し長いですが、最後までお付き合いくださいね。(^_^)b

ではさっそく、始めたいと思います。

自己効力感と訳されるエフィカシーは、自己肯定感と文字の印象や意味合いで似ている部分が多く、混同されるケースがあります。実際には、エフィカシーと自己肯定感には違いがあるので、まずは両者の定義から見ていきましょう。

エフィカシー:
自分がある状況において適切な行動を遂行できるかどうかの認知、求められる行動を遂行する能力を持ち合わせていることへの自信。

自己肯定感:
自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。 自己否定の感情と対をなす感情とされる。

参照:Weblio辞書「セルフエフィカシー」「自己肯定感」

どちらも自分への自信や肯定を表す言葉ですが、どの時点の自分に対するものかが異なります。エフィカシーは、ある状況や課題に対する自分への自信であり、未来に対する考え方です。一方で、自己肯定感は自分のあり方や存在価値など、過去・現在の自分を対象にしています。

その点から、これから自分が取り組むことに対する自信や能力への認知をエフィカシーと捉えるのです。

エフィカシーは、3つのタイプに分けることができます。

  • 自己統制的自己効力感

  • 社会的自己効力感

  • 学業的自己効力感

それぞれのタイプを詳しく理解して、自分自身や社員がどれに当てはまるか考えてみましょう。

自己統制的自己効力感

自己統制的自己効力感は、自分の能力を正しく理解し、発揮するエフィカシーのタイプです。能力でできることとできないことを理解しているため、課題や物事に対してすばやく判断できます。日常的にも発揮される自己効力感で、自分を理解しているからこそ自信を持つことができるのです。

社会的自己効力感

社会的自己効力感とは、対人関係におけるエフィカシーです。コミュニケーション能力や関係を構築する力に対する自己評価が高く、自信を持って人と接することができます。円滑な人間関係をつくる力を持ち、ビジネスや生活など様々なシーンで発揮されます。

学業的自己効力感

学業的自己効力感は、学習に対する自己効力感です。小学校から大学までの学習において、できることや詳しいことなどに自信を持ちます。自己効力感が高いと、モチベーションを維持して勉強に取り組み、成績アップや知識の探求などの実現を可能にします。

エフィカシーが高い人には、いくつかの共通点があります。それらの特徴を理解することで、エフィカシーを高めようとするときの指標がわかりやすくなります。

主な特徴は、以下の4つです。

  • ポジティブである

  • 責任感が強い

  • 成功体験が多い

  • ストレスに強い

それぞれを説明しますね。

ポジティブ

エフィカシーの高い人は、ポジティブな考え方を持っている場合が多いようです。考え方は行動や習慣に影響を及ぼすため、前向きな思考や姿勢はエフィカシーに大きく関わります。

一筋縄では達成できない目標でも、ポジティブであれば「やりがいがある仕事だ」「成功すれば必ず成長できる」などと考え、課題に立ち向かっていけるのですね。

責任感が強い

エフィカシーが高いと、目標や課題を達成する圧倒的な自信があります。自信だけではなく、自分自身の行動が目標達成に欠かせないといった責任感や当事者意識があるのが特徴です。

成功体験が多い

エフィカシーを高めるためには、根拠のない自信を持つだけでは十分ではありません。未知の課題に対して立ち向かう姿勢も大切ですが、成功体験がエフィカシーを高めていきます。

エフィカシーが高い人は、大小問わず成功体験が多く、経験によって困難にも挑戦する思考や姿勢を身につけていくのです。

ストレスに強い

難易度の高い目標を達成するためには、上手くいかない場面を乗り越えなければなりません。その過程で停滞やミスなどが起き、時にはストレスを抱えることもあります。

エフィカシーが高い人はストレスに耐性があり、少しのストレスではめげません。ストレスへの捉え方が異なり、上手くいかないことも前向きに捉える気概を持っているようです。

