小陳泰平 / Taihei Kojin

英語講師/文章添削士。早稲田大学文学部卒。進学塾で講師を務める。専門は高校入試対策、英検対策。 論理的文章の指導の専門家「文章添削士」としても活動している。 資格:英検1級、発音技能検定2級、シニア添削士(上級添削士)。 連絡先:tnwk152630@gmail.com

小陳泰平 / Taihei Kojin

英語講師/文章添削士。早稲田大学文学部卒。進学塾で講師を務める。専門は高校入試対策、英検対策。 論理的文章の指導の専門家「文章添削士」としても活動している。 資格:英検1級、発音技能検定2級、シニア添削士(上級添削士)。 連絡先:tnwk152630@gmail.com

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  • 櫻の咲き誇る道は、今日も美しい。

    推しのコンテンツ(本、作品など)について語る日記です。

  • Feature FUTURE

    • 49本

    PLANETS CLUB「 こども未来部」メンバーによるリレーマガジンです

  • 平井堅と〈弱い僕〉の物語

    平井堅の歌詞世界から浮かび上がる男性像を〈弱い僕〉と名づけ、ラブソングにおける男性像のオルタナティブを探る、批評の試みです。平井堅の楽曲を〈恋慕〉〈憧憬〉〈嫉妬〉〈喪失〉の側面から取り上げます。堅ちゃんが好きなあなた、マッチョな「男らしさ」に疲れたあなたに届け。

  • 学習支援者日記

    一人の学徒・実践者として、考えていることを綴ります。

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小陳泰平(Taihei Kojin)プロフィール/お仕事依頼お待ちしています

こんにちは。小陳泰平(こぢん・たいへい)です。英語講師/文章添削士として、日本語・英語の「ことばの学び」を支援しています。 自己紹介 プロフィール現在できること「高校入試・英検を専門とする英語講師」としての、英語学習のサポート ・高校入試・大学入試の作文・論述問題(英作文・英文和訳・和文英訳・要約)添削 ・英検 英作文の添削(3級〜準1級、2024年度以降の新形式にも対応) ・英検 面接練習(3級〜準1級) ・発音指導(小中学校で習得が目指される、標準的なアメリカ英語)

    • 背中から刺されても、その〈正義〉を貫けるか。 -『響け! ユーフォニアム3』第12話

      私たちは、主に自分の立場や利益のために、様々な〈正義〉を主張する。しかしもし、その〈正義〉が自分(たち)にとって不利にはたらくとしたら。それでも同じ〈正義〉を貫くことができるだろうか。 『響け! ユーフォニアム3』における「原作改変」 数ヶ月前、アニメ『響け! ユーフォニアム3』における「原作改変」が話題になった。 『響け! ユーフォニアム3』は、京都府立高校の吹奏楽部を舞台とする物語である。物語は、主将を務める黄前久美子(ユーフォニアム担当)と幹部として演奏指導を担う

      • 〈改革〉を諦めた後の余生 -映画『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』

        映画『室井慎次 生き続ける者』『室井慎次 敗れざる者』(以下、「『室井慎次』2部作」)を観てきた。これで、「『踊る』プロジェクト最新作」としての2部作が完結した。 率直に言えば、私は『室井慎次』2部作に対して否定的な評価をしている。『踊る大捜査線』シリーズのいちファンとして、こんな続編は見たくなかった、というのが正直な気持ちだ。 何が『室井慎次』を生んだのかこの記事で考えたいのは、『室井慎次』2部作はなぜ、室井慎次の「現役世代としての仕事」ではなく、「家族と過ごす余生」に

        • 職業:文章添削士。添削は、嫌いだった。

          「文章添削士」という資格を使って活動している。「何それ?」と思った方も多いだろう。資格を発行する団体は「文章、とくに小論文など論理的な文章を指導する能力を有する専門家」と定義している。平たく言えば、小論文の先生のようなものだ。 だが、元々「添削」は嫌いだった。塾講師の仕事を始めた頃も、「添削」はあまり気が乗らない業務だった。ではなぜ、「文章添削士」に? 「添削」への見方を変えるできごとがあったからだ。 添削なんて、大嫌いだ 添削を受けるのは嫌いだった。 10代が終わ

