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28歳、ボルトと過ごす日々。8

この年末年始、少し遠くの世界に行ってしまいそうでした。

というのも、夜中に呼吸のしにくさ、手足の、しびれ、意識が遠のく感覚が突然襲ってきたのです。

そばにいた母が懸命に背中をさすってくれている間私は、「まだまだ生きるぞ、私は。」と這いつくばって呻くようにしていたのを覚えています。

生への執着と死への恐怖。
正直、自分でもこんな感覚は初めてでした。

何とか生きようと、必死に呼吸に集中。

吸って~吐いて~。
「脈が落ち着いてるから!」と言われてるときの安心感。
まるで産婦のような呼吸で30分ほどいたでしょうか。自律神経を落ち着けるために水を一口すする。ほんの一口飲めたとき、「飲めた!」と感動。と、同時に、憑き物が取れたようにふっと軽くなるのを感じました。

生きてるって素晴らしいな、としみじみと感じました。

それもこれも、仕事のストレスがとうとう祟ったんだと思います。

「やーめよ」と一人呟いたとき、身体の力みが取れ、あれだけしんどかった呼吸も軽やかになっていたのですから。

思えば色んな仕事にチャレンジしてきたなぁと思う。
旅館業務で2年半、長野で畑仕事と古民家でのシェアハウスぐらし体験。

カナダで約半年過ごし、和歌山や北海道で、憧れのライターや酪農家のしごとを体験したり、Webデザイン、バリスタの職をかじったり、、、。
その後は営業事務についたり、茶畑ではたらいてみたり。


コレ!といった仕事を極めて来たわけではないけど、ボルトの入ってる身体なりに、良くやってきた!すごいぞ、自分!!
28年間、私の勝手に黙ってついてきてくれた身体に感謝しかない。

いろんなことを経てきた今でも、正直不安は拭えていない。ただ、やりたいことをやれるうちにすることは誰にとっても大切なことなのではないかと、改めて思う。

かつてのカナダのワーホリも、時間と勢いと蓄えで叶えられた。今は行きたい!と思っても、正直蓄えが不十分。

旅館でのしんどい2年半も、右も左も分からない時期だったからこそ、続いたんだと思うし、、、。

けっきょく、何事もタイミングなんです。


28歳の今。ボルトの入った身体に、節々の痛みを感じる事が増えています。
だけど、身体のせいにしたら、自分の人生を否定することになる。支えてくれた家族や友人たちにも申し訳ない。

ただ、口を酸っぱくしても言いたいのは、やりたいことをやれるうちに。やらずに後悔するよりも、やって反省。何事も、人生の彩りになることは間違いないです。

現に、茶畑ではたらいてました!と言えば、みんな目を丸くします。(バリスタや酪農のことはまだ誰にも言ってません🫣)

それに、、、

"できるじゃん、自分!"

この爽快感というか、やったー✨😍✨という感覚が、ボルトか入ってる現実も憂いも吹き飛ばしてくれるんです。

と、この記事を書いているうちに、今の仕事を辞めたいけど将来が不安で、どうしようかと、二の足を踏んでいることに気づきました。

世の中、いろんなことが予想外な時に起こるなか、死んでからでは遅いですもんね、

そろそろ手を引く潮時。動きだす時なのかもしれないです。

皆さんのこの一年が、素晴らしい年となりますように。自分も最高の一年になるよう、やりたかったバリスタや和菓子づくり、ブログや旅、留学。
とことんやって、楽しんで豊かになりますよー!


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