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記事一覧

オリジナル短編小説 【ケムタの憂い】

オリジナル短編小説 【ケムタの憂い】

作:矢神信一

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毛虫のケムタが卵から孵化したのは、葉っぱの上だった。
生まれた頃は、たくさんの兄弟と葉っぱを一緒に食べていた。
しかし、兄弟たちは好む葉っぱが違うみたいで、
それぞれ、違う道を歩みだし、みんなバラバラになっていった。

ケムタは親の顔を知らない。
お父さんもお母さんも、ケムタが生まれた時には居なかった。

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笑いの壺#ボケ学会(一分で読める小説)➕追伸

笑いの壺#ボケ学会(一分で読める小説)➕追伸

久しぶりにユニシロに行く。
この店は雑貨屋で、この前は「復習のTシャツ」なる物を買わされ
もっと前は「放課後のランプ」を買わされた。

最初に買わされしまったのは、「宇宙人の入った缶詰」だった。
その時は「烏賊の缶詰」と思って買ったのだが
烏賊では無く、宇宙人だった。
その事については、私の小説「謎の生き物」にも書いてある。
そんな事はさて置き、
また来てしまったユニシロ。

店内を見渡すと可笑し

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大きな砂時計(2分位で読める小説)

暑い日差しを浴びながら、
僕はユニシロに向かっている。
この前購入した「笑いの壺」のクレームを言いに
ユニシロに行くのだ。
ユニシロは、いつもの様に閑散としていた。
…あんないい加減な物を売っているから、
お客が来ないんだ…
と、僕は怒りと同時に腹で笑っていた。

店に入るなり僕は勇んで店長を呼びつけた。
店長はいつもの様に揉みてをしながら、
僕のところにやって来る。
「あの〜、この前購入した笑い

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一分で読めるほらー小説3(140字の小説)

一分で読めるほらー小説3(140字の小説)

廃墟の病院が、壊される事もなく
不気味に存在している。
その隣に新しく建った病院が有る。

廃墟の病院をそのままにして、
新たな病院を建設したのだ。

その廃墟の病院に肝試しに来る人は誰も居ない。
来るのはカラスだけ。

だが、新たな病院に肝試しに診てもらう人は
日に何人かはいる。

私もその一人だった。

見えない恐怖(220字のくだらない小説)➕追伸

見えない恐怖(220字のくだらない小説)➕追伸

見えない敵に悩まされている僕。
「何処にいるの?」
と、聞かれても答えられない。
だが、そいつは何処かに居る!はずだ。
そいつは、私に急に襲いかかる!
様な感じを、僕に与える。
「襲いかかるって、どんな感じに襲われるの?」
と、聞かれても実際には襲われていないので
答えられない。
不思議な現象を、僕は感じている。

「世の中には、目に見える怖い事が山ほどあるのに、
目に見えない物が、怖いんだね」

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一分で読めるホラー小説かも?

一分で読めるホラー小説かも?

月も無い夜。
街灯も無い暗い田舎の夜道。
舗装もされていない、でこぼこな道。
ところどころで、石に蹴つまずき危うく転けそうになる。
穴ボコもあり、用心しながら歩く僕。

行き交う人は誰もいない。
心細いがこの道を行かないと、目的地には辿り着けない。
不安を抱えながら恐る恐る歩いていると、
前にはしっかりとした足取りの人が見える。
後ろ姿に逞しさを感じる。
…真っ暗なのに、全て見えているみたいだ…

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banadel 氏に告ぐ

banadel 氏に告ぐ

「馬鹿は死ななきゃ治らない」と言う言葉がありますが、
可笑しな人に迷惑かけれた人はたまったもんじゃ無い。
ましてや、ネットで攻撃されると拡散される。
可笑しな人が死ぬのでは無く、攻撃され迷惑を掛けられた人が死んでしまったら、
本末転倒である。人を批判するのであれば、自分なりの正義感を持つのが当然と
思えるが、それすら持ち合わせていない輩がいる。
本当に残念である。
こちらは、公開討論を望んでいるの

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消えた金魚 (1分で読める小説)(意味が解るとホラーかも)

消えた金魚 (1分で読める小説)(意味が解るとホラーかも)

