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火星人のエッセイ

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日々のこと。 統合失調症はなかなか気難しいやつだ。たぶん、きっと、多数のひとがわけわからんという駄々をこねています。
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【おしゃれにまつわるエッセイ4】それでも白が着たいんだ!

【おしゃれにまつわるエッセイ4】それでも白が着たいんだ!

Q:白って汚れませんか?
A:そうなんですよねー、でも白が好きなんです。

 オールホワイトコーデを嗜んでいると高確率できかれる問題。そうです。白が汚れるのはあたりまえなのです。わかっていて着ているのです。覚悟して、着ているのです。しかし「あたりまえだ」と可愛げのない答えは述べません。それこそひととしての思いやり。笑顔で「白が好きだから着たいんです♡」といいたいものですね。
「白って汚れませんか?

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【おしゃれにまつわるエッセイ3】ときめきを思い出して!

 あいもかわらずネットショップを徘徊しているわたくしですが、久々に外に出る機会に恵まれました。いや、自粛というにも密を避けて気をつけていれば店舗にね、ショッピングしてもいいかと思いまして、外を歩いていったのです。あまりにも出歩かなさすぎる問題はつきまとうご時世でございますね。そうでなくてももともとの気質がひきこもりですから、こういうご時世に便乗してひたすら極楽ライフを送っていたのですが、ちょっとは

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少年を描く(短編小説リンク集)

少年を描く(短編小説リンク集)

気づけばふたりの少年ばかりを書いていたので、作品をまとめてみました。
これをきっかけにわたしの描く世界に興味を持ってもらえたら幸いです。
純文学。短編というより掌、ショートショートくらいの長さです。
ぜひお楽しみください。

【フーシャピンクの中庭】元いじめっこと恋心がわからない少年。

【雪のかげは青い】都会の少年と田舎の少年。

【きっと太陽でいたかった】陽キャと陰キャが仲よくなった。

【と

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運命のワンピースはケイトスペード

運命のワンピースはケイトスペード

 芥川賞と直木賞。
 昨日、決まりましたね。芥川賞は予想通りでした。宇佐見りんさん「推し、燃ゆ」。気になっている作家なのですけど、しばらく読めそうにないです。前回の遠野遥さんといい、河出さんから輩出される作家は抉ってきそうなやつらばかりです。おめでとうございます。
 たしか一昨年くらいから、会見をみるようになりました。憧れの賞なので、それまでもニュースでふわっとみていましたが。理想を現実に近づけよ

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赤ちゃんなりに生きてます。

赤ちゃんなりに生きてます。

 わたしの文学。なにも考えずに書くのが好きだった。追究したり執着したりするのが苦手だし、参考文献を集めてみたり物語に必要なことは調べたりするけれど役に立っているのかわからないくらい作品には反映されていない気がするし、いや、きっと土台にはなってくれているから知っておくというのは大事ではあるが、とにかくわたしは昔から学校が好きではなかったし勉強もきらい集中力もそれほどない。学とつくとどうしても固っ苦し

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好きな服を着てでかけよう。

 デートの勝負服は、とか、男性から好印象をもたれるには、とか、一緒に歩いて恥ずかしいと思われないかなとか。他人軸になってしまう瞬間、正直、くるしい。待ち合わせのLINE、あ、わたしこのひとに好かれたいんだと気づく。久々に浮かれてみたりして。いつもより毎日が、ちょっと楽しい。けれど。
 なにを着ていこうかな。やっぱり最初は浮かないように、清楚に清潔に、白のタートルニットかな。それにレースのタイトスカ

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友達ができました。

友達ができました。

 てくてくおさんぽ。
 わたくし習慣。
 近所の神社までてくてく歩く。

 通り道のボロ屋には猫ちゃんファミリー。最近みかけない。たまに田んぼのまんなかを歩いているから、それぞれおさんぽしているのかもしれない。白と黒の、ぶち、ってやつかな。五匹くらいのファミリー、みんな似てる。

 昨日、神社の隅には白猫がいた。この子も見覚えがある。すぐ近くの民家にいた子だ。畑仕事をしていたおじいちゃんの傍ら、ひ

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歯医者さんがやさしいところ

歯医者さんがやさしいところ

「歯医者さんがやさしいところ」というタイトルで、いつか小説を書きたいと思っていた。エッセイでもいいかもしれない。そう思い、おもむろに書きだしている。歯医者さんエピソードを書きためて、いつか書籍化なんかしたらいいなと思う。

大抵のひとが歯医者がきらいだろう。痛いしキーンという音がいやだと決まり文句のようにいう輩ばかりだ。だけど稀に、歯医者さんが好きという変わり者もいる。私のことだ。歯医者さん、と、

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