#仮面ライダー555
夢叶わぬ者たちへ。『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』
前置き このテキストは、「ブログクリーンアップ Advent Calendar 2024」のために、かねてより放置していた下書きを、この度全部消して改めて書き直したものになる。
企画趣旨には、こう書かれている。“今年のブログ、今年のうちに。”と。師走、一年を振り返り総括する季節に、何かやり残したことはないか。そう考えた時、1月からずっと完成しないまま寝かせている下書きが、バッチリミロー!と言
【映画とか】『仮面ライダー555』の広がる宇宙【小説とか】
『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』を全力で楽しむための『555』行脚、まるでベルトの数にちなんだが如く3本のnoteを残して完結したわけだけれど、平成ライダーには映画やスピンオフのような「枝葉」があるのがお約束だ。なので、4本目のnoteはTVシリーズ以外の『555』の感想を書いておいて、来年の自分への投資としておこう。
劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト 今
絶対的な正義なき時代の、夢の守り人。その長い旅の果て。『仮面ライダー555』
『仮面ライダー555』全50話を完走した。異なる種族が、お互いの理想や夢に共感し手を取り合うかと思いきや、悲しいすれ違いや理不尽な横槍によって決裂する。あるいは、人間対人間、オルフェノク対オルフェノクにおいても争いが絶えず、よりパーソナルな思想の対立へと変遷していく物語は、話数を経るにつれよりパーソナルに、よりミクロに収束していき、ドロドロとした人間臭さ(愚かさ、とも呼べる)を煮詰めた群像劇に仕
もっとみるすれ違いと勢いが交差する濃密なドラマ。『仮面ライダー555』中盤戦
来年の『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』に備えての再履修、ここにきてギアが上がってきた。面白い、面白すぎるぜファイズ。
前回がおよそ1クールにあたる13話近辺までの簡単な感想だったので、今回は14話から30話まで。草加雅人=仮面ライダーカイザが物語に介入することで「流星塾」「同窓会」といったキーワードが散りばめられ、同時に草加雅人という強烈なキャラクターに、目が離せなく
リゲインドの前にリプレイ。『仮面ライダー555』序盤戦
心の中では薄々覚悟はしていたが、やはり来たか、という想いが去来する。令和5年5月5日、『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』の制作が発表され、2024年に劇場公開&ソフト発売がアナウンスされた。TVシリーズ最終話の20年後を描く正統な続編にオリジナルキャストが集結という、本来ならば手を叩いて喜ぶべき発表にどこか冷静であろうと意識を働かせているのは、自分の心を守ろうと過剰な反応を
もっとみる龍騎と555のゲームのサントラ、良すぎる。
普段Twitterで交流のあるお二方が、それぞれ龍騎と555の劇場版について、熱い文章を投稿なさっていた。
懐かしい。当時はまだ幼く、親におねだりしなければ映画館なんていけないお年頃で、劇場で観たのは結局『パラダイス・ロスト』だけなのだけれど、初期の平成ライダー劇場版には自分なりに思い入れがある。龍騎なら「最終回先行公開」、555なら「パラレルワールドならではのif展開」なるギミックを用意す