「禅療法士」って具体的に何してるの?〜①禅に出会ったきっかけ〜
こんにちは。宇賀神です。この記事では、僕が講師をしている「禅的瞑想」の具体的方法の部分について書いていきます。
上記記事にて、チラッと書いたのですが
僕は「禅療法士」(禅の考え方を応用したワークを通して、調身調息調心を行っていくインストラクター)として活動しています。この言葉を見てピンとくる方は少ないと思うので、詳細に解説していきます。
僕が「禅」に出会ったきっかけ
2018年4月。心理セラピープロセラピスト養成講座を卒業して3ヶ月経ったその日。朝目が覚めても、身体が鉛のように重く、起こすことができないときがありました。朝7時過ぎには家を出ないといけないのですが、7時半になっても動かない・・・
その時は突発的に休むだけではなくて、遅刻することも「絶対にダメ!」と思っていた僕は、絶望していました。(その時の脳内は、みんなから冷たい目線で見られ、一人冷や汗でぐちゃぐちゃになっている僕の姿を想像していました。)
でも、流石にこれは言わないとまずいなと思って、上司に電話を入れました。その時、やるせなさに涙が堪えきれなくて、嗚咽が漏れていました。
上司より「もう休め。病院に行ってきなさい。場合によっては数日休んでも良いから」と言ってもらえたので、その時は一安心しました。
でも2日経っても、3日経っても、身体の重さは抜けなかったんです。「こんなに使えない自分はもうダメだ。。。」そう思ったのと同時に、「これはやっぱりおかしいから病院に行こう」と思ったのでした。病院に行くことを頑なに拒んでいたし、自分一人で解決しなきゃ!と思っていたから。その時はもう観念しました。
心療内科に初めていき、「パニック障害」と診断されました。翌日に職場に行こうとするも、電車に乗って1区間の間に、全身の震え・痺れ・冷や汗・吐き気が襲ってきて、降りざるを得ませんでした。もう、通勤自体もしんどくなっていたんです。(これはのちに「予期不安(以前起こったことがまた起きたらどうしよう?と考えてさらに不安になる)」であることがわかりました。)
結局1週間まともに身体が動かない状態で、仕事を休み、ずっと横になっていました。春先の晴天やあったかい気候も、窓から溢れる日差しも、なんだか切なく映りました。脳内でまた、電車内のパニック発作のことを思い出し、また全身震える症状も起こっていました。「誰にも知られないまま死ぬのかな...」と思ったその時、心の声が漏れ出ました「助けてほしい...」と。
その当時は、Facebookにて自分の今までのプロセスを本音ベースで記録していた時期でした。心理セラピーを学ぶことを通して「自分を出す」練習をしていた頃でした。このまま死ぬんだったら、もうさらけ出しちゃえ!と、Facebookにこんな投稿しました。
今まではどんなに体調が悪くても、一日中寝てればどうにかなっていたけど、今回はそうでは無いらしい。
立っていてもしんどい。座っていてもしんどい。寝ていてもしんどい。
「イケるかも!」と思って何かしたらしんどくなるし、何もしていなくても ムズムズしてしんどい。
そんな葛藤が心をえぐる。でも何もできないから諦めたかのように寝る。そんな繰り返し。
今まで経験したことのないこの感覚。人生の新しいフェーズに入ったのだと悟りました。
一人で何とかしようとしないで、今の自分を生きる。そう決めました。
今まで言えなかったこと。
皆さんのお力を貸してください。そして助けてください。
こんな事を書くと「言ってしまった感」があり、すごく恥ずかしいけど、これが本音です。
この身体の状態がいつまで続くか分からない。すぐ良くなるかもしれないし、しばらく続くかもしれない。
職場、音楽関係の皆さま、関わってくださっている方々へは、ご心配かけると思いますが、これからもブログで今抱える症状や、状況を包み隠さず綴っていきますので、お知恵あったら是非教えてください。
こんな投稿をした直後に、たくさんの方からメッセージをいただきました。
その中の一つが、「禅」と出会うきっかけでした。
「瞑想めっちゃいいよ〜!」そう声をかけてくれたことをきっかけに。曹洞宗 の禅僧さんである藤井隆英先生(上記写真で一緒に写っている方)でした。
全ボディマインドマネジメント基礎講座の参加をきっかけに、僕は禅の考えと瞑想について深く学ぶことになります。
・・・
本当は、この記事だけで完結させようと思ったのですが、かなり長くなってしまうので笑 今後は下記の内容を分けて投稿していきます!
・瞑想の考え方
・「禅」とは?
・禅療法士ってなにするの?
・瞑想誘導で行っている流れ
イベント情報
僕が講師を務める「ゆるっと瞑想ラウンジ in 北千住」について
直近のイベント情報はこちら🔽(場所:KNOW HOW北千住さん。北千住駅より徒歩9分)
瞑想ラウンジ実施記事⏬
🔶2020.11.20実施
🔶2020.10.31実施
語句解説
■マインドフルネス(mindfulness):状態
仏教用語サンマ・サティ(漢語 : 正念)の英訳が語源。
サンマ・サティは、「常に落ち着いた心の状態」という意味。
マインドフルな状態とは、今ここの自分の内側(感覚・感性の現在地)を、
心地よいを味わいながら探り続けていくということ。
■瞑想(メディテーション):方法
マインドフルな状態であり続けるための具体的な方法の部分。
世界に300以上の瞑想法があり、「何のためにやるのか?」という目的によってその方法は様々である。
瞑想とは〇〇という答えは、その人によって変わってくる。
■bosatsuマインドフルネス
待つ・信じる・寄り添う・見守るを軸にしたマインドフルネス。
仏法・禅の考え方を根本とし、自分自身を問い続ける(洞察する)ことにより、
自分の内側の状態を、心地よさと共に探り続けていく実践。
結果的に、安楽な存在になっていく。
■禅セラピー
bosatsuマインドフルネスを、具体的なワークに落とし込んだもの。
仏法・坐禅の作法をベースとした、調身調息調心メソッド。
(藤井 隆英さん主宰 身心堂Zafuプロダクト)
■禅療法士とは?
詳細はこちらをご覧ください。
僕が禅療法士になるまでのプロセスと修了を生前戒名授与について
書いた記事はこちらです🔽
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また書きます。
宇賀神
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