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テニス上達メモ125.メンタルは「性格」ではなくて「スキル」だ
▶メンタルトレーニングが「忌避されがち」な理由
なぜ、従来のメンタルトレーニングが忌避されがちだったかというと、「根性論」としての扱われ方をしてきたからではないでしょうか。
根性論というと、「水を飲むな!」「1時間正座!」みたいな「耐える系のイメージ」。
こちらで述べている「罰走」もそのひとつでしょう。
そんなことをすると、「走る楽しみ」を奪うのです。
せっかくの「動きたがる体」が、「動かなきゃ」の義務や、「動くべき」の命令になってしまうのです。
▶メンタルタフネスは「性格」ではない
根性、もちろん大切。
だけど「性の根」ですから、ちょっとやそっとじゃ変わりません。
でもメンタルはそれに比べれば、ずっと簡単です。
なぜなら、メンタルは熟練できる「スキル」だから。
メンタルは「性格」ではないのです。
つまり(適切な)練習で身につけられる実力や技能なのです。
▶練習すれば誰でも身につく
自転車に乗れるようになる。
ブラインドタッチができるようになる。
そのような感じの習得可能なスキルのひとつ。
その要となるのが、「集中力」です。
ボールに集中する(ほかは何も考えないでいる)と、人目が気にならず、ミスにも動じないから、第三者から見ると「メンタルタフネス」のように映ります。
本人としてはただ、人目やミスについて、裏を返して言えばボールに心を奪われているせいで、「認識できていない」だけなのです。
▶集中力を「恋愛」にたとえると
恋愛にたとえます。
たとえば男子なら、ある好きな女子に心を奪われるせいで、ほかの女子が眼中になくなるのですけれども、テニスの場合は「それがOK」なのです。
相手プレーヤーやパートナーが、視界には入っているかもしれないけれど、興味がない対象は眼中になくなるのです。
現実には、人目があったり、ミスが起こったりするかもしれないけれど、興味がない対象だから、眼中にない。
好きな女子一直線です。
「恋は盲目」というから危険な印象かもしれませんけれども、テニスでは、それがOKなのです。
▶回転や毛羽に「愛着」が湧く
テニスのプレーで言えば、好きな女子が、ボールの回転やフェルトの毛羽というわけです。
集中力のトレーニングをしていると、回転や毛羽が私たちの体の動きをしっかりサポートしてくれるものだから、本当に愛着も湧いてきます。
▶「集中しよう」としてはいけない
老婆心ながら「集中しよう」「集中しよう」と意識するのは、トレーニングではありません。
それは前回お話ししたとおり、脳の言語領域を働かせてしまうからです。
もちろん、常識的なテニス指導が伝えるフォームに関して気をつけるべき注意事項を(ひざを曲げる、横を向く、目線を一定に保つ、テイクバックを早く引くなどなどを)頭の中で考える(セルフトーク)などというのは、「非集中」です。
▶「心の健康」と「体の健康」は直結
メンタルタフネスはスキルだとお伝えしてきました。
そして最近つくづく思うのは、心の健康(メンタル)と体の健康(フィジカル)は直結ということ。
たとえば「人を嫌う」心のエネルギーは、私の場合だと決まって首に痛みが走る「寝違え」のような苦しみに見舞われます。
昨日も書きましたけれども、相手への反撃は自分のこぶしを負傷するようなもの。
人を嫌うと、自分が負傷します。
▶「痛み」は精緻な体によるシグナル
だけど精緻な体がシグナルとして、「痛みを与えてくれている」のだと思います。
「人を嫌うストレスは、あなたの体を壊すんだよ」と、教えてくれている。
相手のためを思ってではなく、自分が苦しまないために人を嫌わないという「選ぶ人生」。
相手を嫌うのは勝手だけど、嫌わずに苦しまない「選択」もできるわけですね。
▶「許す」という戦術で自分が「楽」になる
そのためのキーワードは「許す」。
こう言うと「許してあげる」といったように、いかにも上から目線の印象かもしれませんけれども、これも「人生を幸せに生きる戦略を遂行するための合理的な戦術」です。
もちろん「相手を許さない戦術」もあるし、それを選んでもいいのだけれど、先述したとおり、心の健康は体の健康と直結。
許さずにいると、私の場合は寝違えのような痛みに苦しみます。
何も相手に「許してあげますよ」などと言う必要はありません。
自分の体の健康のために、自分の心の中で勝手に許せばいいだけです。
「罪は罪でも人は憎まず」です。
「自己肯定感のトレーニング」は、私もしょっちゅう今も失敗しますけれども、それはトーマス・エジソンに言わせれば試行錯誤による「新たな発見」。
これも私にとって人生の必要なプロセスと認めて、結果を気にせず地道に続けたいと思います。
もちろん集中力のトレーニングも、いつも何度でも。
https://www.youtube.com/watch?v=v6VWTSdWmhk
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