「ADHDあるある」の罠を超えて、輝く自分を取り戻す方法
ADHD当事者やグレーゾーンの方々の間で、
ほとんど語られない残念な真実があります。
それは、SNS上で「ADHDあるある」を言い合い、一時的な安心感を得る一方でそのまま思考停止してしまうという、見えない罠の存在です。
特にXで多くのフォロワーを抱えるADHD関連の大手アカウントでは、こうした「あるある」が量産されています。
「私もそうなんだ」と共感の声が溢れる一方で、その共感が行動に繋がらないどころか、かえって自分の特性を正当化し、現状を放置する「あるある地獄」を生み出しています。
確かに、「私だけじゃない」と感じられる共感は一瞬の救いを与えてくれます。
しかし、それだけでは現状も未来も変わりません。
むしろ、自分の課題に向き合わず、「仕方ない」と思い込んでしまえば、人生は停滞してしまいます。
それが、私が強く警鐘を鳴らしたいことです。
私はADHD当事者であり、二人の息子を育ててきた父親です。
仕事も家庭も、自分が崩れたら全てが終わりだと覚悟し、10年以上にわたり「ADHDあるある」を超えるための自己改善の習慣化に取り組んできました。
ADHD特有の衝動性、不注意、多動性は、確かに私自身にもほぼ全て当てはまります。
だからこそ、これらを受け入れるだけでなく、地道な努力と習慣化によって向き合う方法を学び、実践してきました。
その結果、私はADHDの性質がありながら制御することができるようになり、家庭との絆を深め、仕事での成果を上げ、何より自分の人生に誇りを持てるようになりました。
一方で、SNS上では「あるある」が圧倒的に多く、「対処法」や「習慣形成の重要性」を語る情報はごくわずかです。
これでは、ADHDの特性に立ち向かう力を得ることはできません。
たとえば、私は以下のような習慣を地道に取り入れて、主催する講座でも詳しくお伝えしています。
1. マインドフルネス瞑想を習慣化する
方法: 毎日10分、自分の呼吸や体の感覚に意識を向ける時間を持ちます。これにより、過剰な思考や衝動を抑え、心の安定を得ることができます。これによりADHDの不注意性・衝動性・多動性全てを緩和することができます。
2. アンガーマネジメントを学び、家族との関係を改善する
方法: 怒りを感じたときに一呼吸おく練習や、自分の感情を冷静に言葉で表現する方法を身につけます。これにより、ADHDの衝動性を抑え、家族や身近な人々との絆を深めることができます。
3. 認知行動療法を取り入れて人間関係を改善する
方法: 自分の思考パターンを記録し、ネガティブな自動思考を建設的な考え方に置き換えるトレーニングを行います。これにより、ADHDの過剰反応性を制御し、職場や日常生活での人間関係をスムーズにします。
4. 医師との適切な対話で体質改善を目指す
方法: ADHD専門の医師と相談し、必要に応じて治療や薬物療法を取り入れながら、自分に最適な生活習慣を構築します。講座では医師との６か月もの対話のプロセスを全て紹介しています。
5. ADHD特性に応じた習慣形成を学び、実践する
方法: 衝動性、不注意、多動性といった特性に応じて、具体的な対処法を習得し、それを日々の生活に落とし込みます。あくまで習慣化がカギになるため、３部作の講座で習慣形成に落とし込んでいきます。
6. 自己肯定感を維持し、向上させる方法を学ぶ
方法: 小さな成功体験を積み重ねたり、自分の努力を認める習慣を持つことで、自己肯定感を高めます。ADHDでミスばかりの日々でもいかに自己肯定感を維持し、底上げしていくかのプロセスを詳しくお話しします。
7. 自分の強みを発見し、それを伸ばす
方法: 発達障害の中にあるポジティブな特性を見つけ、それを仕事や趣味に活かすことで、自信と希望を育みます。多くの方に一歩踏み出す勇気が出たと言って頂いています。
8. 定点観測の場を持つ
方法: 継続的な努力が苦手な場合でも、オンライン講座やコーチングを利用して、定期的に自分の進捗を振り返る場を設けます。ADHD当事者は昨日・今日・明日と意志と思考が分断されやすいので、講座を繰り返し聴くことで継続した意志力と思考形成に役立ちます。
9. 運動を習慣化して意志力を鍛える
方法: ヨガやランニングなど、心身をリフレッシュさせる運動を取り入れ、ストレス耐性を向上させます。
10. 自己成長日記をつける
方法: noteや手帳を活用し、毎日の気づきや学びを記録します。これにより、自己を客観視し、より良い方向に向かうきっかけを得ることができます。
これらを地道に習慣化することで、私は家族との絆を深め、仕事で成果を出し、やりがいを取り戻しました。
そして何より、自分の人生に誇りを持てるようになったのです。
一方で、SNS上で「あるある」を消費し続けるだけでは、前に進むことはできません。
「私はどうせADHDだから無理だ」と諦めてしまうのは、自分自身に対する最大の裏切りです。
私は、ADHD当事者とその家族が持つ力を信じています。
だからこそ、オンライン講座を通じて、「あるある」のその先にある本当の解決策と、習慣形成の重要性を伝えています。
暴風雨の中、ビニール傘では立ち向かえません。
でも、自分の中にしっかりとしたシェルターを築くことができれば、どんな風にも負けない人生をつくることができます。
一度きりの人生です。
自分の特性と正面から向き合い、有用な習慣化に取り組み始めましょう。
量産される「ADHDあるある」に「私もそうだ」「私だけじゃない」と一時の安心を得られるのは悪い事ではないですが、そこで思考停止していたら「ADHDあるある」スパイラルの奴隷のまま生きることになるんです。
本当にこれは強く言いたいことです。
ADHD性質の「衝動性・不注意性・多動性」は瞬間反応的に出るものです。
そう簡単に対処できるほど甘いものではないんです。
自己の不断の習慣形成によってのみ、どうにか対処できるものなんです。
私は、ADHD当事者とグレーゾーンの方とそのご家族が自分達ででき得る「努力の方向性と習慣形成」をオンライン講座で全てお話ししています。
「私はどうせ変われっこない」と諦めるのでも、「あるある」スパイラルで変わらぬ自分を放置するのでもなく、本当に自身の性質と向き合って、一歩でも１センチでも自己をより良く向けていく方向へ歩み出してほしいです。
ADHD当事者が自分の変わり得ない性質をコントロールしようとするのは、並大抵のことでないんです。
有用なノウハウを理解しないで、習慣形成なしに挑むのは、暴風雨の中でビニール傘が簡単に折れて吹き飛ばされてずぶ濡れになるように無力です。
それで「なんでこうなるの！」「私はどうぜADHDだから！」とぶつけようのない苛立ちを家族にあてたり、「うまくいかない自分の在り様」をSNSで呟いて一時心を晴らしても、負のスパイラルが加速するだけです。
私が作った講座は、あなたを「衝動性」といった暴風雨から守るシェルターを自分の中にこしらえる方法を完全に習慣に落とし込むまで伝えています。
一度きりの人生なのだから、きちんと自身の性質と向き合い、その上でやれることを全てやっていきましょう。
一度きりの人生なのだから、悔い無きように自分の心身をいたわりましょう。
悔いのない未来を築くために、今、この瞬間から動き出してください。
この記事が、あなたにとっての新しい一歩となることを心から願っています。
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