#ボケ学会
白いワンピースの彼女 / #ボケ学会
( #ショートショート 本文881文字)
この物語はリレー小説です。前半部分はこちら。
「こんばんは。どうしたんですか」と後ろから声がした。近所の中島くんだ。小学3年だがすごく頭が切れるらしいと噂の少年だ。
「な、な、中島くん。こんな時間にどうしたんだい?」
「塾の帰りです。そちらのきれいな女性は彼女さんですか」
違う違うと手を振る僕の顔が引きつっているのを不思議そうに見て、中島くんは都市
一輪の紅い花(一分で読める小説)
目覚めると紅い花。
誰も訪れる事も無い私の病室に
そっと置かれた紅い花。
…誰が飾ってくれたのだろう?看護婦さんかな…
牛乳瓶の中で佇む一輪の紅い花。
…この花の名前は、何て言うのだろう?…
私は今まで、花には興味は無かった。
見ていても、心を動かされる事も無かった。
花の美しさに心を留めずに生きてきた。
…綺麗な花。一輪でも凛々しい…
この花は何処で咲いていたのだろう?
今、振り返る、
彦星誘拐(410字の小説)
ある命令が私に伝えられる
[彦星を誘拐し、織姫の元へ連れて行け]
彦星とは◯国の皇太子
織姫とは✖︎国の姫君
二国は対立する国である
疑問に思った私だが、命令を成功さすだけ。
だが皇太子の誘拐など簡単にはできないが、
彦星を私の車に乗せる事に成功した
彦星に
「絶世の美女に会わせる」と
云うと私の元に着いて来た
私の向かうところは✖︎国。
国境の警備員は打ち合わせ通り
私の車を通過させ
織姫妖怪(一分で読める小説)
◯国では騒然となっていた。
彦星皇太子が誘拐されたのだ。
だが、身代金の要求がされてこない。
不思議に思っている時に、ニュースが
ラジオから流れてくる。
「◯国の皇太子と✖︎国の織姫が結婚した」
と。
そして
「◯国と✖︎国はこれから対立を辞めて
親交国になっていく」
驚いたのは国王だったが、
◯国の国民は大喜びであった。
「これからは、いざこざも無く安心して暮らせる」
彦星は国民から大絶賛さ