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呼吸

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2021年12月の記事一覧

腹式呼吸の練習方法

腹式呼吸の練習方法

腹式呼吸は腹横筋を収縮させることで息を吐くので、お腹が凹むと言われます。しかし、腹横筋は胴回りをグルっと腹巻きのように覆っているので、収縮するときは、お腹だけでなく脇腹も凹みます。

また、腹横筋が収縮することで多裂筋も働くので、腰にもカーブが作られます。

息を吐くと腹横筋と多裂筋の作用によって胴回りが蜂やアリの胴体のように、他の言い方だとひょうたんのように、360度から絞ったように胴体はくびれ

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「吐くこと」が大事

「吐くこと」が大事

慢性腰痛の患者さんは、腹式呼吸を習得しないと一時的に腰の痛みが無くなったとしても、必ずまた痛くなります。そのため、整体で腰の痛みをとったとしても、呼吸の指導をおこなうようにしています。

呼吸は吐くことが大事「では、肺の中の空気を無くすように、息を吐いてください」と言うと、多くの患者さんは、まず息を吸い込んでから吐き出そうとします。

多くの人は吐くことよりも吸うことに重きを置いています。
しかし

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腰痛改善に正しい呼吸が重要な理由

腰痛改善に正しい呼吸が重要な理由

脳は、それ以上動かしていると体が壊れてしまわないように、患部に「痛み」を感じさせて、それ以上患部を動かすのをやめさせるようにします。

しかし、足首の捻挫をしても歩かなければならないようなときなどは、びっこを引きながら歩きます。
必要な動作の場合は、痛みを感じる部分を使わないような方法で動作するようにします。

例えば、人差し指を怪我したときに、中指と親指でモノをつまんだり、虫歯で噛めないときに、

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マラソンで「苦しくなったら息を吐け」と言われる理由

マラソンで「苦しくなったら息を吐け」と言われる理由

長距離走では、「苦しくなったら腹から息を吐け」と言います。
意識して息を吐き出すことで、一時的にでも苦しさが楽になります。

この腹から息を吐くと楽になるのは、なぜなのかを考えてみようと思います。

1,新鮮な空気を吸いやすくなるなるから
呼吸が苦しくなると息を吸い込みたくなるものです。
しかし、息は吐き出さないと新しい空気は入ってきません。
意識して吐き出すことで、吐いた反動も利用しながら新鮮な

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良い呼吸をしている人は姿勢が良い人

良い呼吸をしている人は姿勢が良い人

背中が丸い人は息を吐いていません。
人の呼吸は通常は腹式呼吸7、胸式呼吸3の7:3でおこなわれています。

腹式呼吸では息を吐いたときは腹横筋と共に多裂筋も働き、腰には反りができます。
吸うときには腰は丸まったほうが、腹筋も緩んで横隔膜も下がりやすくなり息を吸い込みやすくなります。

背中が丸まった姿勢というのは、息を吸いやすい姿勢です。
息を吐こうとしても、そもそも吸う姿勢なので吐きづらいのです

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なぜ口呼吸は良くないのかを、呼吸の深さや筋力から考えてみる

なぜ口呼吸は良くないのかを、呼吸の深さや筋力から考えてみる

呼吸の深さは、息を吸い込むときの口の形によって変わります。
「ハ」の形にして息を吸うと、素早く吸うことはできますが浅い呼吸になります。(冬に手を温めるときに息を吹きかける「ハー」の形です)

「ホ」の形にして息を吸うと、「ハ」に比べてゆったりした深い呼吸になります。

「う」の形で吸うと、「ハ」よりももっと深い呼吸になります。ただ吸うときの抵抗感が高まるので、ゆったりというよりは力を込めて吸い込む

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正しい呼吸の効果

正しい呼吸の効果

正しい呼吸をする効果を思いつくままに、箇条書きにしていきます。

*自律神経が整う
*精神的リラックス効果
*肉体的リラックス効果
*酸素の取り込みがよくなる
*筋肉が緩む
*体幹の安定性が増す
*筋肉の出力アップ
*内臓のマッサージ効果
*骨盤底の活性化
*横隔膜の可動域が増える
*姿勢が良くなる
*体内圧の減少
*脳脊髄液の循環が良くなる
*頭の形が良くなる
*血流改善
*腸腰筋の弛緩
*舌、

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人の体は息を吐くように出来ている

人の体は息を吐くように出来ている

くびれている人は、息を吐いている人腹式呼吸で息を吐くときは、お腹が凹むと言います。
しかし、息を吐いたときはお腹ばかりでなく、側面である脇腹も、後面である腰も凹み少し反ったようになります。
ちょうど巾着の口を紐で締めるように、360度全方向からウェストがきゅっと締られて、その結果ひょうたんや、アリや蜂のようなくびれができます。

腰の反りは息を吐いて作る良い姿勢では、背骨は腰椎と頚椎が凹んだS字カ

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