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読書感想文

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読んだ本の感想アウトプット。
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#読書

「葉」太宰治 〜どうにか、なる。〜|読書感想文 #9

「葉」太宰治 〜どうにか、なる。〜|読書感想文 #9

ついに、ずーっと温めていた『晩年』を読み始めた。
なぜ温めていたかというと、「『晩年』に就いて」で太宰がこんなことを言っていたから。

美しさ、発見してみたい。
発見できそうな余裕があるときに、ゆったり読もうと思って、温めていたのです。

けど、ふと思いました。
何かで辛いとき、落ち込みがちなときにこそ、太宰から力をもらってきたじゃないかと。

よし、今読もう。
(ちょうど、小栗虫太郎の法水短編集

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「黒死館殺人事件」小栗虫太郎 〜何を言ってるか分からないけど不思議と面白い〜|読書感想文 #8

「黒死館殺人事件」小栗虫太郎 〜何を言ってるか分からないけど不思議と面白い〜|読書感想文 #8

黒死館殺人事件、読み終わりました!
読み始めるときは、どうなることか…と不安でしたが、読み終えてみたら、ワクワク・ドキドキ 面白かったです!

↓読み始めたときの記事

とにかく面白かった。

久しぶりの探偵小説。事件現場の間取図とか、殺害の予告の図とかが出てきてワクワクした。

事件が起こるたびに、探偵役の法水が突拍子もない推理をしてくれるのだけど、それがいつも当たってしまうのが面白い。
途中で

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「大川の水」芥川龍之介 〜龍之介さん、涙していて可愛い〜|読書感想文 #2

「大川の水」芥川龍之介 〜龍之介さん、涙していて可愛い〜|読書感想文 #2

芥川龍之介の随筆が好きだ。
正直、小説は、堅苦しい感じがして難しかった。
角川文庫の『羅生門・鼻・芋粥』に収録されている「尾形了斎覚え書」は、漢字が多くて読みづらそうだったから、飛ばした。

そんななかで、「大川の水」に出会った。
川の水の描写が目に浮かぶようだったし、何よりも、「大川」を、そして「東京」を愛する芥川の心が素敵で感動した。

「大川」そして「東京」への「好き」が伝わってくる。
心が

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「懶惰の歌留多」太宰治 〜三十一歳は三十一歳だけのことしかない〜|読書感想文 #1

「懶惰の歌留多」太宰治 〜三十一歳は三十一歳だけのことしかない〜|読書感想文 #1

突然ですが、読書感想文を書いてみます。
最近読んだ、太宰治の「懶惰の歌留多」(らんだのかるた)から。

作家である「私」が、「怠惰」であることの言い訳をつらつらと述べるところから始まる「懶惰の歌留多」。
なかなか書き物が書けなくて、やけくそになって、いろはかるたの形式で少しずつ書き始めていく。

「に 憎まれて憎まれて強くなる。」の句の説明?にこんなことが書かれています。

私も今年三十一歳になる

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