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世界の片隅で死んでいく誰かに、光を当てたい。

今日も人が死んでいく。シリアの難民キャンプで、日本の貧しい家の中で、インドのスラム街で、バングラデシュで児童労働をしていて。

昨日も人が死んでいった。一昨日も人は死んでいった。間違いなく明日もたくさんの人が死んでいくだろう。

世界の片隅で、声を与えられることすらなく、目を当てられることもなく、日の光を見ることもなく、ただ何かに怯え、心を壊し、ただひたすら死を待つだけの人たちがいる。

私達はそれを安全な場所から、まるで200年前の大虐殺について学校で習うように、テレビで見たあと、すぐにいつもの日常生活に戻る。

もし彼らが私の目の前に来たなら、最後に思い切り抱擁をして、温かい手を握りながら、なにか言葉を交わしたい。そんなことはできないまま、彼らは死んでいく。

私はイタリアの震災以降、国際協力に興味があり、ゆくゆくは世界中の被災地を復興させるためのお手伝いがしたい。