肩関節のトラブル原因と改善策と予防法を一挙公開
肩が痛い人はめちゃくちゃ多いです
なぜそんなに痛くなる人が多いのか?
それは肩の使い方と肩の構造に関係があります
今回は肩の痛みの原因と改善策、そして予防方法を解説した記事を書いていきたいと思います
今回の記事でわかること
・姿勢不良から起こる肩のトラブルがわかる
・なぜ肩が痛くなるのかがわかる
・肩の痛みの改善策や予防方がわかる
以上のことについて解説していきますので最後までお付き合いください
肩の位置が前にずれてる人はここに注意
肩関節の位置の大切さについて少し解説します
肩関節の動きが悪くなると、前から上、横から上の手を上げる動きが難しくなり、引っ掛かるように感じたり、真上に上がらなくなります
また後ろ手で背中に手を回す動作も、肩関節が柔軟でないとできない動きです
これらがうまく出来なかった人はこの先「四十肩・五十肩になってもおかしくない予備軍」であると言えます
そんなあなたは、背中を丸めた姿勢を長時間行うことが多くありませんか?
その場合、おそらく、肩が前側に入り込み、肩こりも慢性的になっていると思います
長時間デスクワークをしていると、猫背で肩が前側に入る「前肩」になり、肩関節が前にずれてしまいます
自分の姿勢がよくわからない・・・
という人は、何気なくたった姿勢をとった時、両手が体の真横より前側に来る人は「前肩」です
肩関節の位置が正しいと、手は体の真横にきます
肩関節は前側にずれると痛めやすい
肩関節の位置が前側にずれ込むとどんなデメリットがあるのでしょうか?
肩関節は、構造的に「痛めやすい」性質を持っています
肩関節は、肩から肘にかけての「上腕骨」体の前面の胸骨と肩甲骨をつなぐ「鎖骨」、背中側にある三角形の「肩甲骨」の3つで構成されています
通常、関節はクッションの役割をする「関節包」などの柔らかい組織によって包まれています
しかし、肩関節は他の関節と違って、関節法で包まれた部分は、肩甲骨と上腕骨のごく一部だけです
途切れた部分には、筋肉と骨をつなぐ「腱」や、腱が集まった「腱板」などの組織が挟まっていますが、このため肩関節周囲は「擦れる」刺激に弱く痛めやすいのです
また、野球なんかの投球動作を想像してみたらわかるように、肩関節は「体の中で最も自由に動く関節で、安定感に乏しい関節」です
股関節と比べると、股関節は骨盤の窪みにがっつり深く組み合わさっていますが、肩関節は、上腕骨の球状の骨が組み合わさる肩甲骨のくぼみが非常に浅いのです
浅く組み合わさっているために、肩関節は股関節よりも遥かに自由度が高く、腕をダイナミックに動かすことができるというメリットがあります
しかし、肩関節はけん玉の土台と球の関係のように、浅くしかハマっていないために、腕をあげて強く後ろに回した途端に脱臼したり、ずれた状態で固まりやすいというリスクもあるのです
結論「前肩であると、肩甲骨と上腕骨の接合部がずれやすい状態になる(怪我につながる)」
「前肩」は腕があがらない四十肩・五十肩につながる
姿勢不良からくる「前肩」によって肩関節がずれると、肩関節のクッションの役割をしている「関節法」や「滑液泡」などの組織が常に摩擦を受けます
その刺激が長期間積み重なると、炎症を起こしてしまいます
この炎症が、四十肩・五十肩などの肩関節周囲炎の痛みの原因となります
症状としては・・・
・腕を動かしただけで肩から腕に痛みが走る
・髪をとかしたり、ブラのホックを後ろ手で留める動作が辛い
・髪をまとめることができない
・寝ている時に寝返りをうつと激痛で眠れない
などがあります
四十肩・五十肩と年齢によって分けられていますが、同じものと考えて良いでしょう
肩が痛くなってあがらなくなるのが最大の特徴です
病名や症状はよく知られていますが、正しい理解をしている方は結構少ないうえ辛い痛みに何年も悩まされるという人がたくさんいます
肩が痛いから整形外科へ行って、レントゲンやMRIなどで検査をしても骨や関節に異常がない場合に四十肩・五十肩という病名がつけられます
めちゃくちゃ肩が痛いので肩になんらかの原因があるのは間違い無いのですが、画像診断には限界があるので最終的な原因究明とまでいかないのが現状です
この四十肩・五十肩は1年から2年くらいかけて徐々に痛みが改善するという特徴があります
結構時間がかかる症状です
同じように肩の痛みが長く続く症状で
「石灰沈着性腱板炎」「腱板炎」「腱板損傷」
などがあります
四十肩・五十肩と似たような症状でも治療法が異なるため、肩に辛い痛みがある時は整形外科で画像診断などを行って、その後は整骨院などで肩関節と連動している筋肉や関節の動きを良くしていくことが早期回復の鍵となります
四十肩・五十肩予防法
前側ばかりの偏った動作をすることや、肩周辺の筋力の低下によって定着しやすいのが猫背からくる「前肩」です
老けた姿勢に見えるだけでなく、胸椎のカーブも崩れてしまうため、首や肩のこり、腰痛などの不調が連鎖するようになります
そこでやって欲しいのは肩関節の位置を調整するエクササイズとストレッチです
まずは肩を前に持ってきてしまう大胸筋をほぐしましょう
よく、肩の位置を修正しようとして、左右の肩甲骨を寄せてオードリー春日みたいになる人がいますが、これでは肩の位置を支える「前鋸筋」「広背筋」に刺激がうまくいきません
これらの筋肉は、肩を外側に開く「外旋」をして、下に引き下げるときに働きます
正しい肩の位置をキープするためにこのペン挟み姿勢を意識してみましょう
この姿勢をしてみると、普段の肩位置よりもかなり後ろに下がっていて変な感じがするかもしれませんが、これが正しい肩の位置です
この姿勢が自然にできるようになると、わきや腰回りもスッキリ引き締まるはずです
まとめ
何気なくたった姿勢をとった時、両手が体の真横より前側に来る人は「前肩」です
肩関節の位置が正しいと、手は体の真横にくる
「前肩であると、肩甲骨と上腕骨の接合部がずれやすい状態になる(怪我につながる)」
肩に辛い痛みがある時は整形外科で画像診断などを行って、その後は整骨院などで肩関節と連動している筋肉や関節の動きを良くしていくことが早期回復の鍵となる
良い姿勢は胸を単に張るのではなく、「前鋸筋」「広背筋」に刺激を入れて肩を外側に「外旋」をして、下に引き下げるようにするべし
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです