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マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 #12 Essence:乳児期の成長発達(音) ひさしぶりに更新するマガジンシリーズです。数年前に別の所に書いた内容ですが、目に止まったので追記して転載します。 《音》は、単に音であるということだけではありません。 音には多くの情報が含まれています。 耳に響く音として届いてこない情報も、聴く力、読み取る感性、受け取る感性によっては「聞く」ことをします。 心地よい音、不快な音、心がわくわくする音、不思議だと感じる音。
もし一般的に教科書には正しいこと(正解)が載っているものなんていう事が前提だとしたら学校は正しい(正解)を教えるところになってしまいますね。それなら教師は正しい(正解)とされていることを生徒にどう理解させるか、身につけさせるかの仕事がより重視されることにつながってしまうでしょう。 教科書に書いてある内容を理解すること 教科書に書いてあること(考え方や価値観)を正しい(正解)普遍的な真実と事実なのだと鵜呑みにすること それぞれイコール(=)ではないんだよ、ということは
マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 #12 Essence:いま、ありのままを測る こどもたちがまだ小学生3人組だったころ、こどもたちだけで遠出に冒険することもありました。公園で、こどもだけで出かけることもたびたびありました。 ただ、いまでこそ思うのですが、当時のわたしは確かに今よりも年若く、第1子の年齢と同じ年月の母親歴なわけです。キョウダイが多いとなにかと上の子が非常にしっかりしているように親の目には映ってしまうものです。 時が経ち、”あの頃のこど
外は朝から絶え間なく大雨が降っています。ふと、16歳次男が『雲のできかた』に興味を持ちました。 伝えたいことを伝えるために、言葉を選ぶ次男。 その言葉をひろいつつ、頭のなかで「これかな?」と思いながら、次男の知りたい「コレ」を探り当てていく私。 マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 11ノート目 Essence ある時は察し悪く、あるときは察し良く 「なにが知りたいか」 思いのほか、これを他人に伝えることは骨が折れる作業なのです。まずは自分の頭の
マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 10ノート目 Essence:風景を変える 本は本棚に置かれていますか? もしかして、たくさんのすてきな本たちが、「本棚にしまわれて」はいませんか。 本棚に並んだままにしているとどういうわけか、本の存在を忘れてしまうのです。そこにどんな本があったかを失念してしまうのですね。「本がある」という安心感が、逆に本の存在感を薄れさせてしまうのでした。 そんな我が家では 《本のある場所》は、たびたび移動します。 ある
マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 9ノート目 Essence:語彙力 「語彙力が豊富な人」にどのような印象を持つでしょうか。 極端な話ですが、例えば見た目だけでは国籍や出生地まではわからないものですが、「日本語を話す」ことはそれだけ「日本に近しい」と感じる要素になっています。それはどの国も同じようで、自国の言語を話して挨拶をかわす相手には非常に親しみを覚えるものです。その国の言語を少しでも理解しているということは、その国に「敬意を払います」「親しみを感じ
マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 8ノート目 Essence:調整力 小学校の保健委員会が主催する会がたびたびありました。専門の講師をお呼びした地域に開かれた学習会という感じでしたので興味深く参加していました。ある日のテーマは「学校給食について」でした。 学校給食は基本的に完食することが望ましいですよね。作ってくださっている方々の想い、献立を考えてくださっている方々の想い、それから地域から食材を提供してくださる方々の想いが詰まっている給食です。(※給食室
マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 7ノート目です。 Essence:あじわう 落ち着きのない男の子がいました。小学校高学年です。一時預かりの打ち合わせにと困った時の対処法をお母さまからお知らせいただいていた時のこと。 「癇癪をよく起こします。 お気に入りのおもちゃがあるので、それで気をそらしてください。」 打ち合わせの最中もまさしくそのように対応されていた姿がありました。一時しのぎにどうしてもそうしなければならない状況はたくさんあります。優先順位の一
黒豆を煮る。 他の調理がてら煮詰めていて、頃合いかなというところで火を止めました。頃合いというのも何の目安もないのだけど、ある程度火にかけていて、ある程度煮汁が減っていて、それでいて黒豆が煮汁から顔を出さない程度までとしたのでした。 ほんのり甘く、黒豆の美味さも引き出され、おいしくいただいています。 と行き詰った事態を嘆く様子によく使われる言葉ですね。でも、どうなんでしょう。黒豆が味をふくんで煮詰まっていく様子を鑑みると「煮詰まる」の意味ってそうなの?と
アンスクーリングな我が家。ホームスクールは家庭を基盤にこども主体のまなびの環境を整えること(note『日本のホームスクール』より)にあります。それはこどもの言うとおりにするとか、こどもの希望通りにするとか、こどもの好き勝手を許すなどというものではなく、大人が大人としての視点を持ちながら、こども目線に寄り添うことで可能になるまなびの仕掛け作りという側面もあるといえます。つまり親と子の協働の賜物がホームスクールというわけですね。 日本の場合、先にこどもが始めることも可能なのが
「さんすうができる・わかる」って、計算を解くことだけでしょうか。アンスクーリング暮らしからまなぶエッセンス。今回のテーマは「さんすう」です。 Essence:概念を理解する 家庭学習というと、教科書や参考書とノートをダイニングテーブルの上にひろげて親子で勉強しているイメージがあるでしょうか。「さんすう」に限っていえば、わが家では計算問題を解いているとか、ノートに書いていることはありませんでした。 「算数」って、元は「算術」と言いましたね。算術というとなんだか格好いです
マガジン『ホームスクール、まなびのエッセンス』 3ノート目です。 Essence:真似る わが家はアンスクーリングで毎日を過ごしています。アンスクーリングって?とどのように説明すれば伝わるのかと、なかなか悩みます。「こどもは学校に通っているもの」というのが標準化しているので、「学校に行っていない」ことを基準に語られがちなホームスクール(アンスクーリング/ホームスクーリング/ホームエデュケーション)ですが、そのように比較して説明しようとするとかえって本質から遠ざかるような気
画像は万華鏡。外の風景を万華鏡に写すことができます。 ホームスクールはおうち暮らしです。親と子、家庭を基盤にした暮らしですから、家族の健康もお互いにまなびあえる話題です。多岐にわたるホームスクール暮らしのエッセンス第1弾です。 Essence 死生観 こどもって、よく熱を出しますね。たぶん病気にもかかります。 ホームスクール暮らしですと園や学校からの病気の感染というルートがほぼ無いので、それほどの機会は無いように思いますが、こどもの成長過程で必要な症状を出すときはあ