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2024年1月の記事一覧
ドローンの課長(410の小説)
「太陽がいっぱいを知っている人?」
…太陽がいっぱいって何?
太陽って一つでしょ。…
課長は解らない事を平然と言う。
「君達、知らないのかい?
有名なフランス映画。
自慢する訳では無いが、
僕が若い頃あの主演の男優に
似ていたんだぞ。」
と、課長の自慢が始まった。
でも、ここで嫌な顔をすると、
課長に悪い気持ちにさせてしまう。
ここは大人の対応だ
「えっ!課長はフランスの映画俳優に
似て
呪いの臭み2(420字ぐらいの小説)➕追伸
僕は名犬ラッシー(これを知っている人はかなりのお歳)
何故名犬と呼ばれるかって
それは、そんじょそこらの犬とは違うから。
嗅覚が異常に発達し、しかも正確に匂いを嗅ぎ分ける事ができるのだ。
警察犬も僕をリスペクトしている。
この前、異様な匂いを嗅いだ。
この匂いは僕しか解らないだろう。
悪魔の体臭に近い。
悪魔は用心深いので、普通は匂いを出さない。
だが僕には解るんだ!
明らかにこの中に悪魔が忍
会員制の粉雪(410文字の小説)
冬将軍は悩んでいた。
毎年降雪のノルマがあるのだが、
ノルマの達成が出来ない。
温暖化の為、雪達が居ないのだ。
「またノルマの達成が出来ない。大将軍に嫌味を言われる。
嫌味だけなら良いけれど、・・」
上司の悩みの姿は、部下達を不安にさせる。
部下が云う
「今の状態では、雪達を管理しないといけません。
雪を降らすには、大きな雪よりも粉雪達を集めた方がいいのでは?
粉雪を日本中に降らす。
見た目に
あほやん バス旅行に!(220字の小説)
君と初めて会ったのはバス旅行。
お互い一人で来ていたね。
君も僕も、失恋感傷旅行。
他のお客は皆んな、カップルか家族連れ。
バスの席、隣同士になっていたのは偶然ではないみたい。
初めて会った二人だけど、何故か打ち解けたね。
二人とも似た者同士だからかな?
君と一緒に歩いたね。
君と一緒に食事もしたね。
でも、日帰りの安価な旅行。
初めて会った日が最後の日だった。
連絡先も聞くことが出来ない
大地震と津波(320字)
昨日、大きな地震があった。
こちらもかなり揺れたが、
災害は幸運な事に無かったが
津波警報が発令された。
津波の高さは3mとの事。
初めての経験でありどの様に対処するのか解らない。
何処の地区が避難するのかも解らないまま、
真面目な僕は避難した。
家族全員で高い場所にある親戚を頼った。
僕は友達にLINEで安否を確かめた。
みんな無事だった。
避難せず自宅に平然といる人も居た。
津波は30c