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育児は「善い」も「悪い」もない、つねに「最善」を想像するだけ【育児哲学#2】

・昔は「善い」とされていた育児方法でも現代では「悪い」とされることがある
・時代や環境によって「善悪」の基準は左右される
・つねに「想像力」を持って「最善」の育児をこころがけよう




何がよくて、何がわるいのか。
それは、まだ誰も知らないのだ。


◆ドイツの詩人、哲学者 ニーチェ
ツァラトゥストラ(下)』引用



何が「善い」ことで、何が「悪い」ことかはわからない。戦時中は「善い」とされていたことでも、現代では「悪い」とされる常識など、多々ある。「善悪」の基準は時代によって左右されるのだ。古い習慣に従うことだけが「善」ではない。私たちは、常に「善悪」の意味を問い、意味を創造し続けることができる。


何が「善い」ことで、何が「悪い」ことかはわからない。戦時中は「善い」とされていたことでも、現代では「悪い」とされる常識などもあります。

育児にも多々そういったことがあります。

昔は「紙おむつ」より「布おむつ」の方が通気性もあって経済的にも良いとされてきましたが、現在では機能性に優れ、もれにくい「紙おむつ」は見直されています。

可愛くて可愛くてどうしようもない幼児に、昔は「チュー」をしまくった親が多かったと思いますが、現在では虫歯の原因となる菌が移る懸念があり、幼児の口に直接チューはできなかったりします。(ほっぺならOKらしい)

また、昔は栄養があるから母乳より粉ミルクを飲ますのが主流だったのが、現在では母乳の栄養素が豊富であると見直され、母乳をすすめる病院が主流になってきています。


子育ての方法は、何が「善い」ことで何が「悪い」ことなのか。

子供のことなので、考えれば考えるほど不安で仕方がありませんが、僕が思うに「子供のことを考えた行動」に「悪い」ことはひとつもありません

昔も今も、子供のために最善の方法をとった育児は、「愛情」という形で子供にも伝わっていると思います。


そうは言っても、後悔することもあるでしょう。子育ては特に後悔の連続かもしれません。

でも、大半の子供は思い通りに育たないものですw

子供も自分の意志があり、考え方も感じ方も、生き方も違うのですから、親の思い通りに育たないことが健全だと思います。


なるべく「安全で安心、健やかに」育てる最新の方法を調べましょう。

そのときの注意点は「想像力」をもって情報に接してください。

その子育て情報は一方的な収益を得るためのニセ情報?偏見?など、偏った情報もネットでは多々あります。

子育て中に、落ち着いてそれらの情報の精査をするのは難しいかもしれませんが、コツとしてはその情報は「誰」が発信しているか?を見て、なるべく自分の中で信用している人の意見を参考にしてみたらいいかと思います。

ただし、「想像力」はなるべく忘れずに持っておいてください。


今の子供が、今度は親になったとき、また新しい「常識」が生まれ、「善い」「悪い」が更新されていくと思います。

子育てに「善い」「悪い」はありませんが、子供を思う気持ちはいつの時代も同じなので、自分の子育ても「想像力」を持ちながら、いまの子供の環境や自分の環境の変化に合わせて、バージョンアップしていく気持ちで接していきましょう。

こちらの書籍を参考にしています。

まいにち気づきの日々です。ご興味がありましたら、ぜひお手にとって見てください。

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