エビス総本宮!出雲大社と両詣「美保神社」オオクニヌシ長男坊コトシロヌシ!娘は神武天皇皇后「佛谷寺」出雲式国重文の仏像たち
出雲大社のみは「片参り」で必ず美保神社へもお参りすべし。ここの恵比寿様はコトシロヌシで、西宮神社の恵比寿はヒルコでエビス本宮はどっち?コトシロヌシは国譲りで父・オオクニヌシに相談され、速攻!お譲りします!とした神様。
出雲では「ミホ」というとオオクニヌシの妻・三穂津姫命が祀られているが、京都でいえば出雲大神宮ですね。出雲大神宮では奇魂・幸魂と記されているが、三穂津姫命がオオクニヌシの奇魂・幸魂とか。そういうことなんだ・・。
変更履歴
2024/02/09 動画など更新(https://www.youtube.com/watch?v=uixqvEhARXw)
▼HP
美保神社
佛谷寺
美保周辺
▼アクセス
美保神社:島根県松江市美保関町美保関608
佛谷寺 :島根県松江市美保関町美保関530(美保神社から徒歩)
▼祭神・本尊と脇時
美保神社祭神
三穂津姫命(オオクニヌシの妻)
事代主神(オオクニヌシ長男坊。恵比寿様)
佛谷寺
▼見どころ
出雲大社と美保神社を参拝することを「えびすだいこく両参り」と言うらしい。
美保神社境内右に進むと仏谷寺に続く「青石畳通り」がある。別世界へと移動したかのような独特の雰囲気に包まれ、通り沿いは、歴史を感じさせる旅館や老舗・醤油藏など、レトロな風情に遭遇する。
▽美保神社
オオクニヌシの長男坊・事代主神の総本宮で、オオクニヌシの妻・三穂津姫命と共にお祀りしてある古社。なお、コトシロヌシの母は三穂津姫命ではなく、神屋楯姫である。
この神社は1年365日「朝御饌 (あさみけ) 祭」と「夕御饌 (ゆうみけ) 祭」という神楽・巫女舞が奉納される。(「朝御饌祭」・・・ 08:30 頃から 30 分ほど、「夕御饌祭」・・・ 15:30 頃から 30 分ほど)
本殿は文化10年に造営し、二殿連棟という特殊形式・美保造である。
1861年の大旱魃の際、美保大明神に願をかけてこの地を掘ったところ、真水がこんこんと湧き出た。以来、この水は枯れることなくおかげの水として大切にされている。
古事記を読んでいる人は「国譲り」に繋がっている!とわかる祭りがある。神事として、4月7日の青柴垣神事(あおふしがきしんじ)と12月3日の諸手船神事(もろたぶねしんじ)がある。いずれも国譲りの神話に因んだもので、古代色あふれる出雲の代表的神事である。
回廊には、海に関係する絵馬がたくさん奉納されていた。
→拝殿、本殿@国宝
右殿にオオクニヌシの長男坊・コトシロヌシ、左殿にオオクニヌシの妻・
三穂津姫命を祀る。大社造が2社くっついた形の「美保造」という本殿は国重要文化財!
それにしても、こんなに拝殿が長くて高いものは珍しい気がする。これも船をイメージしているのかな・・。
祭神は鳴り物が好きなようで、日本最古のオルゴールやアコーディオン、
鳥取城で使用されていた大きな太鼓などが奉納されています。太鼓は拝殿右奥にある。
二棟並んだ本殿中央には、大后社という末社があるらしい。出雲豪族が古代日本の中心(権力)だったかがわかる祭神たち。特に、神武天皇など8代目までの皇后は出雲であることも記しておく。
私見だが、コトシロヌシの国譲りのシーンは出雲への裏切りであり、出雲の一部が大和側についたと思っている。神武天皇(正しくはイワレビコ)を大和に道案内した八咫烏がコトシロヌシ、アジスキタカヒコだと思う。
現在の祭神は、事代主神(コトシロヌシ)、三穂津姫命の二柱だが、『出雲国風土記』には御穂須須美命(ミホススミ)だけと書かれているから、もとの祭神は御穂須須美命のみとも言われている。
→摂社・末社:若宮社、宮御前社、宮荒神社、舩霊社、稲荷社
若宮社は「天日方奇日方命」を祀る。古事記によるとオオクニヌシ別名としたり、大神神社祭神である大物主命の子で、日本書紀になると事代主命の孫とする。
また、「宮御前社」に埴山姫命、「宮荒神社」に奥津彦命・奥津姫命・土之御祖神、「舩霊社」に天鳥船神、「稲荷社」に倉稲魂命を祀る。
→御霊石(おたまいし)
江戸時代から伝わるパワースポット。この石に触るとお腹の子が健康に育つそうです。なるほど・・この手の丸い石に、身籠りなどは多いですね。京都なら梅宮大社、松尾大社の摂社・月読神社、三重なら産田神社ですね。
▽鶏肉と卵を食べてはいけない風習
美保関町に「鶏肉と卵を食べてはいけない風習」がある。 これは事代主神(コトシロヌシ=えびす様)の神話に由来する。
『古事記』によれば美保関のコトシロヌシが揖夜(対岸の揖夜神社(私のNOTE))の美保津姫のところに妻訪いしているときにサメに手を噛まれてから鶏を嫌いになったそうな。
▽青石畳通り
美保神社の鳥居をくぐり右側に行くと仏谷寺に繋がる、石畳の参道「青石畳通り」がある。雨で濡れると淡い青色になる石畳が敷かれ、青石畳通りと呼ばれる通り。若干、京都を感じるところでもある。
▽佛谷寺
後鳥羽上皇・後醍醐天皇が隠岐へ配流されたとき、風待ちのため行在所とされたらしい。と、同時に古来より、ここが交通手段が船の時代は通り道で、ここを管理したものは、自然にお金・モノが集まった、宿が揃っていたということも言えようか。お金が入った=良い仏師に良い仏像を作ってもらえた!と推測できる。
宝物館には中央に薬師如来坐像@重文。むかって左手に虚空蔵菩薩@重文と聖観音菩薩@重文、右手に日光菩薩・月光菩薩@重文が並んでいる。日光・月光菩薩は薬師如来の両脇に安置するのが普通ですが・・・。平安初期の1木造りの仏像。
▼おまけ
▼旅行記
▼セットで行くところ
↓NOTE版はこってり。↓じゃらん版はあっさり。
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