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「エッセンシャル思考」で本質を見極める
やりたいことを始めよう
好きなことを始めたい
とりあえず何か始めてみよう
自己啓発、ビジネス書で必ず出てくるフレーズ。
僕も幾度となくこの言葉に目を輝かせ、やる気を奮い立たされたか数知れず。
しかしいざやってみると、何かうまく行かないと挫折の山を築くか、自分で作ったやらないといけない縛りで自分を縛りつけて、やりたかったことがやらないといけない苦痛に変わってしまっている。
トレードオフから目をそむけても、トレードオフから逃れることはできない。
身近なものに置き換えると、高収入の仕事を選ぶと休みが少なかったり肉体的にも精神的にもキツかったりする。逆に休みが多かったり楽な仕事だと収入が低い。といったところ。自分が何を望んでいるかをはっきりしておかないと、いつまでも同じ失敗を繰り返す。
自分の目標の本質は何なのかを見極める。それに対してムダな労力は使わず最小限の時間と労力で成果を出す思考に導いてくれる本書。
・気になったポイント
・やることの基準を持つ
自分の中にやることの基準を持つ。その基準の90点を越えないものはやめてしまう。
主観ではあるが、本当に効果あるかなと思って続けても正しい努力にはならない。それなら思いきってスパッと切り捨てる。残ったものが本質に近いもの。まさにエッセンシャル。
・現状維持バイアスに気をつける
いつもやっているからという理由で何となく続けている。会社でよくみられる風習。ムダなんじゃないかなと思いつつ、みんなしているからと疑問を抱かず右へ倣えの精神を発揮してしまう。
今までやっていた時間の使い方を忘れて、何も予定のないゼロベースの状態にすることで、惰性で使っていた時間に気づくことができる。何事も見直すことは大事。まさにエッセンシャル。
・完璧を目指さず終わらせることを考える
些細なことに気をとらわれ過ぎて膨大な時間を失ってしまう。やはり、本質を見極めムダなことをしていないか考えることがポイント。早い時期から、数分ずつでもコツコツ進めることで見極めたり改善したりする時間の余裕も生まれ、結果的に少ない労力で目標にたどり着ける。
まさにエッセンシャル。
・まとめると
タイトル通り、闇雲に進み続けるのではなく、目標の本質を見抜くことで、少ない労力・時間で最大の成果を得ることが重要。
あれもこれも大事だからと余計な努力をしない。
一方を尊重すると、もう一方は成り立たないトレードオフの関係をしっかりと意識することが本書から得られた最大の気づきだった。
多くの方が読むだけあって、良書でした。
定期的に読み返したくなる一冊。
おしまい。
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