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質問1539:質問101のnote版の内容を読んで連絡した

遠い昔に質問させていただいた質問101のnote版の内容を読んでご連絡させていただきました。
過去にいただいた回答から大幅に加筆され、さらにココ最近テーマにされやすい自己肯定感≒他者肯定感の具体例にされていて笑いました。
noteに移行して以来の自己肯定感に関する解説の補強としてすごく参考になりました。ありがとうございます。

回答


▶仲間との再会

 
ウェブサイト「テニスゼロ」時代の読者さん、残っていてくださっていたのは意外であったとともに、素直に(素のまま真っ直ぐ)嬉しい。
 
仲間に再会した感動を覚えます。
 
当時、ご質問いただいた高校生のご本人ですか?
 
その後、テニスは続けていらっしゃいますか?
 
最近のテニスの調子はいかがですか?
  

▶衝撃的なアップデート

 
経緯は恐らくご存じだと思うのですけれども、レンタルサーバーより「数日以内にシステムをアップデートしないとウェブサイトを更新できなくなる(できなくする)」と突如告げられた衝撃的な誘導に私がついていけず、当時の「テニスゼロ」はクローズしました。
 
今は主観的に使いやすい、優れていると感じるnote上にて、当時の記事に加筆修正を加えて、再掲載を試みています。
 
仰せのとおり、「大幅に」変えています
 
なので「一度読んだから」といってバッサリ切り捨てずに、もしよろしかったら、お時間ありましたら、何度も何度も読み返していただければと思います。
 

▶「KTK(高速大量回転)法」の効果にあやかる


これも「自己肯定感」とともに、私が最近になってよくご紹介している「KTK(高速大量回転)法」の効果にあやかったご提案
 
それを勉強法に昇華したある1冊のキャッチコピーが「『記憶したがる脳』になる」なのですけれども、このフレーズに嘘偽りなし。
 
学生時代に「覚えなきゃ!」「面倒だ!」などと忌避していた勉強でしたのに、「KTK」だと、覚えようと意識しなくてもオートで頭に入ります。
 
まさしく「脳が記憶したがる」のです。
 
しかもそのスピードが、常識的な勉強法に比して驚異的に速い。
 
いえ、テニスの常識的な指導に習うと、上達スピードが「驚異的に遅い」のと同じく、常識のほうが、「手かせ足かせ」になっているのかもしれません。
 
常識的な勉強法が、「ちゃんと理解してから」「丁寧に」なのに対し、「KTK」だと「理解しようとするな」「いざ進め!」と背中を押します
 
「理解せずに進んでなんの意味があるのか?」というと、脳のこういうメカニズムに依拠しています。
  

▶テニスが「ストレス」という人は少なくない

 
「記憶したがる脳」になる。
 
それはそうです。

何しろ、やればやるほど加速しながら頭に入るのだから。
 
テニスで言えば、打てば打つだけ上達するのだから、「プレーしたがる脳」になる。
 
「記憶しなきゃ!」ではなく、「記憶したがる♪」のはまさしくイージーモード設定。
 
ところが後述するリンク先で懸念しているとおり、テニスに「ストレス」を感じているプレーヤーは少なくありません。
 
リンク先ではテニスをイージーモード設定にする「自立テニスのススメ」をご紹介しています。
  

▶『7つの習慣』の第4習慣は?

 
もう少しだけ、「繰り返しのマジック」についてご説明を続けます。
 
私などは「一度読んだから」といって、それをすべて覚えて、テニスや日常生活に役立てられるほど、頭が賢くありません。
 
よく例に出しますけれども、ベストセラー『7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー他著)』の7つすら思い出せず、第1の習慣である「主体性を発揮する」のみ、こうやってよく例に出す(繰り返す)から、覚えていられる始末です。
 
とはいえそれが、「人間の記憶」のデフォルト。
 
繰り返さないと、時間の経過とともに、片っ端から忘却が始まっています。
 
もしかしてこのお読みいただいている文章の1行目も、すでに忘却の彼方?
 
ちなみに1行目では、ウェブサイト「テニスゼロ」時代の読者さんが、残ってくださっていた感動をお伝えしました。
 

▶アップした記事のアップデート

 
すでにアップした記事も、ちょこちょこアップデートしています。
 
それが先ほどお伝えした、たとえばコチラ「自立テニスのススメ」
 
タイトルからして改題し、本文に至るまで、アップ済みの記事もアップデートしています。
 
そして「自己肯定感」に関する記述も、新たに加筆しました。
 
「自己肯定感に関する解説の補強」とお伝えいただきましたので、もしご事情が許すようであれば、ご一読(いえ何度も繰り返し)していただければと思います。
  

▶「自己肯定感オタク」の理由

 
なぜ私がこんなに「自己肯定感オタク」なのかというと、かつてイップスを「発病」した私自身が、自己肯定感に「救われた」からです。
 
イップスは「完璧主義だ」とか「真面目だ」とか「考えすぎの成れの果てだ」とか散々言いますけれども、それは「ほかの誰でもない私」なのでした。
 
「ありのまま」の自己を肯定できないから、完璧にやり遂げる「成果」や、真面目に振る舞う「装い」で、低い自己肯定感を高めようとするのだけれど、それらは結局「ありのまま」ではない偽りの自分だから、自己否定感を強める「罠」なのです。
  

