山日和|クマスプレーレンタル

大雪山(北海道)が大好きで毎月のように都内から通っています。このスキを共有するための必須アイテムであるクマスプレーのレンタル店”山日和”を2024年に立ち上げました(https://yamabi.net/)。協力いただいている幕別町の”ほなみマルシェ”さんには感謝しかありません。

山日和|クマスプレーレンタル

大雪山(北海道)が大好きで毎月のように都内から通っています。このスキを共有するための必須アイテムであるクマスプレーのレンタル店”山日和”を2024年に立ち上げました(https://yamabi.net/)。協力いただいている幕別町の”ほなみマルシェ”さんには感謝しかありません。

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自己紹介 & サイトマップ

自己紹介とサイトマップです。公開記事は30本になりました! 引き続き、構想を含めたサイトマップになります。 自己紹介山で写真を撮るのが大好きな東京都在住の51歳の会社員です。高校生まで長崎県の五島列島という離島で育ちました。社会人になってから仕事で北海道に行く機会が多く、今では北海道がふるさと状態です。もちろん五島も大好きです。 記事のほとんどは山登りと写真関連です。山歴は浅いですが経験は深いと思っています。写真については、30歳代前半に写真家を目指して勉強していました。

    • クマスプレーを本州でも!

      本州でも配送によるレンタルをはじめました! クマスプレーのレンタルは山日和のホームページで受付中です! https://yamabi.net/ クマスプレーのレンタルサービスを北海道で開始し、おかげさまで多くの方に利用していただきました。その中で本州でも”レンタルしてほしい!”という要望を多数いただきましたので、こんな時期ではありますがまずは小さく運用を開始しました。 受付開始は、2024年10月28日からです。その前からお問合せいただいていた方には、レンタル済みです

      • 大雪日和 -晩秋の楽しみ-

        草は枯れ低木は冬を迎える準備が進む晩秋の大雪山。色が抜け、落ち着いた景色の中、動物たちは冬支度に大忙しです。 大雪山の紅葉のピークが過ぎた10月に銀泉台や大雪高原温泉に向かう道路は閉鎖されます。このシーズン終了間際の頂上付近は、冠雪している場合もあり、気温が氷点下になることもあります。白雲避難小屋は冬仕舞いされ、管理人さんは下山しています(冬季避難小屋として利用はできます)。 登山初心者にとっては、少しハードルが高いですが、静かな山を楽しみたい方にはおすすめの時期でもあり

        • 大雪日和 -月光-

          月光に照らされた大雪の峰々は神秘的です。夕方や日の出前の月のある景色もまたいいものです。 北海道で一番月に近い場所、大雪山。浮かび上がる山々は昼間とは別の表情を見せてくれます。夕方や日の出前の月がある景色も思いがけずいいものです。 『大雪日和』の第5章では、これまで大雪山で出会った”月”のある景色を紹介します。 ■月夜深夜2時半。テントから透ける月明かりにつられて外に出る。トムラウシ山の真上からの月明かりでヘッドライトをつけなくても歩けるほど明るい。 6月とはいえ、まだ

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        • 【共同運営マガジン】頑張る隊
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        記事

          だれのしわざ?

          エゾノツガザクラの花びらが切り取られ、中身が丸見えになっています。 さて、誰の仕業でしょう?ヒントは大雪山の頂上付近でも見かけるかわいい動物です。 プロローグ 大雪山の広尾根は花畑。夢中で撮っているときに、花びらが鋭く切り取られ、中身が丸見えになっているエゾノツガザクラがありました。あたり見るとちらほら見かけます。 ずっと誰の仕業だろうと思っていましたが、謎が解けました! 01 8月の花園 8月にもなると頂上付近のチングルマは穂が目立つ季節ですが、雪渓のそばは春を迎

          人も熊も自然も守りたいー私にできること

          人に危害を加えた熊は駆除されます。身体も心も痛みます。自身を守ることは熊を守り、自然を守ることに繋がります。 プロローグ私は大雪山が大好きです。熊が暮らす山に登る私の責務は、自分の身は自分で守ることだと思っています。人に危害を加えた熊は駆除されます。自分を守ることは、熊を守り、自然を守ることになります。この尊い自然を残すことに繋がります。 そのためにやっていることは、”熊鈴を鳴らし、クマスプレーを携行する”それだけです。クマスプレーがあれば100%安全とはいえませんが、万

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          青空と雲海と光と影

          お知らせの”#夏の1コマ”を見たときに頭に浮かんだ登山があります。3年前の7月の山行ですが今でも鮮明に覚えています。 01 プロローグ日の入り前に青空が戻った旭岳。山を包んでいた雲は少しずつ高度を下げ、その上に漂う透き通ったガスが頂上の斜面に沿ってゆっくりと流れる。そして景色が色づく。太陽が戻ってきたのだ。 そこに現れた虹色の輪。ブロッケン現象だ。数倍にも伸びた自身の影が七色の光に包まれ、中空に浮かび上がる。 02 旭岳の頂へコロナ禍の減便により、とかち帯広空港から大雪

          クマスプレーレンタル ー お客様の声 ー

          お客様からのお礼や応援、改善要望などの生の声を紹介します。 はじめに2024年7月8日にクマスプレーのレンタルの本運用を開始してから2ヶ月が経ちました。助走期間が長かったことやご支援いただいているほなみマルシェさんのお陰で大きな問題もなく順調な滑り出しだったと思っています。 問合せが重なったり、在庫不足になりそうなどいろんなことはありましたが、多くの方に利用いただき、添えられたお礼や応援の言葉でレンタル事業をはじめて良かったと感じています。 こうしたお客様からの言葉は、

