シェア
こちょう
2020年3月29日 16:13
読書日記の第1冊は、敬愛する米原万里さんの著書です。 『不実な美女か貞淑な醜女か』私と米原万里国語教師である私も、かつては野球少年で読書などしていませんでした。そんな私が「たまには本でも読むか」と思い、親の本棚から何気なく手に取ったのがこのエッセイでした。エッセイというと、エライ実業家が聞きたくもない成功談を語ったり、どこぞの評論家が一方的に体験談を語るようなイメージもあるかもしれませ
もゆき
2020年3月21日 20:55
タイトルからするに女性目線の男性論的な内容を想像しがちだが、この本は作者である米原万里氏が飼っている犬や猫についてのエッセイである。人間の男女の色恋沙汰は全然出てこない。書籍タイトルの「ヒトのオスは飼わないの?」は、米原氏が飼っている犬や猫がどんどん増えていることを恩師に宛てた年賀状に書いたところ、「早くヒトのオスを飼いなさい」とパートナーを見つけることをせかされたことに由来しているとみられる。な
kyokota(きょこた)
2019年12月16日 20:16
Instagram 2019 January 28「ねぇ、ニキビの芯とって」と女友達が妹に頼んでいて驚いたことがある。私には弟がいるけれど、弟にそんなことを頼んだことはない。考えられない。姉妹ってそんな付き合い方をするのか!と衝撃を受けた。仲が良くても悪くても同性だと密度が濃いのかもしれない。私の好きな米原万里について、妹のユリ(夫は井上ひさし)が振り返り補足する本。子供の頃、ロシア語がわ
makicoo
2019年6月12日 15:42
以前参加した読書会で、次の課題図書として紹介されたのがこの本だった。結局その読書会にはそれきり行かず、だからその場でKindleで買ったもののしばらく読まずにいたのだけれど、ふとそういえば、と手にとったら、これがすごい本で、あっという間に読み切った。「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」の著者の米原万里さんは、両親の仕事の都合で、10歳から15歳までチェコのプラハ・ソビエト学校で学ぶ。本作はその時に
つながる読書(原とし)
2018年4月23日 07:06
人が人を紹介して、人づての紹介から人の輪が広がっていくのは楽しい。同じように本が本を紹介して自分の読書範囲が広がっていくのも楽しい。昨年、井上ひさしさんの書評集『井上ひさしの読書眼鏡』を読んだ。この本で、井上ひさしさんは米原万里さんを絶賛している。そこまで言うならと、米原万里さんの本を1冊読んでみた。確かに面白かった。そこから米原万里さんの本を続けて読むようになった。(といっても読了5冊、積ん
mako
2017年7月25日 01:23
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(米原万里著)を読みました。もっと歴史や地理、民族のことを知っていたら、より理解出来ただろうな。 ふと、以前観た阿部サダヲ主演の「謝罪の王様」(だったと思う)を思い出しました。どんな謝罪の言葉だったかは忘れたのだけど、イントネーションが頭に残っていて、最後の方のシーンで歌うように言葉を発しながら踊りをつけて謝罪するのがとても印象的で。相手を思いやる気持ち、相手