星読み
今日も、アーシュラ・K・ル=グウィン『文体の舵をとれ』を読んで、文章の練習。
・400-700文字
【形容詞も副詞も使わずなにかを描写する語りの文章を書く、会話はなし】
神々が住まう山に登ることになった。星を読んで国の行く末を占うためだ。占う日は新月であること、雲がないこと、前日や当日に雨が降っていないこと。また占う日を含めた前三日間は、断食し、占いに障りがないよう心身を清めること。その三日間は誰とも面会せず、精神を統一する日々を過ごすことが決まっていた。当日の夜は、覆面をつけた神官による儀式を行ってから、一人で山頂を目指す。星の光だけを頼りに、杖をついて山を登る。占い師のならいにそって、鼻から息を吸って口から吐く。国の行く末がかかっている。足の運び、呼吸の仕方、杖の先に付けた鈴を鳴らす回数。全てをしきたり通りに行い、山頂にたどり着いた。心を落ち着かせ、呼吸を整える。新月の下、神々に祈りを捧げてから、星の運行を見届ける。時が流れ、日の出によって星の光が霞む頃、結果はもたらされた。再び神々に祈りを捧げてから下山の準備を始める。占いの結果は、王の運命と国の行く末を定めたものだった。星の読み違えは許されず、その結果の責を占い師は負う。山を下りれば、待ち構えている戦の数々。一度だけ目を閉じ、そして一歩を踏み出す。
難しい。。。
難しかった。
いかに形容詞やら副詞やらに、ごてごてと助けられてきたかを感じた。自分の文章の薄さを痛感。
形容詞も副詞も選ぶ力が必要。
たくさん書いて、たくさん読んで、学ぶ。頑張ろう、と思う。
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