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【朝方のこむら返り】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、更年期障害の要因となる血管運動症状が睡眠にもたらす影響についてお伝えしました!今回は、暑い季節に起こりやすいこむら返りついて考えていきます!

こむら返りの現象

スポーツをしている人で、「足が攣る」という現象が起こり、ストレッチをしてもらっている様子は誰でも想像がつくと思いますが、同じように「足が攣る」現象が睡眠中に起こることがあります。特に、夏の季節に毎年起こるという方の声を何人も聞いてきました。足が攣ることをこむら返りということがあり、医学的には有痛性筋痙攣と表現されます。

筋痙攣ということは、筋肉の症状ということです。筋肉に力を入れるときは、脳から電気信号が神経を通して筋肉に伝わり、筋肉内でのカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの変化により筋線維がぎゅっと縮まることで力が入ります。そして、電気信号がなくなると再びイオン変化が起こり、筋肉は弛緩します。足が攣るという状態は、筋肉が縮んで力が入ったまま抜けないという状態と考えられます。その状態が続く血管も押しつぶされているような状態のため酸欠となりエネルギー不足で痛みが生じます。その状態から解放するため、ストレッチをかけて筋肉や腱が伸びることで筋肉を緩める信号を送ることがスポーツ現場で実施されている方法です!

こむら返りを予防するために

筋肉の痙攣が起こりやすい状態として考えられる要因は様々ありますが、立ち仕事等による筋肉の疲労や脱水状態、足の冷え、ミネラル不足などが考えられます。それらの要因が相まった時に発生しやすくなると考えられます。年齢が高くなるほどが発生確率は高く、50歳以上のほぼ全員が一度は経験しており、60歳以上の6%が毎晩発生していると報告する研究もあります。

夏になると、夜間はエアコンをつけていてもいなくても脱水状態となりやすく、日中の職場が冷房で冷え切った中で仕事をしていると身体は冷えやすく外気温との差で自律神経も疲労します。また、夜間の睡眠中は体温調節のため必然的に汗をかくためミネラルも不足しがちな状態となり、気温も体温も最低となる朝方に起こりやすくなると考えられます。

相談を受ける方の多くも、立ち仕事・日中の冷房環境・食事内容でのミネラルの不足・夜間の冷房環境など、複数の要因が当てはまっている方がほとんどです。お風呂では、しっかりと湯船に浸かり軽く汗ばむくらい体温をあげて、お風呂上がりには足先がぽかぽかになっているか確認してください。そして、寝るときはふくらはぎは露出しないよう布団をかけて、冷房や扇風機の風が当たらないように注意しましょう。また、お風呂上がりには水分とミネラルを補給し、冷たい飲み物を日中から摂りすぎないよう注意してみてほしいです。僕自身身体を冷やさないように夏場でも冷房環境にいるときは白湯を飲むようにしています!暑い環境にいるときは熱中症にならないよう冷たい飲み物も必要です!夏場だけ足が攣りやすいという人は意識してみてください!睡眠が阻害されないよう、気持ちよく朝を迎えましょう!

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