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沖縄 汁物の旅~8 スープ

スープ 変な題名ですみません。スープは汁物のことだろ、何のスープかのシリーズだろ、と突っ込まれそうですが、今回は汁物でも少し趣向を変えて洋食のスープです。   場所は在沖縄米軍嘉手納マリーナ内の「シーサイド」(Seaside)というレストランです。ここは「日本の中のアメリカ」です。珍しいでしょう?少しレポートしたいと思います。 家族で来店。トマトバジルスープ×3、シェフサラダ×1、フィレミニオン・ステーキ×2、ガーリック・シュリンプパスタ・ディナー×1を食べました。 あ

    • 沖縄 汁物の旅~7 馬汁

      馬汁(ばじる) あひる汁を待つ間、店の品書きを眺めていたら「馬汁」とあり目が丸くなりました。馬肉といえば馬刺ししか知らないワタクシ、スープで食べるという発想自体がなかったのでびっくりした次第です。すぐにでも食べたい。でもこれからあひる汁を食べるところだし、旅の最終日だったので馬は次回に持ち越し待つこと一日千秋、2023年、いよいよその日がやってきました。 待ちに待った馬汁の味は 「はい、馬」―。いまワタクシの目の前に馬のスープが運ばれてきました。さっそく口に運びます。

      • 沖縄 汁物の旅~6 あひる汁

        あひる汁 アヒルと聞いて何を連想しますか?ディズニーのドナルドダック?動物園の池?それとも1羽1万5000円以上はする高級料理の北京ダック? いずれにせよ本土の人間で「アヒル」と聞いて即「食べる」に直結する人は少ないのではないでしょうか?   私もその中の一人ですが、2018年に沖縄に旅行した際「あひる汁」が食べられる店があることを知りさっそく行ってみました。 これがあひる汁 スープに浮かぶ肉は一見鶏肉のようにも見えますが箸で持ち上げると中の色が少し濃い印象です。白いス

        • 沖縄 汁物の旅~5 イラブー汁

          イラブー汁 イラブーとは南西諸島などに生息するエラブウミヘビ(永良部海蛇)の沖縄名です。イラブー料理はこのエラブウミヘビを燻蒸させたものを使います。 (冒頭の写真は干物になって売られていたイラブーです=2013年、那覇市牧志で)   じゃーん、これがイラブー汁。 ヘビが苦手な人ごめんなさい。 食べたのは久高島(くだかじま)=沖縄県南城市=の食堂です。 後で書きますがこの島は沖縄の数ある島の中でも特異な存在として知られています。 ユイムンの恵み ユイムンとは「寄り物」の

        沖縄 汁物の旅~8 スープ

          沖縄 汁物の旅~4 山羊汁

          山羊汁 沖縄をドライブしていていると畑の脇や原っぱなどでヤギをよく目にします。ヤギは豚と同じく沖縄で古くから飼われ利用されてきたポピュラーな家畜です。   と、いかにも知っている風な書き出しですが、初めて沖縄を訪れたころのワタクシの沖縄に関する知識はほぼ0点だったので(今もたいしたことありませんが)初め山原(ヤンバル)の道沿いや離島の海岸の掘立小屋みたいな所で「山羊汁」の看板を見た時は軽いカルチャーショックを受けたものでした。同時に「食べてみたい」という興味がむくむくと頭をも

          沖縄 汁物の旅~4 山羊汁

          沖縄 汁物の旅~3 アバサー汁

          アバサー汁 アバサーとは沖縄方言でハリセンボンのことです。そう、全身トゲトゲでお気に召さないことがあるとプーッと膨れるあの魚です。 そんなもの食べられるのかなあ?初めて見た時はそう思いましたけれど、市場の食堂の壁に「アバサー汁」と品書きが貼ってあるのを見つけ一も二もなく注文しました。市場は那覇市民の台所・那覇市第一牧志公設市場です。棘は取り除かれているようでした。 買った魚が料理になって出て来る市場 ここは1階が市場、2階が食堂となっており、なによりいいのは1階で魚まる

          沖縄 汁物の旅~3 アバサー汁

          沖縄 汁物の旅~2 骨汁

          骨汁 のっけから強烈な二文字。「ほねじる」と読みます。   この謎のスープはいったい何なのか。もう沖縄に旅立つ何日も前からわくわくし通しで出発を指折り数える毎日でした。 まずは写真から じゃーん。生まれて初めて食べた骨汁です。場所は沖縄県宜野湾市の「まかない家」です。   骨汁とは沖縄そばなどの出汁をとった後の出汁殻を再度調味してスープに仕立てた食べ物です。骨がスープに漬かっているから骨汁なんですね。味は“二番煎じ”かと思いきやさにあらず、とても滋味豊かで、骨には肉がまだ付

          沖縄 汁物の旅~2 骨汁

          沖縄 汁物の旅~1 ビールより高い味噌汁

          ビールより高い味噌汁の値段 沖縄の食堂のメニューに「味噌汁」というのがあります。え?本土の食堂にだってあるよ。そうだね。いやいや違うんです。本土の味噌汁がいわば料理の“脇役”であるのに対し沖縄の「味噌汁」はそれ自体が“主役”となって登場するのです。   沖縄で「味噌汁」を注文すると大きなどんぶりに入って出て来ます。汁も具材の量も多く、それ自体が「おかず」という位置づけなのです。通常これにご飯と漬物が付いてきます。よって生ビールの「中」より高くなるのですね。 沖縄で味噌汁が

          沖縄 汁物の旅~1 ビールより高い味噌汁

          自己紹介 初めてのnote

          初めましてyama yama4491です。南関東在住です。父や自身の転勤に伴いこれまで全国10県22カ所に居住してきました。既に帽子と老眼鏡が手放せない年齢になりました(笑) 好き ①沖縄旅行 ②食べること ③カメラ ④花の鑑賞、撮影 ⑤飛行機 嫌い ①騒々しいもの・こと全般 ②緑がない場所 ③戦争が関係ないと思っている人 ④行間の読めない人 ⑤DMで個人的な質問をする知らない人 沖縄に住んだことはありませんがほぼ毎年旅して24年になります(2024年現在)。主に沖縄の食

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