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世界と手を繋ぐ

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国際協力なんて言えるものじゃなくても、私は、誰かを助けたいのだ。
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14歳のときに、私の死生観ががらっと変わった。

14歳のときに、私の死生観ががらっと変わった。

14歳の夏、私は偏差値69の志望校に合格するために、毎日9時間以上の受験勉強をしていた。そして、いつものようにごはんを食べるため、塾から帰宅していた。その日の昼も、私はいつものように自宅でニュースを見ていた。

それは2016年8月24日の昼のことだった。だいたいの読者さんと一部のイタリア偏愛者は知っているとおり、この日はアマトリーチェ近郊で地震が起きた日だった。トップニュースで、その地震のことが

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愛する人を幸せにしたい。

愛する人を幸せにしたい。

幸せってなんだろう。

生きている限り、幸せをつかみたいと思う。幸せになりたいと思う。幸せでいたいと思う。そして、誰かを幸せにしたいと思う。不幸になりたいと思っている人はいない。誰もが明日の自分は今日よりも幸せになっていてほしいと思う。

幸せになりたいと思うことは、心が健康である証拠だ。

どんなに絶望的な状況でも、全員が自殺しないのは、幸せになる希望を失っていないからだ。実際に、この本によると

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PTSDから回復するために、友人と約束したいくつかのこと

PTSDから回復するために、友人と約束したいくつかのこと

私の1番大事な友人は、私の人生の先生です。彼女から教わったいくつかのことは、私の人生をより良くするためにとても役立ちました。

彼女は震災の被災者で、本当につらいことをいくつも乗り越えてきました。

なんで私がこんなに強いかって?
そうでもしないと、毎日泣いてなきゃいけなかったのよ。

彼女は私に会ったとき、こう言いました。

私は車に乗るのが、いまでも少し怖いの。地震のつらいことを思い出させるか

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語られず、見えない犠牲者の存在

語られず、見えない犠牲者の存在

震災の話をしよう。

震災で亡くなった犠牲者の方に関する記事などは多い。どのような状況で、どのような方が亡くなったのかという記事は、枚挙に暇がない。

ただ、犠牲者の数字にこそ入っていないものの、見えない場所にいる人たちがいる。

私の友人達の話をしよう。

ある友達はこの10年、仕事が見つからず、年金生活をしている。

別の友人は、自宅を失った。

さらに別の友人は、心を病んでしまった。

また

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イタリア中部地震の募金先(2020年更新)

イタリア中部地震の募金先(2020年更新)

はじめにどうやらノートには私を金銭的にサポートするシステムがあるようなのですね。
もし少しでも私を応援したいと思うなら以下に募金してくださると私はすごく嬉しいです。
私は未成年で振込先を指定していないため、収益が受け取れません。また、お金をそこまで必要としていないので、ここに書いた場所に寄付してくださったほうが何百倍も嬉しいです。

他の私の投稿からここへ飛ばされた方へ「なぜここに来たのか?」と思

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世界の片隅で死んでいく誰かに、光を当てたい。

世界の片隅で死んでいく誰かに、光を当てたい。

今日も人が死んでいく。シリアの難民キャンプで、日本の貧しい家の中で、インドのスラム街で、バングラデシュで児童労働をしていて。

昨日も人が死んでいった。一昨日も人は死んでいった。間違いなく明日もたくさんの人が死んでいくだろう。

世界の片隅で、声を与えられることすらなく、目を当てられることもなく、日の光を見ることもなく、ただ何かに怯え、心を壊し、ただひたすら死を待つだけの人たちがいる。

私達はそ

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