
ポテチ愛好家が読む「ポテチを異常に食べる人たち」
異常に食べる人とは、どのレベルを指すのか。
1日1袋、いやいや3食ポテチでしょ。
異常とは、普段の状態と違った状態を指す。
この普段がくせ者で、全く食べない人から見れば1日1袋でも異常だし、3袋食べる人からすれば、普段の状態にも思える。
本書は哲学的な世界に入る様相を呈してますね…
本題に入ります。
僕がポテチ愛好家なため、無意識に選んだ本。
ポテチと言わず、甘いもの、お菓子全般好き。
大人も子どももみんな好きですよね。
ソフトドラッグと化しているスナック菓子に砂糖。
そんな現状と、異常という単語を含むタイトルから自分を全否定されるのでは、と恐る恐るページをめくるも全くそんなことはありませんでした。
要するに、依存性のあるポテチなどと、ほどよい距離感で上手に付き合っていこうという話。
ポテチ肯定派としては、嬉しいようなほっとするような、そんな感じの気持ちになれました。
○なぜ依存するのか
・食の技術の進歩
人が本能的に好む、甘味・うま味・脂肪・塩味。
昔は米やサツマイモをよく噛むことで得られていた感覚が、調味料など技術の進歩で口に入れた瞬間、楽しめるように。
咀嚼することも少なくなり、満腹感が中々感じられず、ついつい食べ過ぎてしまうことにも影響が。
科学の発展に、犠牲はつきもの。
昔やってた野球ゲームでよく聞いたフレーズを思い出す…
・ストレス解消
生きているだけで蓄積されてしまうストレス。
そんな心を癒してくれるのがポテチであったり、コーヒーであったり。
僕も依存してますが、パリっとした食感、絶妙な塩加減、様々なフレーバー、癒し以外のなにものでもないんですよね。
明日も頑張ろうって気持ちを切り替えさせてくれる。
ポテチを食べることでドーパミン、エンドルフィンが出て、その経験が依存を強くするそうです。
もうまさに垂れ流し状態!
○控えるためには
やめるのではなく、控える。
ここは声を大にして言いたい。
・食べてしまう要因を考える
仕事が遅くなり夕食までの間食として食べてしまう。
色々なケースが考えられるものの、依存に走るのはストレスが深く関係している。
その要因を探り、解決策(上記だと、仕事を早く終わらせる方法をとる)を実践することが、依存を薄くする。
・ほかに夢中になれるものを探す
スポーツ、人との交流。
ポテチではない、別の没頭できるものを見つけ出す。
・お米を食べる
腹持ち良いものを食べて、空腹の時間を減らす。
シンプルイズベスト。
○ただ一つだけ気をつけること
ポテチを完全にやめて健康的な人間になりましょう!
果たして本当にそれで良いのか
本書の言わんとすることはそうではない!(はず…)
完全にやめてしまうと、それ自体がストレスになりかねない。
食べ過ぎるのが良くないのであって、適度な量で上手に付き合っていくのが正しい!
だって人間だもの…
○まとめると
現代はストレス社会であり、生きていくのも一苦労。
それを癒すためのものは、人それぞれで、スポーツ、お菓子、タバコ、お酒などなど。
体に悪いことは百も承知で、上手に付き合っていくことが求められる時代なんだと思う。
ポテチを異常に食べる僕の思いものせた文章でした。
そのため少し読みにくいところもあるかと思いますが、ご了承ください……
世間の目に怯え、罪悪感に苛まれながらポテチを買い物かごに入れている、そこのあなた!
そんな方にも読んでほしい一冊。(僕はよくポテチのビッグサイズ買ってます)
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい。