睡眠6時間未満で風邪のリスク4倍超!休日「寝だめ」もNG
睡眠不足は大敵!
【“忙しくて休めない”人に実践してほしい体調管理法】
体調管理の基本となる三本柱。
①体調を崩す最大の原因である「風邪」「インフルエンザ」などの感染症を予防する
②食事などの生活習慣を整えて、「体調を崩さない基礎体力」を付ける
③睡眠不足や運動不足など「不調のトリガー」を取り除く
このなかでも③に出てくる「睡眠不足」は大きな問題です。
なぜなら、カリフォルニア大学の研究データによると、「風邪をひくリスク」は睡眠時間が6時間未満の人は、6時間以上寝ている人に対して4・2倍、5時間を切ると4・5倍に跳ね上がることが分かっているからです。
しかも、睡眠は単に長時間にわたって眠っていればいい、というものではなく〝睡眠の質〟が重要になります。
起床時刻を固定することで睡眠リズムを整え、どんなに忙しくても24時までには就寝する、つまり「最低でも7時間」の睡眠時間を確保するくらいの意識がいいでしょう!
寝るときには体への負担が軽減するパジャマに着替えるのがベスト!
「良質な睡眠」のためにもう1つ実践したいのが寝る前になったら、スマートフォン、テレビ、パソコンの画面を見ない、ということ。
スマホの発するブルーライトが脳を覚醒させて寝つきを悪くすることは知られていますが、テレビやパソコンの画面も、寝る直前に見てしまうと睡眠の質が落ちることが、研究によって明らかになっています。
特にスマホやパソコンは、SNSなどから刺激の強い情報を受けてしまい、その影響からも脳が興奮して、安らかな入眠を妨げてしまうことがあります。
寝る前には「画面」や「モニター」から遠ざかり、本を読んで過ごすといいでしょう。
平日の睡眠不足を休日の「寝だめ」で補おうとする人もいると思いますが、これはNGです。
平日と休日で睡眠のパターンに極端な差があると、代謝に影響して肥満や糖尿病、心血管疾患のリスクが高まるという報告があるのです。
まずは平日も土日も、「寝る時刻と起きる時刻を固定すること」から始めてみてください。