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本好き。花好き。散歩好き。本のジャンルは、児童書、ミステリー、歴史もの、など。漫画も読みます。

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旅の記録①2020・7・24  平庭高原

go toキャンペーンが始まった7月の4連休。何も予定を立てていなかったが、1日くらいは少し遠出をしようかということになった。 県外の人でにぎわう観光地じゃないところに行こうということになって、平庭高原へ出かけた。懐かしい岩手町を過ぎ、大坊峠に入る。私は、単身赴任していた時にJRバスの『白樺号』で何度も通っていたのだが、その時やっていた道路の拡張工事がまだ続いていた。 だらだらと続く葛巻町を過ぎ、平庭高原に入るヘアピンカーブを登っていく。1回のカーブで耳がキンとなるくらい

    • 2021.3.8(月)

      東日本大震災から10年ということで、マスコミ各社が震災から10年の”今”を伝えている。 町だったり、産業だったり、人だったり。その思いだったり。 私は、直接津波被害にあったわけでも、身近な人をあの震災で失ったりもしていない。 海から遠く離れたこの内陸で、長い長い大きな揺れと、それからしばらく続いた少し不便な暮らしを経験しただけだ。 それだけでもあの時のことを思い出すと、語りたいことは本当にたくさんある。 でも、まだあの津波で大切な人を失ってしまった人の様々な思いに正

      • 散歩の風景②

        子どもたちが思春期に入るころ、ようやく地区の開発が始まった。 子どもたちの通学路は、あぜ道を舗装したものがほとんどで、長男は、登校途中におたまじゃくしを捕まえて持って行ったこともあるらしい。(面談の時に担任の先生から聞かされて、衝撃を受けたので忘れられない。) 通学路の両側にあった田んぼが少しずつ埋め立てられていく。私のちょっとお気に入りだった、あぜ道に沿って流れる小さな堰も消えていた。メダカのような小さな魚が見られる堰だった。開発の規模は大きく、いっぺんに進んでいくわけ

        • 散歩の風景①

          夕方家に帰ると、玄関先に”はや”がいた。 もっともその時、私はその魚の名前を知らず、漬物が入っていた黄色い小さなバケツの中に、シュッとした小さな魚が入っているのを見たのだった。 ”はや”というその魚の名前を教えてくれたのが、夫だったのか、魚を捕まえてちょっと興奮した子どもたちだったのかは忘れてしまった。放課後、近所の子どもたちと、近くの田んぼの堰で網ですくって捕まえたもののようだった。 夫の両親が、私たち夫婦と同居をするために購入した中古住宅は、市街化調整区域の中にあっ

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          帰省

          東京から次男が帰省してきた。gotoキャンペーンに東京が含まれたし、次男の周りでコロナに感染した人はいなかったこともあって、私たちもそろそろいいかなと思った。 次男の働き先は、ほとんどテレワークに移行した会社で、たまに入るネットワーク会議や打ち合わせなど以外は、自由気ままに仕事をしている。打ち合わせ中にうっかり声をかけてしまわないように、『仕事中です』『FREEです』というカードを作って次男のドアに取り付けた。 次男が東京で暮らすようになって、もう10年以上が過ぎた。次男

          日常は少しずつ変化するものだけれど③

          子育てがひと段落した10年前頃から、毎年秋に、高校時代の部活動の友達と温泉に一泊しての同期会をやっている。東京のコロナの感染者数がまた増えだした頃、幹事をやってくれている友達からラインで連絡があった。 "いつもなら、日程確認して宿の手配する時期だけど、今年はどうしようか迷っている・・・”と。 今年はできるのかなあと思い始めたころだった。 東京に住む友達は、”私は今年はもう参加を辞退しようと思っていた。ウイルスを運ぶことになってしまうのが怖い。”と。気持ちはよくわかる。

          日常は少しずつ変化するものだけれど③

          日常は、少しずつ変化するものだけれど②

          東京に住む次男から「気管支炎になって、あんまり外出したくないから食料を送って。」という電話が来た。こんな時期に大丈夫か~、東京はまだまだ安心できない、オンライン診療なんてさすが都会!などと、息子の話を聞きながら本当にいろいろ思ってしまった先週。ようやくプロ野球が開幕した。 このプロ野球の開幕の遅れが夫の日常生活に大きな変化をもたらした。 「新しい生活様式」が求められる中、私たちの生活は今までとはいろいろ変化したと思うのだが、大きな変化として感じられることの一つが、夫が外出

          日常は、少しずつ変化するものだけれど②

          日常は、少しずつ変化するものだけれど①

          2011年が忘れられない年になったように、この2020年も強く心に刻まれる年になったことは確かだろう。コロナによる自粛生活は、こんな地方都市に住む私たちの日常にも影響があった。 一つは、散歩のついでの昼飲みが減ってしまったことだ。街中になかなか出られないため、ただひたすら近所を散歩している。それはそれで楽しいけれど。だが、これはもう少ししたら、以前に戻れるかもしれない・・・と少し期待している。 大きく変化したのは『買い物』かもしれない。ニュースにもなっていたなあ。ネットで

          日常は、少しずつ変化するものだけれど①

          コーヒーの豆にも思い出が・・・   コーヒーにまつわる話 その3

          30年近く続く毎朝ドリップコーヒーを飲む習慣。今日はコーヒーの豆の話。 結婚したての頃、コーヒー豆は、デパ地下で買っていた。UCCのコーヒーだったろうか。それがメインで飲む豆だった。時々、行きつけの喫茶店で買ったりしながら、結構あちこちで手に入れていた。 行きつけの喫茶店は3つくらいあって、特にここのが一番というのはなかったように思う。ただ、どこでも『コロンビア』の豆。苦味とコクのバランスが好きだ。 自家焙煎のコーヒー豆を買うようになったのは、10年位前からだろうか。一

          コーヒーの豆にも思い出が・・・   コーヒーにまつわる話 その3

          奇しくもその時『ライン』に通知が来た!!

