つながり活動 〜とんど焼きでつながる〜
昨日の朝、町内の広場で「とんど焼き」の地域行事が行われた。
地域の方が各家庭から持ってこられた、
正月飾り等が投げ込まれていく。
火がつき始めると、
地域の方がどんどん広場に集まってきた。
どんどん火の勢いが大きくなっていく。
煙に巻かれて、人が見えなくなり、
咳き込む高齢者の声だけが聴こえてくる。
火に巻き込まれるのではないかと、少しドキドキする場面があった。
「 まさか・・・」
ということはなく、
みんな無事に脱出していく。
人が離れると同時に、
どんどん上の方まで火が広がっていく。
遠くから見ていた人達も、火の回りに自然と集まり、
久しぶりに会った町内の方達が、新年の挨拶などを始める。
「 明けましておめでとうございます! 」
「 久しぶりやね〜、元気にしてた〜? 」
「 ちょっとお餅を食べ過ぎちゃって〜 」
などの会話がたくさん聞こえだした。
近所であっても、なかなか顔を合わさない昨今。
こういった季節の行事がないと、
しばらく会わない人も多いと思う。
行事というものを考えた昔の方達は、
本当にすごいなと思う。
行事をすることによって、人々がつながり、
季節を感じて、気持ちを切り替えられる。
それぞれの行事の意味はもちろんあるのだが、
人にとって、良い影響を与える要素が、
たくさんあるように思うのだ。
だから私は、可能な限り、
地域の行事には参加しようと思っている。
文化の継承ということも大事だと思うが、
人と人とのつながりにとって、大事なことだと
思う気持ちの方が強い。
以前は毎年、参加してくださった方達に、
町内会の役員さん達が、ぜんざいを振る舞うのが恒例と
なっていたのだが(これを目当てに来る方も多い)、
コロナ禍になってからは、購入されたお菓子の袋を、
段ボールから自分で取って持って帰る形に変わっていた。
「 今年はもしかして、ぜんざいが復活か !! 」
みたいな噂も流れ、私も期待していたのだが、
今年もお菓子の袋だった。
用意して頂けるだけ、ありがたいことなのであるが、
「 ぜんざいの口 」になっていた私は、
少し残念な思いになった。
お菓子当番をしていたお姉さん(と呼ぼう)が、
「 この煎餅が美味しいで〜 !!」
とお薦めをしてくださったのだが、
アラフィフスイーツ男子の口は、
甘いものを求める口になっていたので、
お姉さん(と呼ぼう)のアドバイスを、
受け止めつつ、逸らしつつ、
キットカットをもらって帰ることにした。
人とのつながりはもちろん大事なのだが、
私にとって、
甘くて美味しいものも、
大事にしたいものの1つのようだ。
( 甘くはないのだが、とんど焼きと聴いて、
どんどん焼きというお菓子を思い出すのは、
私だけでしょうか? )