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紙魚の手帖

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東京創元社の隔月刊文芸誌『紙魚の手帖(しみのてちょう)』に掲載された記事をご紹介します。
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記事一覧

ピーター・S・ビーグル『最後のユニコーン 旅立ちのスーズ』、キャサリン・アーデン…

【編集部から:この記事は東京創元社の文芸誌〈紙魚の手帖〉vol.15(2024年2月号)掲載の記事…

「翻訳のはなし」第10回「銀河帝国の方々(ほうぼう)――新訳裏話」鍛治靖子【紙魚の…

「翻訳のはなし」第10回 「銀河帝国の方々――新訳裏話」鍛治靖子  語呂あわせで「ほうぼう…

佐藤さくら『波の鼓動と風の歌』、フランシス・ハーディング『呪いを解く者』…紙魚の…

【編集部から:この記事は東京創元社の文芸誌〈紙魚の手帖〉vol.15(2024年2月号)掲載の記事…

古沢嘉通/人間的な、あまりに人間的な――2023年ヒューゴー賞騒動【紙魚の手帖vol.18…

古沢嘉通 Yoshimichi FURUSAWA  英語圏SF&ファンタジー界において、2010年代を代表する作…

松樹凛『射手座の香る夏』、中村融編『星、はるか遠く』、立原透耶編『宇宙の果ての本…

【編集部から:この記事は東京創元社の文芸誌〈紙魚の手帖〉vol.15(2024年2月号)掲載の記事…

酉島伝法『奏で手のヌフレツン』、シェパード『美しい血』、ル=グィン『赦しへの四つ…

【編集部から:この記事は東京創元社の文芸誌〈紙魚の手帖〉vol.15(2024年2月号)掲載の記事…

ブリストウ&マニング『姿なき招待主』、川出正樹『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション』…紙魚の手帖vol.15(2024年2月号)書評 村上貴史[翻訳ミステリ]その2

【編集部から:この記事は東京創元社の文芸誌〈紙魚の手帖〉vol.15(2024年2月号)掲載の記事を転載したものです】  グウェン・ブリストウ&ブルース・マニングという夫婦作家の第一作『姿なき招待主』(中井京子訳 扶桑社ミステリー 一二〇〇円+税)はさらに古い一冊。一九三〇年一一月刊行である。  その夜、ニューオリンズにそびえる二十二階建てのビルのペントハウスに街の名士達が集まった。政治家、弁護士、銀行家、教授、等等。必ずしも関係が良好ではないその八人が集ったのは、電報に

【創立70周年記念企画】エッセイ「わたしと東京創元社」その7:東川篤哉

東京創元社では創立70周年を記念し、文芸誌『紙魚の手帖』にて豪華執筆陣による特別エッセイ「…

レクーラック『奇妙な絵』、レイン『もしも誰かを殺すなら』…紙魚の手帖vol.15(2024…

【編集部から:この記事は東京創元社の文芸誌〈紙魚の手帖〉vol.15(2024年2月号)掲載の記事…

【創立70周年記念企画】エッセイ「わたしと東京創元社」その6:近藤史恵、野口百合子

東京創元社では創立70周年を記念し、文芸誌『紙魚の手帖』にて豪華執筆陣による特別エッセイ「…

真門浩平『バイバイ、サンタクロース』、道尾秀介『きこえる』…紙魚の手帖vol.15(20…

【編集部から:この記事は東京創元社の文芸誌〈紙魚の手帖〉vol.15(2024年2月号)掲載の記事…

青崎有吾『地雷グリコ』、楠谷佑『案山子の村の殺人』…紙魚の手帖vol.15(2024年2月…

【編集部から:この記事は東京創元社の文芸誌〈紙魚の手帖〉vol.15(2024年2月号)掲載の記事…

【創立70周年記念企画】エッセイ「わたしと東京創元社」その5:有栖川有栖、加納朋子

東京創元社では創立70周年を記念し、文芸誌『紙魚の手帖』にて豪華執筆陣による特別エッセイ「…

【創立70周年記念企画】エッセイ「わたしと東京創元社」その4:日暮雅通、宮部みゆき、ピーター・スワンソン

東京創元社では創立70周年を記念し、文芸誌『紙魚の手帖』にて豪華執筆陣による特別エッセイ「わたしと東京創元社」を掲載しています。 今回は、『紙魚の手帖』vol.16(2024年4月号)に掲載されたエッセイ(後半)をご紹介いたします。 日暮雅通 Masamichi Higurashi 今の職業につくまでのエポック、あるいは「出会い」はいくつかあるが、そのうちの大きな二つが、東京創元社がらみであった。  ひとつは高校生時代、創元推理文庫に読みふけったこと。まだ「本格」や「怪