エフィカシーを高めることによって、個人や組織に良い影響を与えられるわけですが、ではどのようにエフィカシーを高めればよいのでしょうか。

ここでは、エフィカシーを高める方法を5つ解説します。

  • 小さな成功体験を積む

  • 目標達成のプロセスをサポート、フィードバックする

  • ポジティブな働きかけを行う

  • 自己研鑽を促す

  • 見本となる人材を見つける

小さな成功体験を積む

エフィカシーを高めるためには、未来への自信につながる成功体験を積むことが大切です。成功体験の大小は意識せず、小さな成功を積み重ねるところから始めるといいですね。

たとえ小さな目標でも、継続して達成できたこと、多くの成功を経験したことによって、次第に自信が芽生えていきます。小さな目標から大きな目標へとステップアップし、達成を重ねることで自分の限界が、より高い位置まで引き上げられることを期待できます。

個人としては積極的に課題に取り組むこと、組織としては様々な経験をする機会をつくることが重要になりますね。

目標達成のプロセスをサポート、フィードバックする

誰にでも不安や弱気な部分があり、思うようにエフィカシーを高められない人もいます。そのような人に対しては、面談やミーティングなどで適切にサポートすることでエフィカシーを高められます。

目標達成に対する悩みを聞いたり、話し合って目標を再設定したりすることによって、成功体験を得やすくなります。

また、目標達成後にも、プロセスや取り組みへの評価をフィードバックすることで、自分の強みや改善点が明らかになり、成長を促すことが可能になります。

ポジティブな働きかけを行う

ポジティブな働きかけは、エフィカシーを育てる効果的な方法です。本人自身がポジティブな思考を意識することも大切ですが、周囲からポジティブな声かけや評価をすることによって、ポジティブに行動しても良いという安心感が生まれます。

達成できなかった事柄にも、よくやったことを誉めて、改善点を見直して次は成功させようと伝えれば、やる気が湧くのではないでしょうか。

ただし、信頼関係を築かないと、声かけの効果は薄れてしまいます。温度差を感じて、容易に周囲の言葉に耳を傾けにくくなるので、まずは信頼関係や人間関係を構築することが大切になりますね。

自己研鑽を促す

エフィカシーを高めるためには、成功体験や周囲からの働きかけだけではなく、本人の、自分自身を高めようとする努力も必要になります。

スキルアップのために資格の勉強をしたり、スキマ時間で英語など語学の学習をしたり、新聞を読んだりネットで情報を仕入れることによって、スキルや知識が磨かれます。能力が高まると自信も持ちやすくなるので、成功体験との相乗効果でエフィカシーの向上を、より期待できます。

見本となる人材を見つける

エフィカシーが高い人たちを見本とし、間接的に成功体験を味わうのも効果的です。似た状況の人たちをモデリングして見本にすることで、自分も同じような成功体験をしたかのような感覚を、味わうことができます。

「自分にもできる」「あの人を参考にやってみよう」という気持ちが生まれれば、挑戦する気持ちを促すこともでき、エフィカシーを高められると思うので、モデリングも試してみる価値がありそうです。

ここまでお伝えしたように、エフィカシーとは自己効力感と訳される心理学用語ですが、未来の自分に対する自信を持ち、困難な課題にも前向きに立ち向かうことの原動力になる感情になります。

また、エフィカシーの高い人には、ポジティブさや責任感の強さ、成功体験の豊富さやストレスへの強さなど、いくつもの特徴があることを理解してもらえたと思います。

エフィカシーを高めることが、個人的にも組織的にも良い影響を及ぼしてくれるので、エフィカシー向上を意識的に高めていきたいものですね。


ってことで、今回は
セルフエフィカシー(自己効力感)は自己肯定感と似てるけど実は違うという話」セルフエフィカシー向上が個人的にも組織的にも有効という話。😊
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。


では!

エフィカシー  磨き高めて  のほほんと


<昨日投稿のサブアカの記事がこちら!>


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