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時間屋 〜急場を逃すな〜
暑い日照りの中、水いっぱいが欲しいと寄ったのが薄暗い喫茶店だった。
ドアを開けて店内に入ると、カウンターに初老の男性客が一人みえた。奥にいた店主らしき人物は、こちらを確めたあと「入んなよ」と席へ案内した。
「今日はマンデリンだけなんだ。」
とにかく水が欲しかった。ブラジルでもベトナムでも、喉を潤したあとなら何でも楽しめると思った。「じゃぁそれを」と飲む意思を伝えると、店主はおしぼりと氷水で満
時間屋 〜音のない時間〜
カウンターに座ってコーヒーを待っていると、隣の席から男が声をかけてきた。男は禿げていて、ヒゲを生やしている。白いワイシャツに黒いジーパンの、身なりにはあまり気を使っていないタイプのようだった。
「今日は曇っていますね。歩いてこられたようで、家は近い人ですか?」
突然、他人の懐に飛び込んでくるやつだと思った。眉毛は少し上がっていて、悪意はないらしい。口元は笑っているが、目は真っ直ぐにこちらに向
環境を変えるのは難しい
時期は冬。
タイヤ交換を終えた次の日は大寒波がやってきて、道路のコンディションがひどい一日だった。
勤務を終えて車を走らせると、路面は凍っていて、ちょっとでも速度を出そうものなら滑ってしまう状態だった。
「今晩は冷凍の唐揚げパックを解凍して、鍋も作ってうどんでしめようかな。」
「今日もきつい一日だったけれど、明日が終われば週末だ。」
早く帰ろう。
速度制限時速40kmの田舎道をいつもの
わたくし、関数式の定義を教わりましたの
みなさん、ごきげんよう。
わたくし、今年で30になった既婚のヒゲオヤジで、これまでプログラミングに関心を持たずに過ごしてきたのだけれど、それでもどうしても技術系の記事を綴ってみたくて、このような形でプライベートなことをお伝えすることにしましたの。
先日、ドットインストールの詳解JavaScriptのレッスンを受けましたの。
それまで足し算や掛け算の仕方を教わっていて、わたくし、これなら続けら