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#パートナー「初めての彼女、初めての手紙」

「もっと頼り甲斐のある人だと

 思ってたわ」

私が高校3年生の頃。

初めて彼女ができた時の話だ。

元パートナーと呼べば、

少々未練がましいのかもしれないが。

同じ学校の、

一つ年下の女の子。

出会ったのは、

高校時代のバイト先。

名前はあすかちゃん(仮名)。

元気で明るい性格に、

どんどん引かれていった。


クラブの活動場所も、

たまたま同じグランドの、

隣同士だった。

クラブが終わると、

一緒にバイトに行ったり、

バイト帰りに、

自転車は乗らずに押して歩き、

2人で喋りながら、

彼女の家まで送った。

休みの日は、

自宅に招いて、

一緒にビデオを観たりもした。


私が3年生の夏にクラブを引退し、

進路についてバタバタしだしてから、

2人で過ごす時間が少なくなった。

それが関係していたのかはわからないが、

毎日の電話も、

少しずつ、

途絶えていった。

あすかちゃんの気持ちが、

なんとなく、

離れていっていることも、

感じるようになった。


ある日、

私の友達から、

あることを聞いた。

「あすかちゃんが、

 他の男と、

 歩いてる姿をみかけたでっ!」

受験前だったが、

気持ちが落ち着かず、

居ても立っても居られなくなった。

たまらず電話した。

出てくれなかった。


それから数日後。

1通の手紙が自宅に送られてきた。

あすかちゃんからだ。

ドキドキしながら封を開けた。

そこに書いていたこと。

もちろん別れ話。

1文目は、

「もっと頼り甲斐がある人だと、

 思ってた…」

更に、

私の至らなさが、

手紙3枚ほどのボリュームで、

溢れるように書かれてあった。

読んでいて、

白目になって、

泡を吹きそうになった。

私にとって、

恥ずかしいことも、

たくさん書かれてあった。

何もできない、

モヤモヤした気持ちを抱きながら、

諦めることしかできなかった。

正直、

修復したいという気持ちも、

沸き起こらないくらい、

その手紙の内容で、

叩きのめされた。


先日、

実家の押し入れを整理していると、

「大事なもの入れ」

と書いた、

見覚えのある箱が出てきた。

色んな思い出が入っていたが、

なぜか、

そのあすかちゃんからの

別れ話のラブレターを、

その大事なもの入れに、

しまってあったようだ。

自分でも驚いた。

なぜ残したのか、

全く覚えていなかった。

久しぶりに読み返すと、

やはり大人になっても、

白目になりそうだったが、

なんとか、

目を逸らさずに、

泡を吹くこともなく読むことができた。


数日後、

ようやくその手紙を捨てることで、

一区切りをつけた。

もう30年以上前の出来事。

受け入れるのに、

こんなに時間がかかってしまったのだが、

そのことを、

笑って済ませられるようになったのだと、

ホッとできた、

自分がいた。


<本日のスタエフライブ>


本日!

3月8日(金)20時〜開店

「スナックうりも」

今回のチーママは、

あおのうさぎさんです!。

スナックうりもならぬ、

「スナックうさぎ」で、

楽しく過ごさせて頂きます。

うさぎさんへの質問と、

好きなお酒を持って、

お集まりください🎙️✨。

※アーカイブには残しません。

※お子様の関係で、早めに閉店
 する場合もあります。


<明日のスタエフ>

3月末までの限定配信!


3月9日(土) 12時〜。

さぼてん主婦さんのチャンネルにて、

家族をテーマに、

明日は「家庭で重宝されている家族の特技」

などの話で、

楽しくお喋りしたいと思います😊。

是非遊びに来てくださいね🎙️✨。




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