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現時代の価値観

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科学と資本主義と民主主義が作り上げた価値観のなかで生きているが、それらは役目を終えてしまっているのではないだろうか。
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2016年11月の記事一覧

銀行という仲介業も不要になる

今までは、
預金者➡銀行➡借りたい人
だった。

それは、普通の人は誰に貸せばいいかわからなかったし、借りたい人が借りたい額ほど一般人は持っていなかったから。

でも、今は、クラウドファンディングで、
一般人➡借りたい人
に、なってきている。

誰が借りたいかわかるようになったし、自分が出す額が少なくても、みんなで出せば相当な額が集まるから。

また、その方が、自分のお金の使われ方を選べるし、仲介

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教育モデルの形骸化

ジャズピアニストの友人が言っていた。
今は、YouTubeとかがあるから、学校に行かなくても色んな理論とかが勉強できる。学校に行かないで、自力で勉強しているすごい人が、最近たくさんいる。

スタンフォードとか有名な大学のオンライン講座が開かれている。世界屈指の研究者の授業が、誰でも受けられる時代に、そこらへんの大学で授業を受ける意味はあるのだろうか。

もともと、義務教育は識字率を上げて資本主義社

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産業革命の時に変わったことと情報革命で変わるかもしれないこと

蒸気機関による革命のときには、
識字能力をあげるための義務教育制度が作られ、
株式を売買して投資をするやり方が一般的になり、証券取引所があらわれ、
会計という概念がうまれ、
中間管理職も存在するような大きな階層構造の企業があらわれ、
たくさんの印刷物が普及し、
鉄道が走るようになり、
発電所がたくさんつくられ、電灯がつくようになった。

これらがない社会は全く想像できないが、インターネットの情報革

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インフレにならないのは社会が変わってきたから

GDPが上がらないのは、不景気なのではなく、社会が変わってきているだけだと思う。

GDPが上がらないのは多くのコストがITによって下がり、暮らしていくためのコストが下がり、お金をたくさん使わなくても生きていけるようになったから。

あとは、車を買うんじゃなくて、カーシェアリングとか、uberとかのシェア型にシフトしてきたみたいに、物が買われず共有されるようになってきた。そのため、ひとつのものが使

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命や生活を救うお金が足らない

年金が減り、税金が上がり、老人の暮らしが苦しくなっている。
それでも、社会保障費はどんどん足らなくなる。

老人が車を運転して事故を起こす。
でも、へき地に住んでいる人から車を取り上げると生活できないから、別の交通手段を用意しないと老人から車を取り上げることができない。

傾くマンションが出てくると良くないから、国がもっとしっかりマンションの検査をするべきだ。

ブラック企業を撲滅するために、もっ

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組織のラベルから個人のラベルへ

ビジネスは信用の上に成り立っている。そのため、ラベルとしての企業という存在が重要だった。なぜなら、ひとりひとりの個人を知ることができなかったから。

企業も、みんなが知っている企業かどうかが重要だった。みんなが知っている企業は信用できるという根拠のない共通認識があったから。

でも、人ひとりひとりを評価できる世の中になってきた。

だから、どこの馬の骨かわからない人はいなくなり、企業というラベルが

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アラン・ページ・フィスク(Alan Page Fiske)の社会的関係性の4つのモデル

アラン・ページ・フィスク(Alan Page Fiske)の社会的関係性の4つのモデルというのが気になって調べてみたが、日本語の記事がなかったので残しておく。

フィスクは、人と人との関係性は4パターンに分類できると主張していて、それが、以下の4つだ。

1. 同族と考える関係性 (Communal Sharing)

CSはその関係性が社会そのものであると考えている。例えば、何かを共有している人

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トランプがなぜ勝ったかわからない人は勝ち組でマイノリティだ

もし、トランプがなぜ勝ったかわからないなら、あなたはきっと勝ち組だろう。

とにかくリセットボタンを押したい。おれだけ不幸なのはいやだから、他のやつも不幸になればいい。そういう破壊思想が根底にあるのではないかと思う。

女性とか移民とかの社会的弱者にも配慮した社会を目指したヒラリーさんより、そんな弱者に手を差し伸べる余裕なんてねーよという人に指示されたトランプさんだったのではないだろうか。

勝ち

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プロしかできない職業はなくなる

小説は文学だ。
人生を豊かにしてくれる。本当にそう思う。

でも、2ちゃんねるのまとめサイトに載っているアマチュアが作った作品も面白い。最近、直木賞受賞作品をいくつか読んだが、申し訳ないが2ちゃんねるのまとめサイトの方が面白かった。

新聞というメディアより、インターネットでアマチュアが作った情報の方が価値があるようになったように、文学についてもプロではなくアマチュアが作る時代が来たのではないかと

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