          『ユートロニカのこちら側』 小川 哲著 ハヤカワ文庫JA noteのタイムランを読んでいたら、『【新入生のみなさんへ】「二十歳のときに、ある壮大な計画を立てた。大学の生協に置いてある岩波文庫をすべて読破しようというものだった。」』という文章が目に入った。すぐにどんな人だろうと興味をもつ。読んでみたら、ハヤカワSFコンテストで大賞をとったすごい作家さんの文章だった。大業を成し遂げる人は、若い時から志が違うものだと妙に納得する。 入江哲郎さんの解説によると「ユートロニカ」とは、

          奇しくもその時『ライン』に通知が来た!!

          アマゾンのお勧めで読み始めた   『薬屋のひとりごと』 作 日向 夏

          西域に砂漠が広がる帝のいる国。今の時代なら常識と言えるものが、「ミステリー」になる時代。ちょっと複雑な生い立ちの薬師の猫猫(まおまお)と とても複雑な出自の皇弟壬氏の物語。なかなか進展しない関係性は、ラブコメのようだ。アマゾンアンリミテッドのレビューには、「痛快ミステリー」とあった。猫猫の周りで起こる様々な事件を「薬師」の知識で解決していく、ちょっと理系の謎ときには違いない。 そう言えば東洋経済の『東大生が全力でオススメ「勉強になる漫画」3選のおすすめ漫画」』でも取り上げて

          アマゾンのお勧めで読み始めた   『薬屋のひとりごと』 作 日向 夏

          『本好きの下克上』というライトノベルにはまっている。②

          『本好きの下克上』の最新刊の中で、本の読み方についての描写が出てくる。「ローゼマイン」(「わらしべ長者」を繰り返し、領主の養女にまで出世した「マイン」の今の名前)は、とにかく多読なのだ。彼女は、一冊の本を繰り返して読んで楽しむという読み方はあまりしない。でも、ローゼマインの側近(領主の養女なのでお付きの人が何人もいる。護衛官もいる。)は、気に入った本を繰り返し読み、その描写を暗唱してしまうような読み方をして楽しむ、というような場面だ。 私は実は、同じ本を繰り返して読むという

          『本好きの下克上』というライトノベルにはまっている。②

          『本好きの下克上』というライトノベルにはまっている。①

          『本好きの下克上』というライトノベルにはまっている。アマゾンの「1巻目無料」で読み始めて、安くなった頃に購入したり、無料本で読んだりとしながら、いつの間にか最新刊まで読んでいた。 初めにクリックしてしまったきっかけと言ったら、『本好きの』とか『司書になるまで』などの言葉がそれこそ「本好き」の心をとらえたフレーズだったからだと思う。 いわゆる異世界転生ものだ。最近とても多い設定だ。もうひとつの特徴は、前世の知識を生かして、その時代にはないものを作り出していく話。今人気(だと

          『本好きの下克上』というライトノベルにはまっている。①

          「コーヒーが好きなんじゃなくて、喫茶店が好きなんだ。」と息子は言った。  コーヒーにまつわる話 その2

          我が家では、毎朝コーヒーを飲む。その習慣は、もう30年近く続いている。だから、コーヒー豆を欠かすことはできない。コーヒー豆にもさまざま変遷があった。デパートで買ったり、気に入った喫茶店で買ったり。その中の一つの喫茶店の話。 子どもたちがまだ、学校に通っていた頃。土曜日の午前中、長男が学校へ出かけ、次男だけが家に残っているという時期があった。次男と夫と私の3人で、よくお気に入りの喫茶店に出かけた。自分たちより少し年配のふんわりと優しい雰囲気のご夫婦がやっている小さな、でも、と

          「コーヒーが好きなんじゃなくて、喫茶店が好きなんだ。」と息子は言った。  コーヒーにまつわる話 その2

          コーヒーにまつわる話 その1

          小学校高学年の頃に、豪徳寺に住んでいた。休みの日になると父親とよく散歩に出かけた。ずっと続く住宅街の道を、庭木に咲く花の名前を教えてもらったりしながら、散歩した。ごくたまに、豪徳寺商店街の中の喫茶店に寄り道することがあった。私と妹が、プリンアラモードやフルーツパフェを食べているときに父親はブラックコーヒーを飲んでいた。子ども心に”どうしてこんなおいしいものじゃなくて、コーヒーなんか飲むんだろう”と思ったことをよく覚えている。 コーヒーについて次に思い出されるのは、中学生の頃

          コーヒーにまつわる話 その1

          朝日を浴びる雪景色の山並みに、ピリピリとした冬の空気を感じた日に考えたこと。

          ・事実を見たまま、聞いたまま、やったまま書く。  ・美しいと思ったことを「美しい」という言葉を使わずに見たままを書くことで伝える。   ・「悲しい」と感じたことを「悲しい」と表現せずに伝える。  ・ありきたりな修飾語をやたら使わない。  私が小学生の頃、担任の先生が教えてくれた作文の書き方。今でも意識することがある。こうして全く知らない人に読んでもらおうと文を書き始めると、アウトプットすることは、いかにエネルギーを使うことかがわかる。 記憶を引き出し、整理し、言葉を

          朝日を浴びる雪景色の山並みに、ピリピリとした冬の空気を感じた日に考えたこと。