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漢方・中医学の話

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記事一覧

大柴胡湯

大柴胡湯は現在、身体の脂肪を減らす薬としてテレビで宣伝されてますが、もともとはカゼをこじらせた時に用いる漢方薬です。
約1800年前の医学書「傷寒論」が出典で、熱があり、便秘して、お腹や胸に不快感があるカゼに用います。
また江戸時代には、大病した後やストレスによる抜け毛にも用いられました。
身体を冷やす生薬が多く配合されている為、冷え性の方は服用に注意が必要です。
#大柴胡湯 #漢方 #抜け毛

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八味地黄丸

八味地黄丸は、「ハルンケア」や「漢方ラックル」の商品名でテレビCMされている漢方薬です。
約1800年前の医学書「金匱要略」が出典で、主に老化に伴う腰から下の症状(腰痛、足の痺れ、夜間頻尿、排尿困難など)に使用されます。また、深く息を吸い込むことができない方(腎不納気)に使用することもあります。
お腹にもたれたり、軟便になることがあるので、胃腸の弱い方が服用する場合は注意が必要です。
#漢方

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十味敗毒湯

十味敗毒湯は、江戸時代の医師 華岡青洲が創った漢方処方です。
名前は「十の薬味からなる化膿などの毒を敗退させる湯液」という意味です。もともとは桜の皮(桜皮)を用いた処方ですが、現在は樸樕に代えたものもあります。
膿がでる皮膚病やひどい虫刺され、蕁麻疹、水虫などに用い、抗生物質のなかった時代は動物の咬み傷にも用いられていました。
#十味敗毒湯 #漢方 #華岡青洲 #化膿性皮膚疾患 #蕁麻疹 #虫刺

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安中散

安中散は「大正漢方胃腸薬」や「タケダ漢方胃腸薬A」、「太田漢方胃腸薬II」など多くの胃腸薬に含まれている漢方薬です。
中国の宋の時代に編纂された処方集「和剤局方」が出典で、もともとは縮砂の代わりに乾姜が用いられていました。
名前は、「中焦(腹部)の症状を安らかにする散剤」という意味で、群馬県安中市は関係ありません。身体を温める生薬が多く配合され、冷やすと悪化する胃痛や腹痛、生理痛などによく効きます

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乙字湯

痔の治療薬として有名な漢方薬です。痔瘻以外の痔疾患に用います。軽度の痛みや痒み・出血・便秘・脱肛を伴う痔に有効です。
江戸時代の医師 原南陽が創方し、浅田宗伯が改良した処方が現在使われています。
乙字湯以外にも、甲字湯・丙字湯・丁字湯という名前の漢方薬がありますが、戊字湯は現在のところありません。
身体を冷やす生薬が多く配合されている為、冷え性の方は長期服用に注意が必要です。
#痔 #切れ痔 #

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葛根湯加川芎辛夷

葛根湯に川芎と辛夷という二種類の生薬を加えた処方です。
もともとは江戸時代、鼻詰まりに対して葛根湯に川芎と大黄を加えた処方が著効することが経験的に伝えられていました。昭和になり山田光胤氏が葛根湯に川芎と辛夷を加味した使用例を報告したのが最初で、昭和以降に開発された珍しい漢方薬です。
また川芎や辛夷を加えると頭痛への効能が高まる為、頭痛を伴う風邪にも用いられます。
注意事項は葛根湯と同じく、既に汗を

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葛根湯

葛根湯は風邪の治療に使う有名な漢方薬ですが、その起源は古く約1800年前に書かれた中国の医学書の傷寒論・金匱要略が出典です。
発汗させて寒気を改善させる効能があり、「かぜのひき始めで、汗がなく、頚や肩・背中に寒気や凝りがあり、食欲があり疲労感のない」方に特に著効します。また、上記の症状と同時に下痢がある場合にも有効です。
肩凝りに対しても有効で、葛根湯にいくつかの生薬を加えた葛根加朮附湯や独活葛根

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