【詩集 第3弾】いい子のみんな、夜更かし足りてる？｜14作品収録 （1話無料）

眠れない夜も時には必要だと思うのです。

悲しくて怒りに震えて明日が怖くて眠れない。
嬉しくて待ち遠しくて明日が楽しみで眠れない。

私は眠れないあなたを快眠へといざなう眠剤にはなれませんが、眠れない夜にどっぷり浸かって、あなたと一緒に朝を迎えたいと思います。

あなたの目の下にぶっといクマを描いて差し上げます。

夜のように暗く湿った心が大好物な作者うんちゃん（あ、うんちゃん呼びで懐きます。そもそも名前が長すぎて正気の沙汰では無いので、少しでも普通に擬態しときます）が、ちょっぴり夜更かし多めな初公開の新作を14作品収録しています。

1つ目に収録している
「やる気1パーすらない怠惰人間」という詩は無料でご覧頂けるのでぜひ楽しんで行ってください！

【収録タイトル一覧】

1.やる気1パーすらない怠惰人間
2.輸血は主要動の頂で
3.今日は燃えないごみの日
4.小籠包な脅威
5.鉢の泡
6.朝の足音
7.タワマンから目薬
8.疲れた疲れた疲れた
9.あなたの匂い
10.無責任な君へ
11.自由と尊重
12.試供品な体を配布中
13.涙が泣く
14.分厚い夜

1.やる気1パーすらない怠惰人間

「今日は夜更かししちゃうぞ」
何万回と擦り倒された
しょうもない宣誓を吐きながら
飽きもせず小躍りして積ん菓子をかき集める
積ん読に積んコミックに積んアニメに積んゲー
箱ティッシュにエナドリにコンビニスイーツ
ピザに牛丼にカップラーメン
手が届く範囲に全て配置してマヌケ顔でほくそ笑む
置き配からの着丼からのカロリー投下
手や足がつりそうになって定期で詰む
「そろそろ関節外したろかな」
何万回と擦り倒された
一度も発動した事のない夜更かしの最終奥義