政治(経済)講座ⅴ1042「中国にはデフレではなくスタグフレーションがこれから始まる。これで共同富裕が遠のく」
中国共産党の十八番(おはこ)は情報隠蔽と情報捏造、事実を隠したまま瀕死の国家の経済状態であろう。
そして、その中で設備の収益性の経営効率であり、特に心配されるのは国営企業はゾンビー化してゾンビー企業が動き回っているようなものである。その一番良い例が、旧ソ連の経済破綻と旧ソ連の崩壊へとつながったのである。日本の不動産バブル崩壊の研究と旧ソ連の国家崩壊の研究と対策はしていなそうである。盛者必衰は世の常である。どのような形で国家破綻が表に出るかは不明であるが、中国の経済は瀕死の状態であることは日本の過去の経験わかるのである。世界から必死に投資を呼び込もうとするが、さりとて、国家破綻であることを悟られることに情報過敏となり、スパイ容疑で取り締まる理由であると推測している。軍事機密以外でも経済情報を得ようとするとスパイ容疑で拘束していると判断できる。GDPやほかの経済指標も捏造が世界中から疑われていていることも気づかないようである。習近平氏を裸の王様に揶揄しているユーチューバーもいる。中国の不動産は壊滅的であることはよく知られたことであるが、中国の鉄道の国営企業の運営は大赤字の垂れ流しで運営されているようである。日本の過去の親方日の丸の国鉄と同じように中国の鉄道事業は不動産投資以上に今や投資の割には有益性の低い設備投資であり、雪だるま式に赤字が膨らんでいると分析されている。今回はそのような予備知識を持ちながら報道記事をお読みください。日本のデフレを「悪」と捉える経済学者が多いが、国民生活の視点から俯瞰すると、年金生活者や預金などの金融資産で余生を生活している者にとっては、貨幣価値が変わらず、それが安定した安心して生活ができたのである。貨幣価値が下がるインフレ、貨幣価値が目減りするインフレは愚策であると考える。中国の目指すべきはデフレ政策こそが「共同富裕」であるとアドバイスしたい。寧ろ中国はスタグフレーションに向かうのではないだろうか、と老婆心ながら中国の人民を按ずるのである。
皇紀2683年4月26日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
中国の低インフレがデフレと異なるのはなぜか?―中国メディア
Record China によるストーリー • 24 分前
中国政府がこのほど発表したデータによると、今年3月期の消費者物価指数(CPI)は前年同期比0.7%増で、市場の予想を下回り、前月に比べて0.3ポイント低下した。コアCPIは同0.7%増となり、12カ月連続で1%以下になった。中国新聞社が伝えた。
同期の生産者物価指数(PPI)は同2.5%低下、前月比は横ばいで、市場の予想の2.3%低下を下回り、低下幅が3カ月連続で拡大した。
こうしたデータの低下傾向を受けて、市場では中国の経済活動が冷え込み、デフレに陥っているのではないかとの懸念が広がっている。複数の政府関係者と専門家が、「全体として中国のマクロ経済の運営が好調なスタートを切り、経済回復の流れが明らかだ。低インフレはデフレと異なり、低インフレやこれまでの反インフレの力を単純にデフレと見なすべきではない。中国には体系的で持続的なデフレ圧力は存在しない」といった見方を示す。
中国中央銀行貨幣政策司の鄒瀾(ゾウ・ラン)司長は、「デフレには一般的に物価水準のマイナス成長が続き、通貨供給量が持続的に低下するという特徴がある上、経済の低迷を伴うのが一般的だ。目下の中国の物価は緩やかな上昇を続け、広義マネーサプライ(M2)と社会融資の増加ペースは相対的に速く、経済運営は好転を続けており、デフレとは明らかに異なる」と述べた。
中国国际金融の張文朗(ジャン・ウェンラン)研究部チーフマクロアナリストも、「中国は目下、経済回復の初期にあり、需要推進型インフレの状況が好転しているところで、「もうすぐデフレになる」ということはなく、より多くの視点と指標から判断しなければならない。例えば、▽通貨供給の増加率が過去最高を更新し、貸出の状況が改善を続けた▽第1四半期(1-3月)の経済成長は全体としてペースが速く、今後かなり高い確率でさらに回復を遂げるとみられる▽内需が推進する価格およびGDP(国内総生産)デフレーターが改善している、などだ」との見方を示した。
目下の中国経済は引き続き安定回復に向かっている。瑞銀証券の汪涛(ワン・タオ)チーフ中国エコノミストは、「第1四半期の経済は前年同期比4.5%増で、第2四半期(4-6月)は低い基数の上でさらに上昇して8%前後に達し、下半期は5%以上を維持するだろう。中国が持続的なデフレ圧力に直面することはないだろう」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
中国による世界初「スーパー高速鉄道」の敷設地が決定か―香港メディア
Record China によるストーリー • 1 時間前
2023年4月25日、中国メディアの環球網は、中国が時速1000キロを誇る「スーパー高速鉄道」の最初の敷設地について上海―杭州間を第1候補として考えているとする香港メディアの報道を伝えた。
記事は、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの23日付文章を引用。中国の科学者が17日に発表した「鉄道標準設計」という文章の中で、リニアモーターカーが真空トンネルの中を時速1000キロで走行するというスーパー高速鉄道路線の敷設地について、現時点で条件を十分に備えている6路線の候補を挙げて人口密度、経済活動、既存の交通インフラ、経済的な潜在性などの量的な比較評価が行われたと紹介した。
そして、候補として中国北部の主要都市である北京と河北省の石家荘を結ぶ路線、珠江デルタの要である広東省の広州と深センを結ぶ路線、長江デルタの要である上海と浙江省杭州市を結ぶ路線などが挙げられ、中でも上海―杭州路線が人口密度の高さ、活発な経済活動に加え、平坦な地形による技術的フィージビリティーの高さ、社会に対するポジティブな影響力の強さといった点から他の候補をリードしているとの認識が示されたと伝えた。
距離約150キロの上海―杭州間でスーパー高速鉄道が開通すれば両都市が20分足らずで結ばれることになりそうだが、文章は一方でスーパ高速鉄道システムが現状では技術開発の初期段階にあるため、実際に建設、運用できるようになるまでには幾多の難しい技術的な課題を克服すつ必要があると指摘している。(翻訳・編集/川尻)
参考文献・参考資料
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