          クマスプレーレンタル ー お客様の声 ー

          神々の遊ぶ庭 -山の天使 エゾシマリス-

          神々の遊ぶ庭、大雪山。大雪山のいろんな所で駆け回る彼らを見つめます。 神々の遊ぶ庭の第4編では、大雪山(=カムイミンタラ)で出会ったエゾシマリスを紹介します。 エゾシマリスはアイヌ語で”ルウオプ(道が入っているもの)”や”カシイキリクス(その背面に縞が通っているもの)”と呼ばれています。神としての名前は見つけられませんでした。 エゾシマリスは、見た目はポピュラーですが、北海道だけに暮らしている種です。冬は冬眠するため夏期しか会えません。大雪山では、登山口から頂上のいろん

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          大雪日和 -緑岳で紅葉狩り-

          大雪山の広大な景色とともに紅葉を楽しめる場所の一つ、”緑岳”。登山口から山頂まで紅葉が楽しめます。 『大雪日和』の第4編では、大雪山で出会った紅葉の景色を紹介します。 今回は、緑岳!紅葉が有名な銀泉台と沼巡りコースとは趣が異なる広大な景色とともに紅葉を味わえる隠れた名所と密かに思っています。 『緑岳で紅葉狩り』と題して、大雪高原温泉の緑岳登山口から緑岳山頂にかけての紅葉です。 01 1合目紅葉した木々に迎えられ、緑岳登山口を出発します。樹林帯の中も足下も見える景色が紅葉

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          神々の遊ぶ庭 -頂のエゾオコジョ-

          神々の遊ぶ庭、大雪山。アイヌ語でウパシチロンヌプと呼ばれているエゾオコジョ。2度の出会いは、お互い興味津々でした。 神々の遊ぶ庭の第5編では、大雪山(=カムイミンタラ)で出会ったエゾオコジョを紹介します。 エゾオコジョはアイヌ語で”ウパシチロンヌプ(ウパシ=雪、チロンヌプ=狐)”と呼ばれています。冬毛のエゾオコジョからついた名前でしょうか。カムイとしては、ウパシチロンヌプ・カムイと呼ばれていたようです。 大雪山に数年通っていますが、2度しか会ったことがありません。ただ、

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          大雪日和 -銀泉台で紅葉狩り-

          日本で一番早く紅葉に会える場所の一つである大雪山の銀泉台。この景色に心を捕まれました。 『大雪日和』の第3編では、大雪山で出会った紅葉の景色を紹介します。 今回は『銀泉台で紅葉狩り』と題して、銀泉台登山口から赤岳にかけての紅葉です。年や時期によって、ずいぶん趣を異にする銀泉台の紅葉は、何度登ってもまた行きたくなります。 01 秋の気配零時過ぎに銀泉台の駐車場に到着すると真上には天の川がかかっていました。撮影に夢中になり、早起きできず7時に登山開始です。ひんやりとした空気に

          大雪日和 -銀泉台で紅葉狩り-

          神々の遊ぶ庭 -エゾユキウサギ-

          神々の遊ぶ庭、大雪山。アイヌ語でイセポと呼ばれているエゾユキウサギ。大雪山の尾根で跳ねる彼らを遠くから見つめます。 神々の遊ぶ庭の第4編では、大雪山(=カムイミンタラ)で出会ったエゾユキウサギを紹介します。 エゾユキウサギはアイヌ語で”イセポ(キイキイ鳴く小さなもの)”と呼ばれています。一部の地域では、ウサギ神とも呼ばれていたようです。 ウサギといえばかわいいイメージですが、はじめて至近距離で会ったときにその大きさに驚きました。調べてみると成獣は50~60cmほどとのこ

          神々の遊ぶ庭 -エゾユキウサギ-

          大雪日和 -白雲岳で紅葉狩り-

          春から秋が約4ヶ月に凝縮された大雪山。頂上付近では8月末に秋がはじまります。 年によって前後しますが、8月末の頂上付近は秋の雰囲気が漂っています。ウラシマツツジやクロマメノキなどの低木は赤や黄に染まり、エゾナキウサギやエゾシマリスは、頻繁に駆け回り食料を咥えて巣穴を往復しています。すでに冬支度、貯食に大忙しです。 『大雪日和』の第3編では、大雪山で出会った紅葉の景色を紹介します。 今回は『白雲岳で紅葉狩り』と題して、頂上付近の紅葉です。 01 氷点下の朝9月5日の朝5時

          大雪日和 -白雲岳で紅葉狩り-

          神々の遊ぶ庭 -高嶺のキタキツネ-

          神々の遊ぶ庭、大雪山。アイヌ語で足の軽い神と呼ばれているキタキツネとの出会いはいつも驚きです。 郊外の畑や住宅地の近くで見かけることもあるキタキツネですが、2,000mを越える尾根でも出会うことがあります。こちらからは”なにかいる”程度にしか見えなくても気配を察知され、足早に去って行く警戒心の強いキタキツネが大半ですが、希に私が引いてしまうくらい接近してくる個体がいます。 距離感が近いキタキツネは、人の餌やりが原因かと思ったことがありますが、そもそも警戒心が強ければ人には

          神々の遊ぶ庭 -高嶺のキタキツネ-

          大雪小径 ー 秋口の花 ー

          8月下旬の頂上付近は、もう秋の気配の大雪山。その時期を選んで咲く花々を紹介します。 高山植物に会いたくて登った大雪山。これまでに大雪山で出会った花は80種類を超えます。『大雪小径』の最終章(第5章)としては、8月後半から小径(=こみち)で出会える高山植物の花々を私の目線で紹介します。 はじめに8月後半の大雪山は、標高が上がるにつれて秋の気配が漂います。少し前まで咲き誇っていた花は果実や種になり、葉の色の微妙な変化が楽しめます。 そんな中でも花は咲いています。この時期に撮