ともよし

最近、肩の力を抜いて自然体でいることが、こんなにも心地いいものなんだと気づきました。 頑張りすぎず、無理をし過ぎないで過ごす日々は、少しだけ景色を違って見せてくれる気がします。 ここは、そんな私が感じた瞬間をそのまま切り取った、ありのままの日記です。

ともよし

最近、肩の力を抜いて自然体でいることが、こんなにも心地いいものなんだと気づきました。 頑張りすぎず、無理をし過ぎないで過ごす日々は、少しだけ景色を違って見せてくれる気がします。 ここは、そんな私が感じた瞬間をそのまま切り取った、ありのままの日記です。

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【旅の記録1】新宿から韓国ソウルへ。陸路と海路を使った旅・・・2024年3月21日午前

新宿からソウルへの旅は、一筋の偶然から始まった。 それは、亡き父の仏壇を整理していたときのこと。 大きな仏壇を小さくまとめようと片付けていると、引き出しの奥から一冊の通帳がひょっこり顔を出した。中を覗くと、そこには近場の海外旅行ができるほどの金額が記されていた。決して多くはない額。 しかし、8年間父を介護してきた私にとって、それはまるで父からの「お疲れさま」という贈り物のように思えた。 通帳があっても、銀行に行ってもお金を下すことはできない。 まずは、関西に住む兄と遺産相

    • 陸路と海路で新宿→【釜山上陸】→ソウルへ【旅記録9】

      入国ゲートに到着し、スカスカに空いているゲートを見つけて迷わず向かった。ところが、窓口に座る60代くらいのおじさんが、ぶっきらぼうな態度で「ここは韓国人専用だ」とジェスチャーで示してきた。「Sorry」と伝えつつ、少し気まずさを感じながら外国人用のゲートに並び直すことにした。 列に並んでいると、私の前にいたミニスカの若い日本人女性が突然そのおじさんに呼び戻される。そして、すんなり韓国人専用ゲートを通過していく。あまりにもあからさまな対応に、思わず笑ってしまった🤣 外国人ゲー

      • 陸路と海路で新宿→博多→【韓国・釜山】→ソウルへ【旅記録8】

        今朝も早朝スタート。 マンガ喫茶を出ると、昨日からの雨がまだ降り続いていた。 JR博多駅前から発車するバスに乗り込み、向かうのは博多港。そしてそこから、JR九州高速船「クイーンビートル」で韓国釜山へ向かう予定だ。 初めて訪れる釜山の風景や韓国の文化に触れることを思い浮かべながら、少しの緊張とともに期待が膨らんでいく。これまでの旅路を思い返しながら、次の目的地へと足を進める朝だった。 今更ながら、正直、私は船に苦手意識がある。 理由は、学生時代、友人たちと東京から北海道まで

        • 陸路と海路で新宿→神戸→【博多】→ソウルへ【旅記録7】

          日が明ける前、静まり返ったカプセルホテル「アクアヘ」をそっと後にする。外へ出ると、雨粒が静かに路面を叩いていた。 今日は、親切な駅員さんが渡してくれた時刻表を手に、三ノ宮駅から鈍行列車を乗り継ぎ、終着点の博多駅を目指すこととなる。 予定より少し早く駅に到着したものの、構内にはお茶をする場所も見当たらない。仕方なく外に出ると、目に飛び込んできたのは、始発を待つ人や、地べたで眠り込んだ酔っ払いさん。風邪ひかないといいけれど。 また乗り換え。 一本でも列車を乗り遅れれば、今日

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        【旅の記録1】新宿から韓国ソウルへ。陸路と海路を使った旅・・・2024年3月21日午前

          陸路と海路で新宿→【神戸】→ソウルへ【旅記録6】

          気の赴くまま、ただフラフラと神戸の街を歩く。 何気ない日常の中にある、見慣れたはずの光景。 それでも“ふと”足を止めてしまう特別に思える瞬間が、あちこちに散らばっている。 他の人にとっては、何てことのない光景なのかもしれない。けれど、だからこそ、その瞬間がまるで自分だけに用意された特別な贈り物のように感じられる。そう思うだけで、日常が少しだけ特別でかけがえのないものに思えてくるのです。 海側からまた山側へ。<

          陸路と海路で新宿→【神戸】→ソウルへ【旅記録6】

          陸路と海路で新宿→【神戸】→ソウルへ【旅記録5】

          翌日、神戸の朝が静かに始まり、街は穏やかな空気に包まれていた。 散歩をしながら、これからの旅の計画を思い描く。 明日はソウルへ向かうもう一歩として、三ノ宮から博多を目指すことにした。博多からはJR高速船で韓国の釜山へ渡る予定だ。 当初は三ノ宮から高速バスで博多へ向かおうと考えていたが、調べてみるとその方面へのバスは運行していないことが判明。そこで急遽、鈍行列車を乗り継ぎ、のんびりと博多へ向かうことに決めた。 旅は計画通りに進まないこともあるが、だからこそ面白い。その予想

          陸路と海路で新宿→【神戸】→ソウルへ【旅記録5】

          陸路と海路で新宿→大阪→【東加古川】→三ノ宮【旅記録4】

          東加古川駅で降り立ったとき、空は夜の装いとともに、月は静かに空に浮かんでいた。 冷たい夜風に吹かれながら、私は元大相撲関脇・若翔洋のつけめん屋へと足を向ける。店の前に来ると、暖かい明かりに包まれた店が見えた。中から漂う出汁の香りが冷えた体を包み込む。 扉を開けると、「いらっしゃい!」と響く力強い声。厨房で湯気に包まれながら麺を湯切りする若翔洋の姿には、現役時代の風格が滲む。 席に腰を下ろし、湯気の中でつけめんを待つひととき。 冷えた夜に、この一杯は格別なものになりそうだ。

          陸路と海路で新宿→大阪→【東加古川】→三ノ宮【旅記録4】

          陸路と海路で新宿→【大阪】→ソウルへ 【旅記録3】

          名古屋を過ぎ、京都を越える頃から、バスのフロントガラスに、ぽつりぽつりと雨粒が落ち始めた。 その音が軽やかにリズムを刻み、静かな車内に微かに響く。 窓ガラスに描かれた雨の筋が、やがて雪の模様に変わり始める。 細かな結晶が淡く舞い降り、窓ガラスにそっと触れるたびに表情を変えていく。その儚い変化が、冬と春との間の季節の気まぐれを静かに語りかけているようだった。 どうやら冬将軍は、まだこの付近の空を名残惜しそうに彷徨っているらしい。 冬将軍の足音は大阪までは届かなかったようだ。

          陸路と海路で新宿→【大阪】→ソウルへ 【旅記録3】

          陸路と海路を使って、新宿から韓国ソウルへ出発 【旅記録2】

          新宿の喧騒を背に、「バスタ新宿」から、私は新大阪へ向けて旅立つ。 陸路と海路を繋ぎながら、かつての旅人たちが歩んだ道に思いを馳せながら移動をする。 高速バスは、静かにそのエンジンを鳴らしながら7時50分に新宿を出発する。 都会のビル群が徐々に遠ざかり、旅の幕が静かに上がる。 大阪への到着は15時過ぎ、長い道のりが待っているが、その分、車窓から見る景色が旅路を豊かに彩る。 新宿から韓国ソウルへ向かう旅。その道中でどんな体験が待ち受けているのだろうか。出発の高揚感、異国の風

          陸路と海路を使って、新宿から韓国ソウルへ出発 【旅記録2】