金魚鉢の中に何も居ない。
昨日までは、赤い金魚が5匹泳いで居たのに、
気がついたら何故か消えていた。
それと、ミケも居ない。
「お父さん、金魚がいないよ」
と、言っても答えてくれない。
最近、お父さんは元気がない。
お仕事に行かずに、お家に居る。
…どうしたのかな〜…
「お母さん、お腹空いたよ。ご飯にして〜」
と、言っても、お母さんも返事をしてくれない。
「どうしたの、お母さん。」と、聞いても

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消えた金魚(前編)(一分で読める小説)

消えた金魚(前編)(一分で読める小説)

テレビの上にあるガラス鉢。
中には美味そうな赤い魚。
でも、ご主人様は大切にしているみたいで
毎日餌をやっている。
あの魚を僕が食べたら叱られる。

最近僕の餌にはろくな物がない。
仕方がないので、外で調達している。
ご主人様は、今日も元気も無く家にいる。
以前はお勤めに出掛けていたのに不思議だ。

今日気がつくと魚が居ない。
どうしたのだろう?
昨日までは、元気で泳いでいたのに!

ご主人様が僕

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今日は父の誕生日(一分ぐらいで読めるエッセイ)

今日は父の誕生日(一分ぐらいで読めるエッセイ)

今日は父の誕生日。
生きていたら何歳になるんだろう。
父が居て、母が居て、僕が生まれた。
僕が居て、妻が居て、息子が生まれた。
息子が居て、その嫁が居て孫が生まれた。
当たり前の事だが、深く考えると不思議な事だ

父の生まれたのは昭和4年。
戦前である。戦中、戦後の中を生き抜き
私達には解らない苦労もあったであろう。

敗戦を知った時父は、悲しみにくれたらしい。
もう少し戦争が長引いたら、父は特攻

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フクちゃんに送る(他の人にはどうでもいい話)

フクちゃんに送る(他の人にはどうでもいい話)

今回のフクちゃんに関連する事件は、個人的な恨みから発生したもので、SNSを使って公表するものでは無いはずである。個人的にコメントを送ることが出来るのに、
何故かbanadelはしなかった。
しかも、サブアカまで取ってフクちゃんを公の場で批判し罵った。
それだけ取ってみても、banadelの異常性が解る。
個人的な恨みで
フクちゃんを公の場で非難し
フクちゃんをノートの場から追い出そうとする行為は

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同志として(同志でない人にはどうでもいい話し)

同志として(同志でない人にはどうでもいい話し)

人の痛み、苦しみなど所詮他人には解らない。
私もそうであろう。肉体的な痛みだと、経験した事であれば、
少しは理解できるかも知れない。
だけど、精神的な苦痛は、私には経験が無いので、
痛みを想像するくらいしか出来ない。

精神を病み、自死する人もいる。
他人に虐められて、引き篭もりになり健康を損ね
人間不信に陥る事もある。

虐めがSNS上で起こり多くの人達からのバッシングを受け
反論もできず、悲し

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雨音はショパンの調べ(一分で読める小説)

雨音はショパンの調べ(一分で読める小説)

窓打つ雨の調べは、ショパン?
静かに奏でるのは、別れの曲なの?

私の心の中に想い出を刻んで、
消えてしまったあの人。
今は何処にいるの?
元気なら顔見せてよ!

もう直ぐ一年経つね、
君が居なくなってから。
もう、君は僕の元には帰らないの?

雨音が変わったよ。
激しく窓を叩くよ。
君は怒っているの?あの日の事を。
誰にだってあるよ、間違いぐらいは。
でも、それは許されない間違いだったの?
悔や

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「いやん、ズレてる」と言う彼女は(一分で読める小説)

「いやん、ズレてる」と言う彼女は(一分で読める小説)

「ズレてる!」は、
私にとっては、馴染みの言葉。
別段気にすることも無い。
でも、ズレてるの前に「いや〜ん」が付くと凄く気になる。
特に女性の色っぽい声で言われると、尚更だ。

今日、見知らぬ女性が私の顔を見て
「いや〜ん、ズレてる」
と、甘い声で言う

…一体何がズレてると言いうのだ…
気になって、若い見知らぬ女性に聞いてみた。
女性は恥ずかしげに、目を逸らし、逃げる様に私の元を去って行く。

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