物を持つということ、捨てるということ
物を捨てるのが苦手だ。昔からずっとだ。
小学生の頃、バレンタインや誕生日に友人からもらったプレゼントの包み紙が捨てられなかった。可愛かったというのもあるけれど、それも込みでプレゼントだと思っていたので、もらったものを一部でも捨てるのに罪悪感があった。
使わなくなった教科書やプリントを捨てるのも苦手だった。いつかまた開きたいと思う日が来るかもしれないと思っていたし、それは正しく今思うことだ。
小学校の頃読んだ「ずうっとずっと大すきだよ」も「あの坂をのぼれば」も「つりばしわたれ」