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#フランス
清々しくも儚く、でも強固な祖父と孫娘の絆。
「ハッピーエンド」
ミヒャエル・ハネケ。私は彼の作品が好きだとは決して言えない。だけど、いつも私の心に棘が釘が刺さるかのように、何かを残す作品が多い。
心を揺さぶるのとも違う。考えを一方的に突きつける訳でもない。人の心の奥底に潜む、誰もが見たくもなく、気づかないフリをして通り過ぎている何かを見せつけてくるのだ、ジワジワと。それはとても居心地が悪くなるばかりで。
今回もそうだ。
建設会社
ノンシャランと生きてみる。
ある賭けに出た。平日の仕事帰りに、頑張れば映画を2本観れるのではないか。さすがに今までやったことないよな。心の中では随分と葛藤があった。作品選びも慎重だ。どうしよう。観るのか?観ないのか?観るなら、何を観るのか?映画館に辿り着くまでの間も自問自答しながら、選んだ1本目がこちら…。
「ジャコメッティ 最後の肖像」
1964年、パリ。ジャコメッティはアメリカ人青年のジェームズ・ロードに肖像画の
【cinema】トリュフォーの思春期
2017年70本目。午前十時の映画祭にて。
友達のお母さんに憧れを抱くパトリック。母と祖母に虐待を受けている転校生ジュリアン。警察署長の父を持つシルヴィー。(レストランに連れて行ってもらえない件が笑える)
10階から落ちても平気だった男の子グレゴリーなどなど。ティエールの町の人々を描いた群像劇。
最初の始まり方。「ここがフランスの真ん中です」という町から従兄弟ラウルへポストカードを送る女の子マ