▶テニスが自己肯定感を高める

 
確かにテニスはミスするスポーツだから、自己否定に向かいやすいきらいがあります。
 
だからこそ逆手に取れば、自己肯定感を高めるエッセンスが凝縮されていると言えるのです。
 
たとえば、ジャッジメントを下さない
 
ミスに「良い」も「悪い」もないのでしたね。
 
それは雨と同じ、ただの現象。
 
自分にとっての「失点」は、相手にとっての「得点」なのでした。
 
「明日は鬱陶しい梅雨空」というメディアによるジャッジメントは「決めつけ」であり、「ありのまま」を肯定しないのです。
 
サラリーマンにとっては確かに「憂鬱」かもしれないけれど、百姓にとっては「恵みの雨」。
 
「じゃのめでお迎え嬉しいな♪」と唄う子どもも、きっといたに違いありません。
 
「雨を喜ぶなんておかしいのでは?」などという「ありのまま」を認めない他者否定感が、正比例の相関である自己否定感を貶めます
  

▶他者否定から返ってくる「強烈すぎるブーメラン」

 
もちろんジャッジメントが、私たちの安全を確保してくれる役割を担う場合もあります。
 
「あの人は気難しい性格だから、丁寧に対応したほうがいい」
 
その下した評価が「予防線」となって、確かに上手く機能する場合もある。
 
しかしその評価は、主観的かつ表面的かつ一時的であり、それを見越すことなく「気難しいからダメな人だ」などと他者否定に走ると、正比例の相関である自己肯定感が下がるという強烈すぎるブーメランが返ってくるというわけなのです。
 

▶「自己肯定感」が「こんなに世界を変える」


イップスだったころの私は、もちろんその真因は「現実に対するイメージのズレ」なのだけれど、他者にも「完璧じゃなければダメだ!」「真面目じゃなきゃダメだ!」とばかりに否定してきたからこそ、その特大ブーメランが返ってきたのも「発病」した誘因だと顧みます。
 
だが、「救われた」と先述しました。
 
「自己肯定感」が、「こんなに世界を変える」とは。
 
いえ、世界は何も変わっていません。
 
私の私に対する感じ方が、変わっただけなのです。

▶なぜ、「自分はイップスだ」と言えなかったのか?

 
当時「自分はイップス」とは、まさか周りの人に、伝えられませんでした。
 
それほど低い自己肯定感を抱えていたのだと思います。
 
イップスだと知れたら、「周りの人は自分をさげすむだろう」などと他者に対する「許容度」を低く見積もっていたために、リスペクトどころではない、強烈な他者否定を伴っていたのです。
 
とはいえ当時は、フォアハンドイップスだけではなく、球出しイップスも併発していたから、まともに出せず、コチラで紹介している「トトン」で出していたから、周囲には「悟られていた」かもしれませんけれどもね。
 

▶完璧に仕上げる成果にこだわった末路

 
もちろん、完璧主義や真面目が、完璧に機能する場合もあるのです。
 
「明日までに仕上げてほしい」と頼まれれば、本当はしんどいのに嫌な顔せず徹夜してでも仕上げました。
 
すると周りは「できる」と期待するから、私のキャパを遥かに超える仕事量を担います。
 
心身が疲弊してまで、完璧に仕上げる成果にこだわる。

引き受けないと、「使えないやつ」のレッテルを貼られる(気がする)。
 
そしてやがて、周囲が「押しつけてくる」ような感じ方に見舞われ、「こっちの事情も慮ってほしい」とばかりに、相手に対する否定的な見方をするようになるから、正比例の相関である自己否定感も、一層強まったのでした。
 
もちろん、徹夜する仕事のやり方が、悪いと「評価」したいわけではありません。
 
「寝食を忘れる」と言われるとおり、集中すれば楽しくもなります。
 
だけど苦しい思いをするまで、無理する必要はないのです。
 

▶幸せな生き方の本質


確かに、完璧主義が完璧に機能していたように思えました。
 
だけどそれは、仕事の成果が肯定されただけ(承認欲求)であり、自己肯定ではないと、当時は気づけませんでした。
 
むしろ本当の自分の気持ちを押し殺してなお、自分を疲弊に追い込み、自分を「全然大切に思えない」自己否定だったのです。
 
完璧主義が完璧に機能していたように思えたのは、表面的な印象であり、幸せな生き方の本質としては、「全然完璧ではなかった」のです。
  

▶みんながみんな、松岡修造ではない

 
程度の差こそあれ今の日本には、こういう人が少なくないのではないかと感じています。
 
「甘やかすとダメになる!」といって「しつけ」と称し、厳しく育てる傾向の文化が、日本にはあった。
 
なかには「みんな頑張っているのだから!」などと言って自他に厳しい目を向ける人もいて、そういう人ほど世間では評価されがちなのだけれど、みんながみんな、松岡修造や伊達公子や錦織圭や大坂なおみと同じレベルで頑張れるわけではないのは当たり前だと思うのです。
 
持って生まれた気質も、育ってきた環境も、人それぞれなのだから。
 
横柄に振る舞っている人も、内心は「こんな自分」だからこそ、「ナメられてなるものか!」となる自己否定性の裏返しなのかもしれません。
 

▶イップスは治る

 
ちなみにイップスは、治りますよ。
 
その真因は先述しました、「現実に対する単なるイメージのズレ」。
 
イップスも治るのだから、ただのテニスの不調や下手くらいは、吹き飛びます

現実は何も変わらなくても、イメージが書き換わるだけで、世界が一変するのです。
 

▶イップスを吹き飛ばす「虎の巻」のご紹介


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