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ことしも白菜を漬けてみた。

休日の趣味というか、習慣というか、街を歩くのが毎週の定番です。


🍂歩いて感じる季節

外でランチをして、展覧会なんかを見て、買い物をして帰宅する。そんな感じで割ときっちりスケジュールを立てることもあれば、ランチのあとそのお店の近くの公園にいくみたいに、純粋に街歩きがメインの日もあったりします。

いろいろな場所を歩いていると、風景に季節の移り変わりを感じたりもできて、なんとなく時の流れが身近になったような気分になります。

ついこの前まで30分も歩くと、汗だくだったのに、あれはもう3ヶ月も4ヶ月も前のことかと感じたりもするし、この辺りはあと2ヶ月もすると、桜の蕾が膨らむのが見られるなぁと思ったり。

ウォーキングの中でシーズンを感じる光景といえば、春は桜、夏はギラギラ照りつける陽射し、秋は紅葉。そして冬は長く伸びる木々の影なんかでしょうか。夕暮れまではまだ時間があるのに、冬の影は長く、妙に絵画的な印象を受けます。

🥬初白菜は代役で

季節を感じるのは風景ばかりではなく、毎日の食卓もそうですね。この間、今シーズン初めて白菜を買いました。

この季節にそういうと、お鍋でもしたのかなと思われそうですが、実はそうではなくて、去年の暮あたりから大好きなキャベツがあまりにも高くて、その代役に白菜を買ってきたという話だったりします。なんてったって自分調べのこの冬の最高値は、キャベツ1玉428円。ちょっとためらいますよね。

というわけで食べ方のひとつは、千切りキャベツの代わりに千切り白菜。白菜は食感が柔らかくて、キャベツとはまた違うんですけど、サラダでもけっこう美味しい野菜だと思います。

🥬白菜は大きい

そしてこれ。これもサラダの延長的なひと品ですが、お漬物。いわゆる浅漬です。

なんやかんやで、サラダ用に買ってもお鍋用に買っても、けっこう量があって余りがちなのが白菜。だって大きいですからね。

なのでお漬物は毎年漬けてます。ちょっとした箸休めとして、ひと皿小鉢が増えるのって嬉しいもんです。

🔪白菜を漬けてみよう

まずはザクザク切った白菜をボウルへ。皮を残したままいちょう切りにした大根と、こちらは皮を剥いて細く切ったにんじんも合わせます。

たっぷりめに塩をして、15分ほど置いて水気をしっかり絞ります。

このときの塩はこのあとも洗い流したりはせず、そのままお漬物の塩味にするので、わりとしっかりめです。

絞った白菜を密閉できる袋に入れて、昆布と鷹の爪を加えたら、みりんを注ぎます。

そして味を引き締めるのが、レモン果汁。お酢でもOKですが、レモン汁のほうがサラダ風のお漬物感が出て爽やかに仕上がると思います。

あとはしっかり空気を抜いて、冷蔵庫で味をなじませます。

2、3時間おいたら浅漬けとしては食べ頃に。

小皿に盛り付けて、七味とうがらしをぱっぱっ。彩りもいいですね。お好みで醤油を垂らしてもおいしくいただけます。

📆また1年、冬が来た

レモン果汁の酸味が、サラダっぽさを醸し出す、爽やかな浅漬です。オリーブオイルをかけて食べるのもおすすめなんですけど、このところオリーブオイル高いですよね。

ちなみに密閉したまま、冷蔵庫で3日ほど漬け込むと、昆布のおかげで味わいが深くなるというか、旨味が濃くなります。そうなると、よりお醤油が合う気がしています。

なにはともあれ、冬の味。白菜のみずみずしさを楽しむ季節がきました。こういうメニューって、主役ではないし、食卓で目立つものでもありませんが、また1年が巡ったなぁみたいな感慨があるんですよね。

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tokeiya
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