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        記事

          読みやすいアルファベットを書くための「3つの区別」

          「この文字は、v なのか、それともr なのか…?」 塾で小中学生に英語を教えていると、「文字の書き方」が気になることがあります。 手書きで文字を書くとき、その書体は人それぞれです。文字の大きさや形など、人によってある程度の個性はあって良いと思います。 ただ、「読みにくい」レベルになると話は別です。せっかく単語のつづりを覚えて答案を書いたのに、別の文字を書いたと思われて、「つづり間違い」の減点をされてはもったいない。 宿題の確認、小テストの採点、作文の添削など。様々な機会で読

          読みやすいアルファベットを書くための「3つの区別」

          『室井慎次』を観る前に、『踊る』シリーズの特徴を振り返る

          『踊る』の時間が、間もなく動き出す。 10月11日に公開される映画『室井慎次』。「踊るプロジェクト再始動」というキャッチコピーとともに、新作の報がもたらされた。フジテレビは夏ごろから『踊る』シリーズをTVドラマ・映画・スピンオフと一挙に放送している。相当に力の入ったキャンペーンである。 私も『踊る』シリーズのファンとして、新作を楽しみにしてきた。ところが、『室井慎次』の公開映像が公開されていくたびに、ある疑問が浮かんだ。 『室井慎次』は、『踊る』シリーズとの接続を意識し

          『室井慎次』を観る前に、『踊る』シリーズの特徴を振り返る

          10代向け『半沢直樹』の痛快さと危うさ ー映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』

          『新米記者トロッ子』という映画を観てきた。この作品には、「藤吉夏鈴の初主演映画」という枠を超えて、観るべき価値がある。そんな思いに駆られて、この記事を書いている。 この作品は、いわば「10代のための『半沢直樹』」だ。 人気ドラマ『半沢直樹』は、銀行員が上司に「倍返し」をし、組織の不祥事を暴く物語である。映画『新米記者トロッ子』は、高校の新聞部員が理事長の不祥事を暴く物語である。 どちらの物語も、観た人に「気に食わない目上の人を倒した気になってスカッとする」作用をもたらす。『

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          「正しさ」ではなく「手続き」が人を動かす -アニメ『響け! ユーフォニアム3』

          「自習で大騒ぎしてたら担任にバレた笑」という動画がある。「学校あるある」系のネタとして共感を呼び、YouTubeやTikTokでバズっている。  ここで着目したいのは、キレッキレのダンスを踊る「築山」が踊り出すまでのプロセスだ。築山はいきなり踊り出したわけではない。司会者風の生徒から「じゃあもう築山いく?」と振られることにより、築山のパフォーマンスは始まる。  築山のキレッキレのダンスがクラスを盛り上げたことは間違いない。だが、静寂の自習時間の中いきなり築山が踊り出しても

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          『モノマネMONSTER』が画期的なものまね特番である、たったひとつの理由

           新番組にして、画期的。このものまね特番を観た時、そう思った。  ものまね特番なら、他にも数多くある。『ものまねグランプリ』(日テレ)、『ものまね紅白歌合戦』(フジテレビ)など、特番シーズンの風物詩となった番組もある。  そうしたなか、すでに『ものまねグランプリ』を擁する日テレが、新たなものまね特番『モノマネMONSTER』をくり出した。この番組は、新番組ならではの挑戦的な試みにより、近年のものまね番組が直面している課題を乗り越えようとしている。  その課題とは何か。もの

