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【コラム】かぞくの自律神経をととのえる方法
保育園栄養士のとろみです。
週末から急に暑くなり、しばらくこの時期としては気温の高い状態が続く見込みです。4月でも油断せず、小さなお子さんがいるご家庭は、水分補給はこまめに行ったり、車の中の気温の上昇に気を付けるなど、暑さに備えてくださいね。
4月、5月には、「朝スッキリ起きられない」「イライラ、グズグズが増えた」「夜、なかなか寝つけない」、といった症状のお子さんが増えているようです。”なんとなくすぐれない”症状、実は自律神経の乱れが原因かもしれません。
そこで、寒暖差の大きなこの季節に乱れやすい『自律神経』を整える方法をご紹介します。
自律神経ってなんだろう??
自律神経は交感神経と副交感神経という相反する働きをする2種類の神経のことで、この神経はシーソーのような関係とよく例えられています。せめぎあいながら、内臓の働きを調節したり、幸せや愛情を感じる脳のホルモンの分泌に関わったりしているのが特徴です。
自律神経が乱れるとどうなっちゃうの?
自律神経のバランスが乱れると、、、内臓の働きの調節がうまくいかなくなるので、わかりやすいのは便秘です。こどもたちは腹痛を訴えたりします。そして体重が増えたり、風邪をひきやすくなったりします。
また、ホルモンの分泌にも影響がでるため、イライラや鬱、頭痛、更年期障害などの症状が現れます。こどもたちはいつもよりグズグズしたりします!
ポイントは3つ。栄養・睡眠・リラックス
❶栄養
不足すると自律神経失調症になりやすい栄養素は、アミノ酸、ミネラル類、ビタミン類などですので、不足しないように豆類、玄米や全粒粉小麦などの未精製穀物、緑黄色野菜をおすすめします。
最近は、腸内環境が副交感神経に与える影響もわかってきていますので、腸活がここでもおすすめです。
栄養価が高まる旬の食材を知り、なるべく新鮮なものを砂糖や化学調味料を使わずに調理して肉と魚、野菜をバランスよくとることで栄養素の欠乏を防ぐことができます。
❷睡眠
5歳までは10時間以上、5~9歳までは9時間の睡眠時間を確保です。
(これだけ寝たら、、シャキッと起きてくるのでは?とも(笑))
起床後朝日を浴びることで、体内時計をリセットできます。
❸リラックス
心身をリラックスさせる副交感神経が優位に働くように、暗めの照明の部屋で静かな音楽を聴くことや、ラベンダーなどのアロマの香りなどでのんびりと嗅ぐこともオススメです。お風呂も代表的なリラックス方法です。昼間や活動的に作用する交感神経と、夜間やリラックスしているときに働く副交感神経のバランスをとりたいですね。
いかがでしたでしょうか。
心身共に健やかに過ごせるしくみ、多いに越したことはありません。
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