自家製ピクルスでタルタルソースも手作り。
マヨネーズが好きです。ラブ・ユー・マヨネーズ。
🥚いつの間にか好きになってた
ところが不思議なもので、子どもの頃はマヨネーズが苦手でした。
実家ではキャベツの千切りにはマヨネーズが定番で、みんなマヨキャベツをもりもり食べていました。でも自分はそれがダメで。隣にあるコロッケやとんかつにかけるためのソースをマヨネーズに混ぜて味を変えてキャベツに付ける。それでやっと食べることができるくらいでした。
それなのに、いつ頃からなのか。マヨネーズが大好きになりました。いっそ、ラブ・ミー・マヨネーズ。
これってなんなんだろう。どういう味覚の変化だろうと思って振返ってみると、そういえば子ども時代って、酸っぱいものが全般に苦手でした。エビフライに添えられたレモンも絞らなかったし、たこときゅうりの酢の物なんかも大嫌い。レモンもお酢もダメなのだから、マヨネーズも然りです。ケチャップもあんまり好きじゃなかった記憶があります。
🤔子どもは酸味が苦手?
高校生くらいのときに、子どもは無意識下で酸味に警戒心を抱くと聞いて、ほほうと思ったものです。どれくらい実証されているのかは知らないのですが、「酸味=腐敗の可能性」、「苦み=毒物の可能性」というのを本能で判別するようにできているという話には、自分の嗜好の変化の記憶をたどるとなんとなく納得するものがありました。
人は大人になるにつれ、料理の味付けに何が使われているのかを知るようになります。酸っぱくても腐敗していない調味料があり、それが使われている料理を食べるという経験を積み重ねて、酸っぱいものが食べられるようになる。
そういえば子どもの苦手な野菜として名前のあがるピーマン。その苦みについてもおなじことがいえるかもしれません。苦いけど食べられるものだという情報と体験の蓄積がピーマンのハードルを越えていく。たしかに苦手だったはずのピーマンやししとうの類が、いつの頃からかむしろ好物になっています。
🥚マヨネーズの上位変換
マヨネーズ好きにとって、その上位変換というか、豪華版がタルタルソース。シーフード系のフライ、チキン南蛮、大活躍のソースです。もちろん大好き。
タルタルソースの構成は、マヨネーズをベースに玉ねぎとピクルス。これが骨格。今回はそんなタルタルソースを材料になるピクルスから手作りするお話です。
🥒まずはピクルスを手作り
🥒ピクルスの材料
・きゅうり…1本
・しょうが…1片
・酢…1/2カップ
・砂糖…大さじ3
・塩…大さじ1
きゅうりはごく薄切り、しょうがは皮を剥いて千切りにします。
お鍋に酢、塩、砂糖を入れます。味付けはけっこうしっかりめ。水は使いません。
きゅうりとしょうがを入れてから火にかけて、沸騰してきたら火を止めます。
あとはそのまま冷ますだけ。
粗熱が取れたら清潔な瓶に入れて、冷蔵庫で漬けこみます。ひと晩経ったら味がなじんで食べごろ。水を使っていないので、日持ちもします。
我が家では作り置きして、今回のタルタルソースはもちろん、そのままお漬けものとして楽しんだり、みじん切りしたものをドレッシングやお肉を焼いたときのソースに混ぜたりして素材としても使っています。
🥚タルタルソースも手作り
🥒タルタルソースの材料
・ピクルスのみじん切り…大さじ1
・玉ねぎのみじん切り…大さじ2
・マヨネーズ…大さじ2
・フレンチマスタード…小さじ1
・こしょう…適量
ではいよいよタルタルソース作り。まず玉ねぎをみじん切りにします。
続いて自家製ピクルスも。
ボウルにマヨネーズと玉ねぎ、ピクルス、こしょう、あればフレンチマスタードを入れます。
よく混ぜたらタルタルソースのできあがり。
仕上げに追いこしょうと刻みパセリをトッピングしました。
これを添えるなら、エビフライ、イカフライ、クリームコロッケにアジフライなどシーフード系のフライは定番。
エビフライってタルタルソースがあると、ぐっと格が上がる気がします。定食屋さんなんかで食べるとき、タルタルソースがついていると嬉しくなります。
🥒ピクルスがそこにいてくれるから
タルタルソースを作るとき、玉ねぎとマヨネーズだけでもできますが、やっぱりピクルスがあると一気に味に深みが出るし、気分も盛り上がると思います。でも、ピクルスって市販のものを買うと、なかなか使いきれなかったりしませんか。
そんなとき思いついたのが、自分で作っちゃえばいいんだということ。
きゅうりって3本いくらとかで買うと、1本だけ買うよりお得なんですけど、残ってしまうことも多いので、買ってきたらまず1本はピクルスにしてしまう。そんな感じで我が家の冷蔵庫には、わりといつもピクルスがいます。
そうなるとタルタルソースも作り放題、いつでもタルタル。思い立ったらタルタルライフ。
ボリュームを出したいときは、ゆで卵やハムを加えたりするのもおすすめ。
それがいつでもできるのも、冷蔵庫にピクルスがいてくれるからなのです。
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