からしれんこんって作れるんだ。
知ってるし食べたこともあるし、けっこう好きなんだけど、作れると思ってなかった料理ってありませんか。
✳つくれると思ってなかった
ご当地グルメ的なもので、ふだんは食べないんだけど、お土産にもらったら嬉しい。そんなひと品ってまさにそれではないでしょうか。
美味しいし好物。でも食卓に登場するのはおみやげ物としてもらったときに限られる。なぜならご当地以外では作る習慣はもちろん、ふだんはおうちごはんの食卓にのぼる機会がないから。そんな稀少性もあって、物産展なんかで見つけるとつい買ってしまいます。
たとえばこれ。
イカシュウマイとかってそんな感じではないでしょうか。けっこう手間はかかりますが、作ってみるとうまくいってびっくりしました。
さて、今回もそんなご当地グルメを作ってみます。メニューはこちら。
熊本名物のからしれんこんです。
✳つくってみますからしれんこん
❁メインの材料
・レンコン
・酢
・水
れんこんは皮を剥いて酢水にさらしてあくぬきしておきます。
大きさ的には中くらいのものが作りやすいと思います。小さすぎると穴にからしダネがうまく詰められなかったり、逆に大きすぎると揚げるときにけっこう大変だったりするんですよね。
30分ほどあく抜きしたら耐熱皿に入れてラップフィルムをかけて3分ほどレンジで加熱。竹串を刺してちょっと手ごたえがあるけど串は刺さる、くらいの感じに熱を入れておきます。
✳中に詰めるのは
続いてれんこんの中に詰めるからしダネを作ります。
❁詰め物の材料
・からし
・パン粉
・味噌
・みりん
からしは和がらしがおすすめ。やっぱり和食ですからね。
みりんの水分を頼りに全体を混ぜて、しっとりした感じに均一にします。
ここからいよいよ“タネ詰め”の作業。
タネのはいったボウルにれんこんを押し付けるようにして、穴の中にタネを詰めていきます。ぐりぐりと押して、上になった穴からタネがじんわりと出てきたらOKです。
✳衣の色にひと工夫
続いて衣づくり。
❁衣の材料
・天ぷら粉
・水
・からし
・カレー粉
天ぷら粉を水で溶くときにからしと彩りのカレー粉を合わせます。本来は衣の黄色はウコンで付けているようですが、なかなか家にはないのでカレー粉で代用してみました。
丸ごとのれんこんにからみやすいように、衣はすこし水分を控えてとろみをしっかり付けておきます。
衣をまぶすときは、具を詰めた穴の上からもしっかりと。
あとは中温でじっくりと揚げていきます。
衣が固まってくると色もいい感じ。もうちょっと黄色みが強いほうがより本格的なので、そこにこだわるならやっぱりウコンなのかも。
衣がしっかり固まったら油を切ります。
✳さあ、いよいよ切り分けます
断面がどうなってるかどきどきしますね。
完璧です。切ったらこんな感じ。きれいですよね。
ひと口食べると、れんこんのほっくりした食感と、からしのツンとした香りが鼻に抜けます。
うーん、ビールが欲しくなりますね。
からしれんこんって、お土産でもらうか、物産展で買うしか食べる機会がないと思ってましたが、うまく作れるんですね。
また作ってみたいと思います。
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