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#エッセイ

追悼デビッド・リンチ監督  カーテンコールで逢いましょう

追悼デビッド・リンチ監督 カーテンコールで逢いましょう

年明けにデビッド・リンチが亡くなった。

ツインピークス リミテッドのクーパー(マクラクラン)とゴードン(リンチ)のお別れのシーンが頭に蘇った。最後の台詞は「カーテンコールで逢いましょう」。ツインピークスは、永遠の輪の中に閉じ込められてる。きっとカーテンコールの機会は訪れないのだが、その世界の扉を開ければ必ずやリンチの世界とゴードンに会える。なんか遺言のように思えてきた。

昨年(2024)はデビ

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ルックバックしてみた。誰でもそのひと固有の物語を生きている。

ルックバックしてみた。誰でもそのひと固有の物語を生きている。

まさにルックバックだったよ!

背中を追い続ける、追われ続ける、光と影みたいにかけがえのないものの話だったね。京本が言ってたように、1人でも生きられるし作品は創れるんだろうけど、お互いの存在が唯一無二過ぎて良かったわ

、と娘からメールが来た。

二人では見に行けなかったけれど、その後に見て感想をくれた。

ちょっと原作も読んでみようという気になったので、アマゾンをポチッとして漫画を購入した。

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連れづれシネマ 水金地火木土天アーメン♪

連れづれシネマ 水金地火木土天アーメン♪

娘にこれ良いらしいよ♪とラインしたら爆速で、「見たかったやつ!」と返ってきたので一緒に『きみの色』を観た。

Perfumeファン(テクノ・ポップ好き)で、「けいおん」も好きな娘はあたりまえにチェックしてたらしい。

こんなストーリー

劇場の出口で開口一番「今年観た映画でいちばん良かったわ」と娘。

「何が刺さったの」と聴くと、きみの他人への気遣いと自分のしたいことの心の葛藤のリアルさだと言った

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映画『生きる LIVING』を思い出したら、おひさまが優しく輝いた

映画『生きる LIVING』を思い出したら、おひさまが優しく輝いた

meronagiさんの記事を読んで、カズオ・イシグロが脚本を書いた『生きる LIVING』を思い出した。見たのは2年前。

生きる LIVING
   2022年 ‧ ドラマ ‧ 1時間 42分

その時の文章がこちら↓

そこそこの齢になり自分に残された時間を濃く深く生きるには?そんなことを考えさせられた。

誰もが思いつきそうだが、今一度これまでの人生を振り返り、やり残したことを整理し、残さ

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