【日常が深まる】からだの世界

わたしたちは毎日毎日
様々な動作を繰り返している
そして何かしらを感じながら
生きている

歩く

立つ

座る

食べる

触る　などなど…

わたしたちは飽きもせず
毎日毎日当たり前のように繰り返す

それはまるで

工場で流れてくる商品に
機械が合わせて動くように

流れ作業的な
狭い世界の中にいる…

わたしたちが日々繰り返している
当たり前のような動作や
感じるということ

ココには
言葉では表現しきれない世界が
おそらく限りなくある

世間だけを眺めていると
からだの世界は
アスリートやお医者さんなど
専門的な人達だけが扱える
特別な世界のように映る

けれど
そんなことはない

世間に惑わされてはいけない

人間みんな
生まれてから死ぬまで
ずっとからだを持っている

あなたのからだは
あなたにしかない
感覚や動作がある

流れがある

そこにもっと意識を向け
仲良くなっていく行為は
毎日の生活を根本的に豊かにしてくれる

人間みんなひとりひとりに
必ずからだという何かが存在していることを
もっと思い出していこう

そして
このからだの世界は
とてつもなく純粋であることを
忘れてはいけない

思考で分かろうとした瞬間に
どこかへ消える

今ココにあれだけあったとしても
一瞬にして全てがなくなってしまう

だから

「よく分からない」等のような
人間の勝手な思考はどうでもいい
置いておこう

とにかく身をあずける
なんだかよく分からない流れへと
そっと任せてみる

ただそのままに…

それだけで…

歩くことが愉しくなる
立つことに夢中になる
混雑にワクワクする
階段に足が向かう
ジャンプをしたくなる
孤独がお氣に入りになる
掃除をしたくなる
ゆっくり食事をしたくなる
人や物に触れたくなる

とにかく
いろいろなことが自然と起こる

そして

時間の流れがガラリと変わり
人とのコミュニケーションが変わり
子どもの頃の軽やかだった感覚が戻り
日々の一瞬一瞬の味わい加減が変わっていく…

生きている場所が
今までと全く同じ場所のはずなのに
どこか違うステージにいるのだ

動けることが
どれだけ人間を十分にしてくれることなのか

感じることが
どれだけ人間を十分にしてくれることなのか

息しているだけで（生きているだけで）
本当にもう何もいらないんじゃないかという
変な深みにハマっていく…

きっと大げさに聞こえるかもしれないが
自分が味わっている からだの世界 には
そういう世界がある

「○○をしたから優秀」とか
「○○をすると良くなる」とか
○○に価値がある生き方が
どれだけおそろしく狭く苦しい世界なのか

とことん思い知る

世間の流れが速すぎて
からだが置いてけぼりになっていたことを

とことん…とことん…思い知る

あらためて　忘れないでおこう

自分自身のからだを…

子どもの頃のように
階段の上り下りだけに夢中になれる
愉しい瞬間瞬間の過ごし方

大人になっても送れるんだなぁ💛

最後までお読みいただき
ありがとうございます