政治(金融・経済)講座V1015「金融大暴落はどのくらいの確率で起こり得るのか」
今回は、金融機関に約半世紀、勤務した色々な経験で独自解説をする。金融システムは大変もろいのである。何故なら、もともと金融は「信用」で成り立っている形の無いものである。その「信用」の化身が通貨であり、借用書であり、当事者間の「信用」や「信頼」が崩れたら、ひとたまりもなく金融システムは崩れ去るのである。「取り付け騒ぎ」は銀行を「信用」できない結果起こる。その時に中央銀行の対応によっては、健全経営の銀行でも、あっという間に経営に困窮することになる。数学的な確率論ではなく、不安心理が