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@tunacan_nZk の仮面ライダー記事まとめ

 こちらは、当アカウント「ツナ缶食べたい(伝書鳩P)」がこれまで書いてきた仮面ライダーに関する記事をまとめたものです。  ※新しい記事が投稿され次第、随時更新されます。 クウガ 龍騎 555 キバ ディケイド W/風都探偵

    • 最後まで演じきれるか。『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』

       『ゴールド・ボーイ』『ラストマイル』と、2024年は岡田将生の年(ご結婚おめでとうございます!!)だったわけだが、もう一人、彼に熱視線を送る映画監督がいた。『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督である。  いやぁ、岡田将生さん、ここ最近、ダーティで薄汚れたキャラクターもノリノリで演じられて超最高っていうか、「自分の顔が良いことも織り込み済みで振る舞うちょっと軽薄に見えるが実は奥深いキャラクター」を演じると、色気が増していいなァ、って思うんですよ。ハイ。  ちなみにこちら

      • 愛は地球を救うのか?『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち(TV版)』

         『宇宙戦艦ヤマト2199』から続くリメイクシリーズは、総集編、旧作を原案としない完全新作の劇場版『星巡る方舟』を経て、『2022』へと到達した。名作と名高い『さらば宇宙戦艦 ヤマト愛の戦士たち』と『宇宙戦艦ヤマト2』のリメイクとなれば、公開(放送)当時のヤマトクルーの熱量も高いものだったのではないだろうか。  『さらば』『2』をリメイクするとなれば、注目が集まるのが結末だろう。つまりは、特攻するのか?しないのか?というところ。その点は後述するとして、ヤマト歴一ヶ月半ほどの

        • “Say, do you remember?”『ロボット・ドリームズ』

           映画『ロボット・ドリームズ』を観た。気の利いた序文なんて思いつかないし、率直に結果から言わせていただくと、ガボ泣きした。  より具体的に言えば、「映画が17:30に終わるので前々から気になっていた飲み屋に行って独り飲みしてから帰ろう」と思っていたのに、泣きすぎて誰にも顔を合わせられない状態になったので急いで帰って今これ書いてる、ということになる。キラキラした週末の最後、日曜日の夜に、顔面グッズグズになった成人男性が一人。イヤホンから流れるのはもちろん「September」

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          前へ進めど道は違えて。劇場版『BanG Dream! It's MyGO!!!!! 前編/後編』

           東京に住んでいた頃、業務上で外出する際、僕は待ち合わせ時間の1時間前に目的地に着くようにスケジュールを建てていた。もし道に迷ったら?もし電車が遅れたら??臆病者の僕は見知らぬ土地で生きることに怯え、失敗に繋がる可能性を予め潰してからでないと、安心して商談にも行けやしなかった。  劇場版『BanG Dream! It's MyGO!!!!! 前編 春の陽だまり、迷い猫』『後編 うたう、僕らになれるうた&FILM LIVE』を観た。前回の記事を振り返ると、あの熾烈なTVシリー

          前へ進めど道は違えて。劇場版『BanG Dream! It's MyGO!!!!! 前編/後編』

          読書感想文「『宇宙戦艦ヤマト』の真実――いかに誕生し、進化したか 」

           ここ一ヶ月ほど集中して『宇宙戦艦ヤマト』シリーズを観る毎日を送っているのだが、ここ数日、とある疑問が頭を離れなかった。ヤマトとは、誰のアイデアなのか、と―。  私の身の上、育ちが松本零士ゆかりの地ということもあり、かの巨匠の代表作として『銀河鉄道999』と並んでヤマトが挙げられるため、初めに『宇宙戦艦ヤマト』という漫画があり、それを映像化したものが今観ているアニメシリーズなのだと、そう思い込んでいた。  故に、この本を読んで、たいそう驚いた。ヤマトは漫画出自などではなく

          読書感想文「『宇宙戦艦ヤマト』の真実――いかに誕生し、進化したか 」

          『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2』どっち好き?問題

           ヤマト強化月間は最初の一月を終え、『宇宙戦艦ヤマト』『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2199(TV版)』『宇宙戦艦ヤマト2』を観た。我ながら、とんでもない履修速度だ。  ヤマトのヤの字も知らないで始めたマラソンゆえに、『宇宙戦艦ヤマト2』の1話を再生して、かなり動揺してしまった。数日前に観た映画と同じシーン、同じナレーション、同じ敵が目の前に現れたからだ。  あいにく、こちらには参考資料になる書物も頼れる有識者もありはしないので、たまらずWikip

          『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2』どっち好き?問題

          現代向けリメイクの最適解としての『宇宙戦艦ヤマト2199(TV版)』

           この知らせを受けて以降、集中的に『宇宙戦艦ヤマト』を観ている。1974年の最初のTVシリーズを経て、名作と名高い『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』へ。祖国を救うべく未知の航海に挑む者たちの挑戦は、戦争を直接経験してもいない自分にも深く刺さり、余暇時間のほとんどをヤマトに費やしている。このTVシリーズの感想としては、すでに多くのクルーから語り尽くされている本作について、『エヴァ』から遡って触れたからこその視点ということで、こちらの文章を掲載いただいている。  さて、常道

          現代向けリメイクの最適解としての『宇宙戦艦ヤマト2199(TV版)』

          守りし者として、強くあれ。『牙狼〈GARO〉ハガネを継ぐ者』

           2024年現在のシリーズ最新作にして、道外流牙の10周年という節目に放送された『ハガネを継ぐ者』は、新しいスタッフによる新機軸が盛り込まれたチャレンジングな一作で、かつて主人公交代という「新」に果敢に挑んだ“流牙らしい”組み立ての連続ドラマであった。そしてその試みは、大胆であるからこそシリーズに新しい風を吹き込んだ結果の面白さに満ちたもので、私個人としてもかなりお気に入りの一作になってしまった。  道外流牙の物語としては2017年の劇場版『神ノ牙-KAMINOKIBA-』