          『モノマネMONSTER』が画期的なものまね特番である、たったひとつの理由

          書評の連載を更新しました

           月に1度、書評の連載をしています。YA新書から1冊を取り上げ、中高生の読者に向け紹介する、というものです。  今回は、読売中高生新聞編集室『部活魂! この文化部がすごい』(ちくまプリマー新書、2020年)を紹介しました。  紹介した書籍、そしてnoteの記事を、お読みいただければ嬉しいです。

          書評の連載を更新しました

          (詩)世界一の、歌バカさんへ

          あなたの歌は ほかの人とはちがっていた 想う人を求めること 側に居る人を慈しむこと 離れた人を思い出すこと あなたの歌は 優しさと弱さにあふれていた あなたの歌を 聴きつづけ 歌いつづけ あなたが描いたものを 身体に染み込ませてきた 愛ってなんだろう 好きってどんな気持ちなんだろう あいまいで ふわふわして 目に見えないものに あなたの歌が 輪郭を与え 真実を教えてくれた なんでこんなに苦しいんだろう どうして こんな思いをしなきゃいけなんだろう 大きくて 暗いものに

          (詩)世界一の、歌バカさんへ

          書評の連載を更新しました

           月に1度、書評の連載をしています。YA新書から1冊を取り上げ、中高生の読者に向け紹介する、というものです。  今回は、石田光規『「人それぞれ」がさみしい -「やさしく・冷たい」人間関係を考える』(ちくまプリマー新書、2022年)を紹介しました。  紹介した書籍、そしてnoteの記事を、お読みいただければ嬉しいです。

          書評の連載を更新しました

          書評の連載をリニューアル・更新しました

           別媒体で行なっている連載(書評)について、2024年3月よりリニューアルを行いました。  2023年3月から2024年2月までは、書籍の種類を限定せず、都度おすすめしたい本を紹介してきました。  今年3月からは、書籍の種類をYA新書(中高生向けの新書レーベル)に限定し、主に中高生の読者におすすめしたい本を取り上げています。毎回、記事のまえがきとして、こんな文章を載せています。  リニューアル後、2回連載を更新しました。  リニューアルした連載の記事、そして取り上げてい

          書評の連載をリニューアル・更新しました

          原作者亡き「国民的作品」をいかに継承するか -映画ドラえもん『のび太の地球交響楽』

           映画ドラえもん『のび太の地球交響楽』について考えている。  この記事に書いた通り、私はこの作品を高く評価している。冒険の舞台を具体的な場所(海底や秘境など、何らかの異世界)ではなく抽象概念(音楽)に設定したこと、そのうえで原作のいくつかの短編をオリジナルの長編映画に再構成したこと。この2点を達成しただけでも、『藤子・F・不二雄生誕90周年記念作品』に値する良作である。  だが同時に、「よくできている」作品ではあるがこれ以上に突き抜けることは望めなさそうだ、とも感じた。1

          原作者亡き「国民的作品」をいかに継承するか -映画ドラえもん『のび太の地球交響楽』

          競争と協奏のはざまで -映画ドラえもん『のび太の地球交響楽』

           ドラえもん映画の最新作『のび太の地球交響楽』を観てきた。  ひとことで言えば傑作である。「音楽」という新しいテーマ、原作のいくつかの短編からひとつの長編を組み立てる編集力、極音上映の音響、異世界での冒険をいきいきと伝えるビジュアル、「敵」の設定に関する新しさなど、総合的に満足度の高い作品だった。小さな子どもたちも大きなお友だちも、ぜひ劇場でこの映画を楽しんでほしい。  そのうえで、この作品が提起した問いを考えたい。この作品に通底する価値観は、「競争」の否定と「協奏」の肯

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          (書評)瀬尾まいこ『夜明けのすべて』

           別媒体で行っている、書籍紹介の連載を更新しました。  今回取り上げたのは、瀬尾まいこ『夜明けのすべて』です。映画化もされた、心温まる物語です。  記事・書籍ともに、お読みいただければ嬉しいです。

          (書評)瀬尾まいこ『夜明けのすべて』