          守りし者として、強くあれ。『牙狼〈GARO〉ハガネを継ぐ者』

          その闇は、黄金を塗り潰す。『牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔』

           『牙狼〈GARO〉』、というか道外流牙シリーズ強化月間として、放送当時から数年ぶりに『-GOLD STORM- 翔』を見返してみる。早2作目にして、流牙と莉杏、二人の阿吽の呼吸が微笑ましい。  『闇を照らす者』の続編として製作された本作は、ボルシティを出た道外流牙と莉杏の新たなる闘いを描く、劇場版+TVシリーズ2クールの長編である。前作の監督は横山誠氏が務めていたが、今作ではシリーズ生みの親である雨宮慶太が、初めて道外流牙シリーズのメガホンを取ることに。ガロやホラーのスー

          その闇は、黄金を塗り潰す。『牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔』

          悩ましき新機軸にして、熱血の良作。『牙狼〈GARO〉〜闇を照らす者〜』

           シリーズ最新作『ハガネを継ぐ者』の前に、道外流牙シリーズを振り返っておきたい。そう思っていたはずなのに、いざ実行に移す頃には『ハガネ』の放送も終了していて、夏服をタンスにしまい込む季節にまで持ち越してしまったのは、ひとえに自分の怠惰ゆえ。令和ライダーに浮気をしていた先月までの自分を、呪う羽目になってしまった。  という要らない前置きを踏まえて、『牙狼〈GARO〉〜闇を照らす者〜』を観た。かれこれ通しで観るのは三度目なれど、観る度に愛着が湧いてくる、不思議な一作である。放送

          悩ましき新機軸にして、熱血の良作。『牙狼〈GARO〉〜闇を照らす者〜』

          映画を作るって大変だ。『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』

           本作を観るにあたり、そもそもあの『ジョーカー』に続編があっていいのか!?という懸念を抱きながら、映画館に向かった。製作が発表された時も、レディー・ガガが出演すると聞いた時も、予告編が解禁された時も、ずっとその思いが頭から離れなかった。あの続きが描かれること、何が現実で何が妄想なのかを紐解かれることが、果たして必要なのかと。  鑑賞後、少なくとも私にとっては、この続編は必要なかった。でも、この作品を必要としている人が、世界には無数にいるのだろうな、とも思った。長いこと生きて

          映画を作るって大変だ。『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』

          『仮面ライダークウガ』をまだご覧になっていない方に向けた文章

           ありがたいことに、仮面ライダー作品を観た感想を綴っていると、noteなりX(Twitter)なりで、感想を頂戴することがある。好意的なものもそうでないものも、あるいは誤字脱字のご指摘も、素人の文章にリアクションをいただけるのは、モチベーションとして非常に大きくて、この場で感謝申し上げます。  その中で一つ、好意的かつ親切なものですよ、という前置きの上で(許可をいただき)掲載させていただくと、「『クウガ』がオススメですよ!」というコメントが目に留まった。そ、そうか、おれはい

          『仮面ライダークウガ』をまだご覧になっていない方に向けた文章

          ムービーナーズ様にて「仮面ライダースカル」の記事が公開されました。

           お仕事のご報告です。  11月8日(金)公開の劇場版『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』を前に、仮面ライダースカル=鳴海荘吉の軌跡と、それを演じた吉川晃司さんの様々な逸話をまとめた振り返り記事を、ムービーナーズ様にて公開中です。いつものことながら、自由な題材での掲載を許可いただけて、感謝が絶えません。  元より、劇場版公開前にやりたいな〜と思っていた企画を、こうしてメディア様の媒体で幅広い方に向けて公開できるのは、嬉しいこと。自分の文章をたくさんの人に読んでいただくこ

          ムービーナーズ様にて「仮面ライダースカル」の記事が公開されました。

          差し伸べられたのは分岐点。『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』

           東京での公開から数ヶ月遅れで我が地元にやってきた『ベイビーわるきゅーれ』一作目を、ミニシアターの小さなスクリーンで観たのが3年前。続く二作目は大手シネコンにて全国一斉にロードショーされるようになり、そして今回の三作目は地上波で連続ドラマが並走して放送中、かつ池松壮亮や前田敦子がキャストに集うような作品になっていた。いくらなんでも、デカくなりすぎである。  して、今回の『ナイスデイズ』は冒頭の空撮映像から感じられるように、過去二作よりも格段にリッチになっている。宮崎県の協力

          差し伸べられたのは分岐点。『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』

          熾烈さと今っぽさのあいだ。『仮面ライダーギーツ』

           先日、『仮面ライダーゼロワン』をTVシリーズから後日談のVシネマに至るまでを鑑賞した。感想としては、「悠也、なんでそんなことするの、悠也……」であった。人間と人型ロボット(AI)の共存の可能性を一年かけて積み上げ、しかしその希望を本編完結後のVシネマで一気に振り出しか、あるいはそれ以上に苦しい局面にまで引き戻す物語展開に、一人で阿鼻叫喚するしかなかったのである。  なぜこのようなことになったのか。答えを求めた筆者は、次なる作品、まだ観ぬ令和ライダーの世界へと踏み出した。…

          熾烈さと今っぽさのあいだ。『仮面ライダーギーツ』